ロッコさんの散歩

街を歩く。近くの山に登る。店に入って安くておいしいものを食べる。掘り出し物を見つける。それが散歩の醍醐味。

収穫

2012年07月30日 | その他

  

1ヶ月ほど前に花が咲いたジャガイモが枯れてきた。枯れた時が収穫期のようなのでさっそく掘ってみる。

うーん、微妙な出来具合。まあ、水はやっていたが肥料などやったわけではないのでこんなものか。肉じゃがは無理だが味噌汁の具ぐらいにはなるか。

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雲ノ平山行 番外編 花

2012年07月26日 | 山旅

   

苦しい上り、つらい下り、そんなとき一輪の花に癒されるのが山登りのいいところである。今回はこれまで見たことのなかったクロユリに出会えたのが特に印象に残った。

また花ではないがクマの糞もなかなかのインパクトだった。

まだまだ山には新しい発見があるものだ。 

今回出会った花々

ニッコウキスゲ

 

キヌガサソウ

 

ギンリョウソウ

 

ゴゼンタチバナ

 

ミヤマママコナ? 

 

ハクサンイチゲ

 

キバナシャクナゲ

 

ハイマツ

 

ウラジロナナカマド

 

タカネヤハズハハコ

 

 

コイワカガミ

 

クロユリ 

 

 

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最終日 双六から新穂高へ

2012年07月25日 | 山旅

  

今日は弓折尾根を新穂高温泉まで下山する。西鎌尾根を槍方面に行って上高地へ下山という手もあるが、そうするとさらに2日はかかるので、あまり疲れないうちに余力を持って下ることにする。

朝のテント場に荷揚げのヘリが飛ぶ。

今はほとんどの小屋は荷揚げにヘリを使っている。おかげで食事もおいしくなったし、備品も揃っている。雲ノ平の小屋にはオーディオセットや大型のプロジェクターまであった。ありがたいようなやりすぎのような・・・。

 

0545時テント場を出発。笠ヶ岳の上に笠がかかっている

 

まもなく槍、穂高方面の素晴らしい眺めが広がる

槍から左は西鎌尾根

 

槍から右は大喰、中岳方面

 

 つなげてみると

 

登山道の脇で珍しい花を発見。黒百合である。名前は有名だが見るのは初めてなのでしばし見とれる

 

弓折乗越から鏡平に下る。0730時鏡平山荘到着

小屋の横にある池は槍と穂高を映す絶景ポイント

 

シーズンだけあって、続々と登山者が上ってくるなかを下っていく

ウツギの花と雪渓

 

対面の山に残った雪渓。犬が見上げているようにみえるのだが

 

秩父沢を過ぎればまもなく道は林道になり、1035時わさび平小屋到着。ゆっくり昼食をとって、残り1時間ほど歩いて新穂高温泉着。

 

温泉に浸かり着替え、さっぱりとして1255時発の高山行きのバスに乗り、今回の山旅も無事終了となる。最後まで歩きとおせたことに感謝!

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4日目 雲ノ平から双六へ

2012年07月24日 | 山旅

  

今日もお天気はよさそうだ。今日は三俣蓮華岳を経て双六のテント場まで行く予定だ。

昨日テントを張るのを手伝ってくれた男性の1人が鷲羽、水晶方面へ向かうとのことで途中までご一緒する。この方、見かけによらず(失礼!)もともと花が好きで山登りを始めたといわれるだけあって、花の名前、特徴などに詳しく道中楽しい話を聞かせていただいた。

0550時、テント場を出発、祖父岳(ジイダケ)を目指す。

 

今日も水晶岳がよく見える

 

黒部五郎岳(2839M)も。ちょうどカールのところにガスが溜まっている

 

0725時祖父岳(2825M)到着。昨日の祖母岳とはちがってけっこうガラガラとしている

 

左、ワリモ岳(2888M) 右鷲羽岳(2924M)

 

ワリモ岳の北分岐で鷲羽、水晶方面に行く男性と別れて私は沢を下って黒部の源流を経て三俣山荘を目指す。

この道はまだけっこう雪渓が残っていて夏道が隠れているところがある。雪渓が薄くなったり大穴が開いていたりするので要注意だ。

 

濡れた岩場を下るのはで滑りやすい。後に転ぶのはザックがクッションになってあまり大事にはならないが、バランスをくずして前に転ぶと重いザックが覆いかぶさり悲惨なことに。あやうく顔面制動になりそうでヒヤッとする。

