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「プレッシャーがあった」「第一関門を突破」打ち上げ関係者が喜びの会見
2018.1.18 15:28 更新
「プレッシャーがあった」「第一関門を突破できた」-。NECの地球観測衛星「アスナロ2」を搭載した小型ロケット「イプシロン」3号機の打ち上げが成功した18日午前、内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県肝付町)で関係者が会見し、喜びと今後の課題を語った。
3号機は衛星の軌道投入精度を高めるミニエンジンの改良版を第3段に搭載するなどした強化型。統括する宇宙航空研究開発機構(JAXA)の井元隆行プロジェクトマネージャは「非常に大切な衛星の打ち上げと、強化型の実証を同時に実施するので、かなりプレッシャーがあった。無事成功して、ほっとしている」と笑顔を見せた。
衛星の製造を手がけてきたNECはアスナロ2を契機に、衛星の運用、観測データの販売へと宇宙ビジネスを拡大する。同じタイプの衛星は災害対応や農業などで利用が広がると見込まれている。
同社の安達昌紀社会基盤ビジネスユニット主席主幹は「ロケットから分離された後、衛星の電波を正常に受信でき、まず第一関門を突破できた。最終的な目的を達するにはまだまだハードルがある。心が上擦ることなく、一歩一歩確実にクリアしていきたい」と気を引き締めた。
イプシロンは平成25年の初号機で、コンピューターの設定ミスで発射直前に打ち上げを中止するトラブルがあった。今回も電気系統の異常で約2カ月延期している。JAXAの奥村直樹理事長は「新技術を実証するなどかなり野心的に開発を進めてきたが、そのためもあって延期などの困難にも直面した。こうした経験を生かし、将来は安定的に打ち上げたい」と話した。
イプシロンは将来、打ち上げ業務を民間に移管し、企業や海外からの受注を獲得する商業打ち上げ市場に参入させる方針だ。大型機のH2Aでは19年から実現している。
奥村理事長は「事業として早く確立することで、顧客を獲得できる可能性が高まる。民間からみると、いつまでも研究開発機関が打ち上げるのは必ずしも自然な姿ではない」と移管を急ぐ考えを示した。
http://www.sankei.com/life/news/180118/lif1801180030-n1.html
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■ 2009年7月9日
「我が郷は足日木の垂水のほとり」 はじめました。 本稿はその保管用記事です。
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