CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-129「ナイスガイズ!」(アメリカ)

2017年05月01日 16時50分02秒 | アメリカ映画
嗅覚がない探偵なのか
 酒浸りの日々を送るシングルファーザーの冴えない私立探偵マーチ。
 ある日、死んだはずのポルノ女優の捜索依頼を受け、アメリアという若い娘の存在に辿り着く。しかしマーチは、自分を探られたくないアメリアから依頼を受けた腕力専門の示談屋ヒーリーにボコボコにされ、あっさり手を引くことに。
 ところが今度は、ヒーリー自身がアメリアを捜す別の男たちの襲撃を受けてしまう。そこで自ら事件の解明に乗り出したヒーリーは、嫌がるマーチを無理やり相棒にして失踪したアメリア捜しを開始する。
 そこにマーチの一人娘でおませな13歳ホリーも加わり、ダメ男2人としっかり者の少女が始めた人捜しは、やがて思いも寄らぬ事件へと発展していくのだったが。(「allcinema」より)


 示談屋のヒーリーと私立探偵のマーチが、ひょんなことから手を組み、一人の女性の捜索を始める。
 やがて、捜索を進めるうちに二人は大きな陰謀に巻き込まれ、命をも狙われる羽目になる。

 そんなヒーリーとマーチの探偵行を笑いとバイオレンスを交えて描いたクライム・コメディ。


 冴えない二人のオヤジが手を組んで、アメリアという女性捜しを始めるが、行く先々で事件が発生、死体まで発見する。

 そんなシリアスな展開の中で、ヒーリーとマーチのやり取りや行動が笑わせられる。

 特に酒浸りで、毒舌なマーチの言動は面白い。

 非常に頼りない感じのマーチとヒーリーであるが、そんな彼らの捜査に付いてまわり、手助けするのが、マーチの13歳の娘、ホリー。
 一度も学校に行くシーンがなく、大丈夫なのかと思ったが、なかなかのしっかり者で、彼女のお陰で、というシーンもしばしば。

 このホリーのキャラが、なかなか可愛らしくて、父親想い、他人を気遣う女の子という感じで冴えてたな。


 事件のきっかけが、人気ポルノ女優の交通事故死であり、その後もポルノなど、なかなかエロティックなシーンも多かったが、それにもホリーは絡んだりする。
 そんなにいやらしさも感じないので、気にするところはなかったかな。


 ささいなことだと思っていたことが、やがて大きな事件に繋がっていき、命を狙われるという展開。
 それでも、何とかことの真相を究明し、事件を解決しようとする二人。

 事件も、何となく黒幕は予想がつきそうな感じではあったが、驚きの様相を呈しながら展開し、面白かった。


 舞台が1977年のロサンゼルスであり、この時代設定の探偵行というところが、また良かったのかなと思う。

 
 激しいバイオレンスの中に、ポップな雰囲気と笑いを交えて、面白いエンターテインメントであった。

/5 

監督:シェーン・ブラック
出演:ラッセル・クロウ、ライアン・ゴズリング、アンガーリー・ライス、マット・ボマー、マーガレット・クアリー
   キム・ベイシンガー、キース・デヴィッド、ボー・ナップ、ヤヤ・ダコスタ、ロイス・スミス、ギル・ジェラード
於:新宿バルト9

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