何度か雪渓や流れを渡って、0920時なんとか無事に黒部の源流へ到着

これが源流。立派な碑も立っている。見たところ別にどうってことないけど

 

 

1030時三俣山荘到着。ここの食堂は評判がいいので昼食を食べることにする。迷ったすえにカレーを食べる。なかなか本格的でおいしかった。まあ、空腹にまずいものなしではあるが。

 

1時間ほど休んで1130時三俣蓮華岳へ向かう。

少し上ったところから振り返ってみる三俣山荘と鷲羽岳(2924M)。右の山肌が鷲が羽を広げているように見える。う~ん、雄大!

 

それからしばらく行くと両側からハイマツが張り出した登山道にこんなものが。

熊のウンコだ。まだ新しいので今朝にでもしたものだろう。まるで自分の縄張りを誇示するように堂々としてある。以前1度だけ遠くから熊の姿を見たことがあるが、こんな登山道の真ん中で巨大なブツを見るのは初めてである。

 

もともとクマの領域にお邪魔しているのはこっちなので「ちょっと通してくだしゃんせ」の心境である。真昼間で行き交う登山者も多く、鈴などつけても意味がない。それにクマは早朝上に上ってハイマツの実などを食べるらしい。すでに食べ終わって下っていると信じつつ、そのまま進むことにする。

1245時三俣蓮華岳(2841M)到着。バックは鷲羽岳

 

ここから双六岳(2860M)までの間ではライチョウを何度も見た。

道のど真ん中で砂浴びするライチョウ。邪魔するのも悪いのでしばらく見守っていたが一向にどいてくれないので「ちょっと失礼」と声をかけながら進む。向こうもしかたがないな、というように少し脇に移動してくれる

 

これはライチョウのおかあさん。ヒナに侵入者ありの警戒音を出している。

 

右往左往するヒナたち。ごめんね、脅かすつもりはないんだけど

 

双六岳の頂上に上ると雪渓の下りが危険という情報を聞いていたので中道ルートで腹を巻いて行く。

三俣蓮華岳から2時間ほどで双六の小屋が見えてきた

 

 

 

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3日目 雲ノ平から高天原往復

2012年07月23日 | 山旅

  

小屋泊まりで部屋もゆったりしていたので昨日の睡眠不足を補って眠ることができた。お天気も今日はよさそうだ。

同室の体調の悪かった女性も少しよくなったといって0430時には出発していった。もう1人の大荷物のおねえさんも少しあとから元気いっぱい出発していった。なんとも頼もしい限りである。2人とも気をつけてね。

さて私はといえば、今日は雲ノ平に大きな荷物は置いてサブザックだけで秘湯中の秘湯、高天原温泉(2100M)に入りに行くことにして、0615時出発。

高天原はもともとモリブデンの鉱山があったところで、操業廃止後鉱山の飯場の建物を山小屋として転用して営業している。そのときの建物は見事に屋根がたわんで、床もかたむき独特の形をしていたが、2,3年前に建て替わっている。

その山小屋からさらに20分ほど歩いた川原に温泉が出ていて利用することができる。なにせ登山口から最低でも山中1泊、2日間歩かなくては行けないところなので、単に温泉が好きというだけではなかなかたどり着けない。秘湯中の秘湯といわれる所以である。

道の両側から潅木が迫っていて、昨日の雨のしずくが残っている早朝は合羽なしではたちまちびしょぬれになるので、お天気はいいのだが合羽着用である。

 

薬師岳(2926M)がどっしり大きく、たおやかな姿を見せている

 

木道を歩いたり

 

森の中を歩いたり

 

ハシゴを下ったりして

 

0725時、薬師沢から沢伝いの道、大東新道との合流点到着。

お天気はいいし、荷物は軽いし、鼻歌気分である。

 

ここまで来れば高天原はもう近い

小屋の手前はニッコウキスゲが満開で素晴らしい眺め

 

後は赤牛岳? 

