ロッコさんの散歩

街を歩く。近くの山に登る。店に入って安くておいしいものを食べる。掘り出し物を見つける。それが散歩の醍醐味。

雪のない六甲山

2016年01月26日 | ちょっと裏山

いつまでたっても六甲山は白くならない、寒ければ雪が降るという単純なものではないことがよくわかった週末だった。それでも1回くらいは登っておくかと住吉谷から登り始める。

五助の堰堤は少しだけ凍ったところがある

 

はまったら寒そう

 

途中から西おたふく山への道に入るが当然雪はなし。何年か前に登った時は膝下ぐらいまでの積雪があったのだが。

おっ、クマが。なぁんてね

 

登りきったところで申し訳程度の雪が出てきた

 

六甲山頂も雪のかけらもなし

 

アンテナの下で自衛隊が活動中。もともとここにあったアンテナはわりと最近まで米軍の管理下にあったそうなので、その後は自衛隊が引き継いでいるのだろうが、カモフラージュがたいそう

 

頂上駐車場のトイレは凍結で使えなくなっていた。こんなことは初めてなのでやはり気温は例年より低そうだ

魚屋道を有馬に下り、途中凍っているところもあったが短い区間だったのでアイゼンを出すまではなくそのまま下っていく。裏六甲でも最後までまったく雪のない魚屋道だった

 

有馬の神社の浄めの水もカチコチに

今年はこのまま雪のない六甲山のままなのだろうか。少々さみしい思いがする。

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寒いのに雪が降らない

2016年01月24日 | その他

今年に入って暖かい日が続いていたが、ここへきて大寒波襲来。沖縄でも奄美でも雪が舞ったそうな。ところが雪雲がこの辺りだけかからなかったからなのか表六甲には雪が降らない!朝、六甲山を見上げてもほとんど白くは見えない。南の紀伊半島でもけっこう積もったところがあったのに、気温もぐっと冷えて凍えそうなのに。

朝干したタオルのハンカチが凍って直立

 

昨夜一晩バナナを外へ出して置いたらバナナで釘が打てたかも

それでも外へ散歩に出ればすでに梅がほころんでいる

 

日暮れも少し遅くなって季節は確実に進んでいることを時間する今日このごろ。

 

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黄金のアデーレ 名画の帰還

2016年01月21日 | 映画

ナチスドイツによってユダヤ人の莫大な財産が没収されたことは有名だが、この映画もその事実に基づいている。

ナチスドイツに併合されたオーストリアで暮らしていたユダヤ人一家は財産を没収され収容所送りが間近に迫っていたが、両親を残し娘マリアはアメリカに逃れる。その後時が経ちマリアの姉が死亡し、マリアがその意思を継ぎ没収された絵画をとり戻そうとする話。

その絵は当時一家と親交のあった画家クリムトが姉をモデルにして描いて父親が所有していたものだが、当時ドイツに併合されたオーストリア政府の所有のままになっていた。

その返還をめぐっての審問会がウィーンで開かれるがオーストリアは自分たちの所有権を主張、返還を拒否、マリアの要求は聞き入れられなかった。その後裁判があってこの手続きの途中、マリアの方から所有権は移すが絵はそのままオーストリアの美術館に置くという提案もされたがオーストリア政府はこれも拒否。そのことがマリアの気持ちも硬化させ、結局最後は調停によりマリアの元に戻されニューヨークの画廊で展示されることになる。

これまでのことは水に流してこのままでいいではないかといえるのはあくまで被害者側で、加害者側がこれをいうのはやはりおかしい。

恥ずかしながらこれまでオーストリアについてはドイツによる被害国という認識しかなかったが、ドイツに同調してユダヤ人を迫害した歴史もあるということに今頃気づかされた。

しかし確かにナチスドイツに迫害され虐げられたユダヤ人だが、その後中東でのパレスチナとの対立を考えると、かって虐げられたからこその慮りで対立を乗り越えることはできないのかと思ってしまうのだ。

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30年物

2016年01月19日 | その他

先日の靴底剥がれには失望したのだが、こんな長持ちしていいものもあるのだ。

今回のような事例では経年劣化で片付けられることがほとんどでその年数も5年くらいということになっているらしい。

ところが私のスニーカーのなかには2足の30年物があるのだ。現住所に引っ越してくる前に購入したものなので確実に30年は経過している。その間まったく履いていない期間もあったが現在は時々懐かしんで履いている。さすがに底や踵部分は摩耗しているが肝心の底は一向に剥がれる気配もなく健在である。そろそろ捨てようかとも思うが適度に摩耗した甲皮などはいい味をかもしていて捨てがたい。

こういう靴を捨てるときは「よく持ってくれたな」と気持ちよく捨てられるが、ほとんど摩耗もしてない靴を捨てるのはもったいなくてむなしい。

そこで今回30年物にヒョウショウジョー進呈。

「あなた方は、多くの靴が経年劣化していくなかでかくも長く健在で、現在もなお利用者の足を支え日々その職務に励んでおられることを称えこれを賞します。」

 

 

 

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完全なるチェックメイト

2016年01月18日 | 映画

アメリカのボビー・フィッシャーとロシアのボリス・スパスキーが争ったチェスの世界王者決定戦の話。チェスのことはまったく知らないがこの2人のことは聞いたことがあり、特にフィッシャーの方は一時日本にも住んでいたということで興味があった。

米ソが対立していた冷戦時代の話なので2人の対戦も国の威信をかけたものになってしまい、もともと変わり者だったフィッシャーは神経質になり対戦方法に注文を付けたりして不評を買ったりする。それでもロシア側のスパスキーもその注文を受け入れて対戦に応じるので、両者とも周囲の思惑とは関係なく純粋に勝負がしたかったのだろう。結局フィッシャーが勝ってチャンピオンになったのだがその後はだんだん精神的に不安定になり、隠遁生活を送るようになってしまう。

