時代屋バーテンダー日記

バックバーに並ぶ銘酒数百種類が圧巻。時代屋など横浜、鶴見、川崎、蒲田、溝の口、にあるカクテル バーのバーテンダー達が綴る

須貝竜太、白州の蒸留所紀行

2011年02月03日 | 溝の口・オールドオーク

初めまして、溝の口店須貝竜太です。

1月24日、白州の蒸留所に行ってきました。
仕事が終わり、そのまま始発で山梨へ直行。電車の中で仮眠するも、わくわくしてよく眠れず10:30に小淵沢に到着。

見渡すかぎり山、山、山!
広大な敷地にぽつんと自分一人。貸切だ!!笑
時期と時間帯がよかったのか蒸留所の案内もガイドさんがマンツーマンで案内してくれました。

この日、生で見れた内容は発酵2日目の様子とリチャーの作業でした。

最初の発芽~ろ過の工程は日によって見れるらしいのですが、この日はVTRでの説明でした。

そのあとに大きな木桶で発酵している状態を見せてもらいました。
発酵1日目から3日目の違いが見れて満足。素敵な香りに酔いしれる。

次にポットスチルを見に行きました。
初留と蒸留で各4つずつ。左1列が蒸留、右1列が蒸留、対面で組み合わせになっているそうです。
近くで見たかったのですが、それは叶わず・・・。

そのあとバスに乗り、職人さんが樽の内側に火を入れるリチャーの作業場へ。
見学者が自分一人の為、最初から最後まで全部見せてもらえたのが良かったです。
携帯片手に激写!
燃やす前と燃やした後の樽の香りも嗅がせてもらったが、全然違う。
燃やす前はまだウイスキーの香りが残り青くさい感じだったが、
燃やした後は木の香りが強く、石焼き芋のような甘い香りも感じられた。
最後に貯蔵庫へ行き、全部で2万4000にもなる樽を見てきました。
蒸留所の設立が1973年で翌1974年から寝かせている樽もありました。持って帰りたい・・・。
奥にはオーナーズカスクの樽が2つあり、なぜ止めてしまったのか聞きましが、どうやら、生産性の問題らしいです。
理由はそれだけ?あまり都合の良い質問ではないようで多くを語ってもらえませんでした。

そしていよいよ試飲タイム。
まずはお決まりの白州10年と12年。それぞれストレートとソーダで頂きました。
10年のほうが当然ながら軽快で、森林の中にいるような味(香り)を感じた。
個人的には10年はソーダが飲みやすかった。
12年は少しボディが重くなるが、それでもフィニッシュまで爽やかで割らずに飲むのが好みです。

寝ず、食わずで来た為、有料試飲の前に軽く食事をとろうと思い、噂に聞いていた自家製のスモークチーズとソーセージを頂きました。
スモークチーズは、そこまでスモーキーさはなく上品な味だった。
今度溝の口店の燻製でもやってみたいです。

再び試飲へ。
今回は白州25年、山崎25年、響30年、山崎原酒、白州原酒、ミズナラ、山崎秘蔵樽、白州秘蔵樽、をテイストさせてもらいました。
睡眠をとらずに行ったせいか、山崎のシリーズはシェリー香がきつく感じられたところもあり、
個人的には白州25年がおいしく感じられました。
白州の蒸留所に来ているからってのもあるのですかね。笑

とにかく、まだまだ飲みたいものもありましたし、生で見れなかったところもあるのでそこは是非また
見学に来たいと思います。


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