 

0810時小屋へ到着。新築されてきれいになっている

 

ここからさらに20分ほど下ると川原に温泉が見えてくる。囲ってあるのは女性専用風呂

 

昨夜同室だった若い女の子は2人とも囲いのない混浴露天風呂に入ったそうだ。ここでおばさんが混浴露天に入らなければ女がすたるというものだ。

というわけで、まずは写真を撮って、小さな板が敷いてあるスペースで裸になり、お湯に入る。熱からず、温からず。絶妙の温度である。あ~極楽。幸か不幸か誰も現れない。

 

いつまでも浸かっていたいがそうもいかないので上って服を着て、ここから20分ほどのところにある竜晶池を見に行く。池が2つあるだけだが、静かでいいところだ

 

 池を往復しただけですでに汗をかく。もう一度お温泉に浸かりたい気分だが、このあと雲ノ平まで帰る間にまた汗だくになるに決まっているので止めておく。

小屋まで戻って、テラスでゆっくりお茶を飲んで来た道を引き返す。帰りは上りになるが荷物が軽いので楽勝、楽勝。ただ連日の雨で道がぬかるみ、靴もスパッツも泥だらけになるのには閉口する。

森を抜けて木道に戻ると水晶岳(2986M)の展望がいい

 

右、祖父(ジイ)岳、遠くの尖ったのは鷲羽岳(2924M)?

 

水晶の双耳峰をバックに私も

 

1400時前に小屋に戻る。今日はお天気もいいし、テント場の水も引いたと思うので荷物を持ってテント場へ移動する。

祖父岳(ジイダケ)に抱かれたテント場

どこへ張ろうかと思っていたら、太郎のテント場でいっしょだった熟年の男性2人先に張っていて、隣が空いていると声をかけてくれたのでそこへ張らせてもらう。

自分でテントを張るようになって3年ほどだが、まだまだ手際が悪くてテントの達人とはいえないので、ベテラン2人の前で設営するとなると少々緊張する。

テントにポールを差し込んで立ち上げるときにちょっとしたコツと力がいるのだが、1回で立ち上がらず苦戦していたらすかさず手伝って下さる。さらに石をつないで固定するのに、非力なので小さな石を利用していたら、大きな石を持ってきて下さる。恐縮、恐縮。

おかげで無事設営終了。お茶を沸かしてまったりしていると、男性の1人が、小屋から少し西に行った祖母岳に上ると眺めがすばらしいと教えてくれる。まだ1600時で日暮れまで時間があるし、往復1時間もあれば行けそうなので行ってみることにする。

祖母岳(バアダケ2560M)は岳といういかめしい字がついているが、丸い丘のような山だ。頂上まで木道がついていて、頂上にはベンチとテーブルがある。雲ノ平や周囲の山々が一望できる素晴らしい眺めである。

後は水晶岳の稜線。真ん中の建物は雲ノ平山荘。

 あんまり気持ちがいいのでベンチに横になって空を見上げていたら知らぬ間に10分ほどウトウトとしてしまった。小屋からこんなに近いのに誰も上ってこないのが不思議である。

今日は温泉にも入ったしこんな素晴らしい眺めも堪能したし、幸せな気分でテントに戻り余韻を楽しみつつ夕食を食べたのだった。

 

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2日目 太郎平から雲ノ平へ

2012年07月22日 | 山旅

  

眠れぬまま0400時に起き出し朝食を食べ、雨が止んでいる間に撤収にかかる。ぐっしょり濡れているテントの床を雑巾で拭いて水気を取ってむりやり畳んでザックに押し込む。相変わらず要領が悪く、結局出発は0530時となる。

見晴らしもなく何も撮るものがないのでトイレと水場でも撮らないとしょうがない。

 

 

太郎平の小屋まで戻る20分ほどの間にまた雨が降りだす。小屋の軒下で登山者が雨宿りしていていろいろ情報が入ってくる。「明日もあんまり天気はよくなさそう」とか「雲ノ平のテント場は水溜りみたいだった」とか・・・。あんまりいいニュースが入って来ない。今日も雨、明日も雨ではうんざりである。今から下りたら折立を1030時のバスに間に合う。「えぇーい撤退だ」と決めて下りにかかる。

ところが20分ほど下ったところで雨が止んでくる。それならやっぱり前進するかと引き返すことにする。なんと単純なこと。結局1時間ほどのロスで0700時過ぎにあらためて太郎平から雲ノ平に向けて出発する。

最近の山小屋のトイレは様変わり。太郎平のトイレも新しく立派になっている。

 

ここから雲ノ平へはいったん薬師沢まで400Mほど下って、その後700Mほど登ることになる。平らなところに行くのになぜ登らなくてはいけないのかとも思えるが、雲ノ平は標高2500Mから2700Mに広がる広大な溶岩台地だからしかたがない。

