ゾンビな人生

ゾンビの映画の感想や社会をゾンビ思考で語ります。

ゾンビー(蜂)のゾンビ感

2018-09-30 16:06:17 | ゾンビ映画

ゾンビー(zombee)

ゾンビ+蜂(ビー)

あの名作「ゾンビーバー」の監督とポップに書いてあり
躊躇・・少しあったけど観た。

ゾンビ的直観は正しかったのかなあ。

冒頭

***********
煙の中からいなごの群れが現れた。

いなごは額に神の刻印がない者に-

害を加えるように
言い渡された

その尾には人間を5か月間
苦しめる力がある

その間人々は死を願うが
彼らに死は与えられない

「ヨハネの目次録」第9章

**********

という言葉から始まる。

なるほど、ゾンビ蜂は聖書で予言されていたのか。

主人公の美人保安官(結構好み)と
街のカウボーイやらごろつきが一緒にゾンビ蜂と戦う。

(保安官、ちょっと熟女で気が強いところがM系ゾンビの私としてはたまらない)

ゾンビ蜂と戦うんだけれど、なんだかよくわからず崖に落ちそうになったりして感情移入できない。

とにかく地震が頻繁に起き、竜巻から超巨大な蜂がやってくる。

蜂に刺されると多くの人は即死。
血しぶき、ぶっしゃーだ。

その後、ゾンビーとなって甦る。

崖に車が転落して民家を目指す途中にゾンビ蜂に襲われる。

民家に行ってひと悶着あるが、警察署に逃げることにする。
車を取りに行くが、車庫にはゾンビ蜂の巣があり苦戦。
カウボーイが怖くなってみんなを見捨てて行ってしまう。
(別に車にいれば、そんなに危険じゃなさそうだったけど)

 

仕方がないから徒歩で逃げるのだが、
ヨハネ目次録には「女王蜂は人間の姿をしている」とあり、
ごろつき(彼も子供に撃ち殺される、あんまり脈絡もなく)の妹がそれ?

 

って感じで終わった。
えっ・・これで終わり?
ゾンビあんまりいなかったけど。

C級はともかく、面白くもなんともない。
あまり書く内容もない。

なかなかひどいゾンビ映画であった。


ラディウスのゾンビ感

2018-09-27 21:37:49 | ゾンビ映画

 

 

(r)adius/ラディウス [DVD]

【ラディウス】

ゾンビ映画ではないけれど、死人の瞳が美しかったので取り上げる。
交通事故から気を取り戻した男。
その男にある一定の距離に近づくと命が吸い取られてしまう。
おお、その設定は中々素晴らしい。

これで死んだ人間が蘇れば最高なのだが。
けど、わくわくしたのは冒頭だけだった。


途中で脈絡もなく現れた女。
こいつは男の命を吸う能力を無効にする力がある。

だから二人が一緒にいれば普通に行動できる。

途中、警察に無理やり引き離され能力全開で周りの人間を全滅させるのが見せ場。
なんかなあ、この女いらん。
この能力をもっと如何なく発揮する映画を期待したかった。

女の方は姉を探していて。
どうも、この男に自殺するところを止められて助けてもらい。

けれど、記憶が戻ってくると(なぜか暖炉に証拠物が隠されていて、それを見つける<荒いな>)
どうもこいつがねーちゃんを・・

送っていくと安易に車に乗って殺されそうになった時、

雷が!

後は本作を見てください。
私としては期待はずれ。
人によってはサスペンスぽくっていいのかも。
ゾンビにはわからん。


ハンティング・ザ・ゾンビのゾンビ感

2018-09-27 20:47:50 | ゾンビ映画

 

ハンティング・ザ・ゾンビ [DVD]

【ハンティング・ザ・ゾンビ】

なにやら研究所で怪しい実験が行われている。
研究した薬をネズミや人間の死体に注射。
そして、死んでいたネズミが生き返り、死んでいた人間が蘇り人々を襲う。

そんな冒頭のシーン。

その後、二人の男がキャンプしている。
どうも親子みたいで、馬鹿親子のようだ。
特に息子は予備のガソリンでアリ塚焼いて使ったり、
親父がゾンビに襲われている時に呑気に音楽聞いていたり、
ゾンビと戦闘中もかなりふざけている。

まあ、ギャグ系ゾンビ映画だけどね。

親父のマックと息子のジェシーは途中でゾンビに襲われていたアシュレーを助け、行動を共にする。
その前に故障した車の代わりにぱくった車がアシュレーの彼氏のもので、すでにゾンビだったその彼をぶっ殺していた。

まあ、そこはそんな深刻な話にはならず走っていると・・・
(目的も状況もいまいちわからん)

ビルで助けを求める人達が!
(みんなアホ)