映画には描かれていないが、この後一時勝負に復帰し、ユーゴスラビアでスパスキーと再戦したこともあった。だがその行為がボスニア戦争でユーゴに経済制裁をしていたアメリカへの反逆とみなされアメリカ国籍を剥奪されてしまう。

日本を含めいろいろな国を転々として、最後はアイスランドに受け入れてもらって亡くなったとのこと。変わり者で問題発言も多かったようだが、純粋にチェスの世界で勝負したかった気持ちを国家によって潰されてしまったようでなんだか痛ましい。

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経年劣化

2016年01月17日 | その他

履いていたスニーカー3足が壊れた。それも同じメーカーのもので底の後ろ半分がパカッと剥がれたのだ。一足だけだったらそんなものかとも思ったが、同じメーカーで相次いで3足も同じ状態になったのでさすがにおかしいのではとメーカーの問い合わせ先に壊れた部分の写真を添付して対応を依頼した。

靴底の剥がれではポリウレタン素材の劣化でボロボロと崩れることが原因になることが多いが今回はボロボロにはなっていないので接着剤の不良だと思われる。

こういう場合、経年劣化という言葉で片付けられることが多いので今回は最初にこの言葉で片付けないでほしいと念押しした。そのせいか何回かメールをやりとりをしたが結局最後はやはり経年劣化によるもので補償対象ではなく、修理、交換、返金などはできないという返事になった。

やっぱりな、しかし何とも「経年劣化」って便利な言葉だと思う。まるで黄門様の印籠みたいものだ。

このブログ上かインスタグラムでこの3足の写真を上げようかとも思ったが、大人げないし閲覧者もほとんどいないので意味がなさそうだ。しかしもうこのメーカーのものは2度と買わないと固く決心したのはいうまでもない。

それにしてもほとんど底も甲皮の摩耗していないのに・・・。ゴム糊でくっつけてみるか、と経年劣化したおばさんはごまめの歯ぎしりするのだった。

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kIITO

2016年01月07日 | 散歩

三宮付近で時々見かけるロゴがおしゃれで気になっていた小野浜町のKIITOに行ってみた。

正面入り口 

石造りで装飾が凝っている。最初はインドネシアのお面に見えたが顔ではなさそうだ

 

建物は90年ほど前に建てられた輸出用生糸の検査場だったものなので、今のKIITOという名称はそこから来ている。現在はデザイン・クリエイティブセンターに生まれ変わり1階にはカフェもある

 

階段は大理石で擬宝珠のような装飾が付いている

 

冷たく硬い大理石だがこの曲線はなんとも柔らか

 

2階にはは検査場だったころの設備が展示されている

これは水分検査機とのことだが1階のカフェのおしゃれなテーブルに再利用されている

 

そのほかにもいろいろな機械があるがどれも美しい。やはり機能に徹した無駄のないデザインのせいなのだろう

 

 

 

3階は様々なミニコミ誌などが置かれたギャラリーやレンタルスペース、4階にはデザイン関係のオフィスなどがあるようだ

ギャラリーの棚も検査場だったころの棚の再利用

 

 

机の脚も

 

扉はなかなか重厚

 

入場料がいる施設ではないがカフェを利用がてら観てみたらなかなか楽しい。さすがにデザイン関係の施設だけあってリサイクルがおしゃれで感心したのだった。

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登り初め

2016年01月03日 | ちょっと裏山

お餅でお腹もくちたし腹ごなしに初登りに出かける。

芦屋川からロックガーデンへの道にはお天気に誘われたのか大勢の登山者が歩いている。最高峰を目指そうかと思っていたが予定変更、正月早々地獄っていうのもなんだけどまあいいかとロックガーデンを逸れ地獄谷に入る。

地獄谷を詰めて万物相に抜けたいのだが前回登ったときは右に寄りすぎて結局途中で登山道に出てしまったので再挑戦である。

同行の友は足腰しっかり、バランスもいいので苦もなく上っていく

 

 

谷から逸れ高巻きするところがあったりするが途中までは順調に上っていく。ところが前回東側に寄って失敗したので今回は左を意識しすぎたのか、終盤ずいぶん西に寄ってしまった。結局最後はヤブをごそごそ上って風吹き岩の西側の登山道に出てしまった。またもや失敗。まあいいか、楽しく登れたのだから。

せっかくだから今度は少し下りて万物相を観て

 

この辺りの登山者が歩き回ってできた迷路のような道を徘徊して荒地山から高座の滝に下りて無事終了。

見上げれば

空には羊が4匹半

 

 

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今年も明けました

2016年01月02日 | 散歩

また歳をとってめでたいんだか、めでたくないんだか。それでもまた1年元気で無事に過ごせたらそれが何よりということで今年もよろしくお願いします。

新年最初の散歩に出ると住吉川の河口付近にカモメの水兵さんが並んでいた。正確にはユリカモメかな

 

ついでに初詣もしておくか。夕暮れの小さな神社には灯りが入りひっそり静か

 

境内にはお猿の親子も。一応撫でておくか

 

年越しでNHKの「映像の世紀」を観ていたら、この100年くらいの戦争、紛争などの悲惨な映像が繰り返し出てきた。たまたま生まれてきた時代と場所が違うということだけでそんなことに巻き込まれずにいられたことが本当にありがたいと思えるのだがそれにしてもなぜ人類は歴史に学ばず同じようなことを繰り返すのかと正月早々暗澹たる気分にもなってしまった。

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