濡れたハシゴは慎重に

 

お花畑に癒されて

 

2時間ほどで薬師沢の小屋(1920M)に到着。この頃には少し陽も差してきたので濡れた合羽を干したりして1時間ほど休む。これからは700Mほどの登りになるが、そのうち600Mほどはなかなかの急登らしい。1015時覚悟を決めて出発する。

何人かが先行している

 

薬師沢の小屋を振り返る

 

分岐の表示板。高天原の「原」が温泉になっていてかわいい。

薬師沢から高天原には沢沿いの大東新道という登山道があるのだが、今は連日の雨で増水して危なくてとても歩けないのではないだろうか。ただ薬師沢の小屋で聞いた話では2,3日前にここから高天原に向かった人が一人行方不明になっているとのことだった。気になったので帰ってきてからネットで見てみたらその人は神戸の須磨の人で、捜索隊に発見されて無事だったようだ。よかった、よかった。

 

出発してすぐに道は急登になり、雨まで降りだす。まるい石の多い急坂は滑りやすい。これを下りに使うのはもっと大変そうだ。実際下りてくる人はほとんどいなかった。

ぐいぐいと高度を上げられる急坂は嫌いではないのだが、途中息をつけるところがまったくなく、これでもかこれでもかと急坂が続くとさすがに疲れてくる。

3時間ほどもがいてもがいてやっと雲ノ平の一角「アラスカ庭園」に出る。どの辺りがアラスカなのかよくわからないが、雨も止み、とにかく解放された気分である

 

見えるのは太郎山か

 

ここからテント場のある雲ノ平山荘まではダラダラ登りだが、急登でエネルギーを使い果たしているのでけっこう堪える。

 

 

1415時雲ノ平山荘(2650M)到着。とにもかくにもお腹がすいたのでここでうどんを食べて一息つく。テント場はここからさらに20分ほどのところだが、今朝、太郎平で「雲ノ平のテント場は水浸し」といっていた話を思い出し、テントを張るのがおっくうになってくる。小屋の乾燥室なら濡れたものも乾かせるし、などと弁解しつつ今日は小屋泊まり決定!

山荘は2年前に建て替えられたばかりで中はまだ木の香りがする。この天井の梁の太さはなかなかのものである。

 

お天気のせいか宿泊者は少なく、部屋割りはゆったりしている。同室は私の他にやはり単独行の若い女性2名。

そのうちの1人は大きなザックを持っているので、私と同じテントからの転向組かと思って話を聞いてみると、今回は小屋泊まりの縦走とのこと。

広げている装備を見ていると、望遠レンズつきの一眼レフカメラと交換レンズをもうひとつ。さらにはGPSとそれを充電するためのソーラーパネルまで持っている。

そりゃ、重くなるはずだ。聞いてみると18キロあるという。テント装の私でも15キロなのであきれるやら驚くやら。

それでも、「単独行は万が一のときを考えてビバークのためのものも要るし荷物が多くなるんです」といっているところをみると、なかなか慎重で周到のようなので感心する。

もう1人の方はちょっと体調が悪いみたいで元気がない。それでも明日中に下山しなければ、といっている。山中での体調不良はなかなか厳しい。

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初日 折立から太郎平へ

2012年07月21日 | 山旅

  

天気予報では今日の後半は降水確率が低くなり、明日は曇時々晴れとのことなので、初日だけ雨を我慢して上ることにし、0500時発の登山バスで折立へ入る。折立へは2時間ほど、やはり上るに連れて雨が激しくなる。

折立でスパッツと合羽を着る。往生際悪く、止まないかなぁとしばらく時間をつぶすが止むわけもなく0730時出発する。

 

 

ここから太郎平までは標高差約1000Mの登りとなる。途中の三角点までは樹林帯の上りが続く。

抱きつきたくなるような立派な森の主

 

三角点を過ぎると傾斜も緩くなり見晴らしのいい木道歩きとなるのだが、今日は何の見晴らしもなし。

 

でも、ニッコウキスゲが満開

 

4時間半ほどで太郎平の小屋が見えてくる

 

1200時前に太郎平(2330M)到着。だが雨は降り続いている。テント場はここから薬師岳の方へ20分ほど下ったところにあるのだが、雨の中のテント張りは気が重い。とりあえず小屋の食堂でラーメンを食べて雨宿りする。