で、なんか知らんけど助けに行くと
ノーマンって責任者が「助けはいらん」と反発する。

ノーマンは密かに自分だけ食料を確保しており、政府?の助けを待っているとのこと。
馬鹿親子は脱出すべきと準備を始める。

このビル戸締りがいい加減で、時折ゾンビが侵入して犠牲が出る。

うわあああ、入って来た。

その侵入してくるドアどんだけ開けたり、閉め忘れたりすんねんと突っ込みたくなる。
3流感丸出しのゾンビとの死闘。楽しんでるよ。それはいいけどね。

まあ、緊迫感も何もない。

そうそうノーマンらって冒頭の研究所の人間。
原因ってこいつらやん。

そうこうしているうちに政府に連絡して救援を待つノーマンと
ワゴンで脱出を試みる馬鹿親子が対決する。

って対決というほどのことはなく、ノーマンは部屋に閉じこもり、その後屋上へ逃げる。
ヘリを待っているのだろうか。そうしているうちに屋上まで積みあがったゾンビに食われてしまう。

馬鹿親子は死闘の末、脱出。
仲間の一人はゾンビに噛まれていて、いつゾンビになるかと思っていたが霧吹きで水をかけたからかゾンビ化しなかった。
これは密かにゾンビ映画初のことではないだろうか。
噛まれて放っておいてゾンビにならないって・・ここだけは衝撃的。

脱出に際してノーマンが政府に連絡していたことを思い出し、政府がする対策にピンと来た脱出組は急いで脱出。
街の郊外で一息ついているとミサイルが飛んできてドーーーーン。
やはりアメリカ・・バタリアン的解決策。


けどまあ、結構生き残った。7人。いかにも死にそうな人が生き残ったのも以外。

物語に終始出てくる「車いすの少女ゾンビ」。
結局何なのか良くわからんキャラだった。
一度、親父が攻撃されたが、それだけ・・
エンディングも彼女が去っていくシーンだったな。

 

で、核ミサイルで街を吹き飛ばしたのにゾンビは溢れかえっていた。
バカ息子はアシュレーと踊りながらゾンビの間を行く。

なんじゃそれ。
超C級ゾンビ映画であった。

けど、これこそがゾンビ映画とも言える。
くそな映画だ。


クロージングナイト 地獄のゾンビ劇場のゾンビ感

2018-09-26 22:10:55 | ゾンビ映画

クロージングナイト 地獄のゾンビ劇場


クロージング・ナイト 地獄のゾンビ劇場 [DVD]

冒頭の30分は注意力が散漫になる。
ずっとストリップ劇場のシーンばかりだからだ。
ゾンビを楽しもうと思っている人間に女の裸など全く反応せん。
普段はパイパイ タマタマなのだが・・・

これ本当にゾンビ映画なのか疑い始めたころ、
鉱山労働者の一人が気持ち悪くなりトイレへ。
その男、舌や目が真っ黒な油まみれに・・そして
gerogerogerogerogerogero
なんて量だあああああ

そこからは定番。
炭鉱仲間の一人も気持ち悪くなりトイレへ。
そこで待っていたのは・・

炭鉱仲間がどんどん気分が悪くなる。
鼻から原油の鼻血が・・

ストリップ嬢や客がバンバン殺される。
こいつらゾンビと言っていいのか武器を使ってくる。
ナイフやチェーンソウなど多彩だ。
ストリップ嬢の一人は乳首をぶっ刺された。
痛てえええええ。

炭鉱の人間がゾンビ化していると気付き、炭鉱オーナーに事情を聴くと
炭鉱で新たな石油が出た。しかし副作用がある。
しかし、金のためなら犠牲は仕方がないと言う。

そう言っているオーナーからも石油の鼻血が・・
直後、チェーンソウで腹を貫かれる。


ゾンビとの戦いでストリップ劇場の店主ブルージーンはゾンビは油で出来ているから水をかければ倒せると気が付く。
(水と油は分離するので)
水でやられるゾンビは初めてだ。このゾンビなら簡単に駆逐できそう)
おしっこでも倒せる。

戦いの最中に妊婦のストリップ嬢が出産。
このどろどろゾンビの世界で普通に赤ちゃんが生まれたのは意外。
直後に妊婦はゾンビに腹を食いちぎられる。
上半身のみで内臓をはみ出させながら、赤ちゃんを抱く姿は感動的であった。

主人公のローガン(おしっこかけてる男)とブルージーン(店主の女)は
ラスボスのバイクゾンビを倒して、ストリップ劇場「パイパイ タマタマ」を爆破する。

ゾンビのバイクを奪ってブルージンとローガンと赤ちゃんは去っていく・・
その時ローガンの鼻から黒い血が・・
直後赤ちゃんは投げ捨てられて・・
(デモンズのラストを思い出した)

最後はゾンビーエンドでゾンビ映画としてはよかったが、
ゾンビの怖さはなかったな。ゾンビというより28日後の感染者に近いか。
けれど、殺し方は中々のものが多かった。
素晴らしいC級映画と言っておこう。
嫌いじゃない。


サンズ・オブ・ザ・デッドのゾンビ感

2018-09-25 22:33:42 | ゾンビ映画

 


サンズ・オブ・ザ・デッド (ん、RED?)


混乱する町並みのシーンから砂漠を爆走する一台の車。
粗暴な黒人と派手な白人のねーちゃん マリファナやりまくっている。
あーこいつらすぐ死にそう・・・ ねーちゃんが気持ち悪くなりゲロ吐くために止まったところが砂穴で車が動けなくなり口論&いちゃいちゃしていると・・ 道の彼方から歩いてくる男が・・ま、まさか いきなりでたーゾンビだー

黒人彼氏は銃で応戦するも頭をはずし、車に籠城。 夜になっても窓に張り付いていたゾンビ。
しかし、ゾンビの定番。いきなりいなくなる作戦に出た。 案の定、外に出て黒人彼氏は噛まれる。
美味そうに食事をするゾンビ。

それを見たおねーちゃんは水とか持って逃げようと鞄に荷物を詰める。
いつも思うのだが、そこでなぜ車のドアを閉めておかないのだと言いたい。あほですか?
予想通り、ゾンビが侵入してきて車を放棄して逃げる。
ああ、もしかしてこのおねーちゃん主役なのかと気付く。
てっきり、冒頭のゾンビ発生イベントかと思っていたら、ひっぱるのだ。

脱出?のために飛行場に向かっていく。(彼氏の友達が飛行機持ってる) 歩いているとゾンビが追ってくるじゃないか。
幸い、ロメロゾンビ系なので普通に歩いていれば追いつかれない。
ただし、油断して休憩しているといつの間にか間合いを詰められてしまう。 ここがゾンビの恐ろしいところだ。

岩の上とかなら上がってこれないので、ここなら休めるが 気を逸らすため「タンポン」(もちろん使用済み)で攪乱する。
タンポンの血の匂いに釣られ、一時は遠ざかるゾンビ。
うーむ、実にうまそうにタンポンを食べる姿は美しい。

何日も追っかけてくるので主人公モリー(名前あった)はゾンビに名前を付ける。
「粗チン野郎」=スモール・チンコ、略して「スモール」

突然、砂嵐に会い、水もなく絶望的な状況で奇跡的に車が来て助けてもらう。
しかし、そこに乗っていたのは刑務所から脱走してきた奴らで、モリーはレイプされる。
レイプ中に砂から這い出てきたスモールによってモリーは救われる。
(いやーすでに入れられてたよ。スモールちょっと遅いよ)

 

これがきっかけでちょっとだけモリーに愛情が芽生える。

モリーには5歳の娘がいるのだけれど、悪い男と麻薬やったりで子育てなんてとても無理と 姉に娘をあげてしまっていた。
それを心の底では後悔して苦しんでいた。

そのことをスモールに話しているうちに、なんだか二人?の間に信頼関係みたいなものが見えてくる。
もう、荷物を運んでもらう仲にまで発展。

一時は紐でくくって置いていこうとするが置いていけずにつれて行く。

飛行場間近で軍隊に遭遇。 その時にはモリーはスモールを庇うようになっていた。
それなのに指を噛まれる。 モリーのすごいところは、そこで指を石で切断する。 (娘に会うという執念なのか)

指を切断するまでになっても、スモールをぶっ殺すことはしない。
すごい人だ。そこでふと気が付く。 「モリーって美人やん」
最初、結構ブスに見えていたのに。
やはり人間、行動というか、中身なんだなと思った。 見返すと・・おお美人やん。

スモールは足を撃たれ動けなくなる。
そのまま置いておけない・・ならば モリーは感謝と愛情を込めてスモールの頭部を岩でつぶす。
(これがゾンビ的愛の形だと思う) そして飛行場へ。

なぜか飛行機には乗らず、娘の家に電話する。
すると娘が出てベットの下に隠れているという。
「待ってていますぐ助けに行く」 けど、車の鍵がない。
鍵はゾンビになったやつが持っている。
そこでゾンビを監禁している部屋に突撃。
ゾンビをぶち殺して鍵を手に入れる。
しかし、あれだけ返り血を浴びても感染しないのか?と不思議に思うのだが。

それはともかく車で娘のいる町へ向かう。 途中、冒頭のスモールに襲われた場所を通る。
そこでスモールと出会った時のことを思い出す。
なんだかいいゾンビの想い出だぞ。
そして、食われた彼氏もきっちりゾンビ化していた。

町に着くと荒廃していた。 (いやーこういう街の風景はわくわくするなあ)

姉の家に着くと姉はすでに死んでいた。
だが、娘は生きていた。 感動の再会。
捨ててごめんね。あっ捨ててたんだ・・けどなかったことに。

娘と脱出を決意した刹那。 ゾンビの大群に家は囲まれる。
しかし、娘を守る母親は強し。 シャベル片手にゾンビ軍団に突撃するモリーであった。

 

最初は間違いなくB級、いやC級だと思っていたが、 結構いい、心に残る作品だった。

A級とはいわないが、何か新しいゾンビを見た気がした。

こういう映画ってゾンビの印象よくするかもしれんな。

うん、いい映画だった。