なかなか雨は止まない。途中一緒になった若い二人連れは早々と「テントはやめて小屋に泊まります」といっている。私もそうしようかなと弱気の虫が泣き出すが、少し雨が小降りになったのでとりあえずテント場まで行ってみることにする。

雨は降ったり止んだり。手早くテントを張ってなんとか荷物を中へ放り込んでやれやれである。お天気がよければ空身で薬師岳まで往復したいところだが、何も見えないのに行く気はしない。

 

濡れたものでいっぱいのテントの中は湿っぽい。着ていたシャツも着干ししようかと思うがさすがに寒くなってきたので着替えることにする。

それでも屋根があることはありがたい。直接雨には当たらないのでお茶を飲んでくつろぐ。夕方にかけて雨は断続的に強くなったり弱くなったり止んだりを繰り返す。ただ純粋に雨だけで雷や風はないのでそれだけでも助かる。

今夜の夕食。マーボーナスの量が少ないが辛いのでご飯によく合う。

 

早くテントを張らねばとあせってよく場所を選ばなかったので、夜になるとテントの下に水が流れ込み浸水してくる。マットがあるので直接濡れることはないが床を触ってみるとウォーターベッドのようなボヨンボヨンとした水の感触が堪らない。

ただでさえ、テントでは眠りにくいのに、さらに眠れない。ラジオも雑音が多くて聴こえない。楽しむべき妄想話も思い浮かばず、寝返りを繰り返し朝を待つ。

 

 

 

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富山ライトレール

2012年07月20日 | 山旅

  

「梅雨が明けた!」というわりにはパッとしないお天気だが、当初の予定通り、折立から雲ノ平へ行くことにして富山に入り、翌日早朝のバスで登山口の折立へ向かうことにする。

ということで、今日は富山泊まり。時間があるのでついでに富山ライトレールの運営するポートラムへ乗ってみることにする。もともとはJR西日本(その前は国鉄)から引き継いだ第3セクター方式の鉄道で富山駅から岩瀬浜までを走る。

低床式のおしゃれな市電といった雰囲気だが、途中の奥田中学までは路面を走り、その後は普通の線路を終点の岩瀬浜まで20分ほどをかけて走る。

岩瀬浜の駅

 

終点の岩瀬浜には海水浴場もあるが、この雨では誰もいない。

 

かっては北前船でにぎわった町は回船問屋なども残る町並みになっている。

 

 

 

 

雰囲気のある釣具屋さんの看板

 

これはなにかな

 

富山市内には普通の市電も走っている。これは季節限定のビアホール電車

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リンカーン弁護士

2012年07月19日 | 映画

  無実と無罪は必ずしも一致しないのが裁判というもの。法廷を舞台にした映画はけっこう好きなので観に行く。

  ミックは運転手つきの高級車リンカーンを事務所代わりにアメリカの裁判ならではの司法取引を利用して活躍する敏腕弁護士。

  その彼が金になると思い、金持ちの不動産業者ルイスが女性を暴行したとする事件の弁護を引き受ける。しかし調べていくうちにそのルイスが過去にミックが担当した重大な犯罪に関わっているのではないかと思い当たるようになる。そのときは別の人物が犯人として捕らえられ無実を主張するが、勝ち目はないと思ったミックは死刑を免れる代わりに司法取引で終身刑を勝ち取る。しかしそれが冤罪の可能性が出てきた。

  自分のしたことを悔いるミック、守秘義務を逆手に弁護を迫るルイス。そんななかミックが調査を依頼している私立探偵のフランクが殺される。ミックは弁護士としてどうやってルイスを弁護するのか、そしてどうやって過去の犯罪を暴いていくのか・・・。

  ミックには離婚した検事をしている妻と娘がいるのだが、別れた後もしょっちゅう会っていて、けっこういい関係を保っている。なら、なぜ離婚したのか気になるところだが、別れた方が案外うまく行く夫婦というのもありなのかも。

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私が、生きる肌

2012年07月11日 | 映画

  

  スペインの巨匠(だそうだ)ペドロ・アルモドバルの「私が、生きる肌」を観た。スペインの映画だが、特にスペインを意識させる話ではなく、夏向きのちょっと怖くて妖しい話。

  形成外科医の邸宅を舞台に話は進む。屋敷内には手術室があって、そこで医師のロベルが個人的に皮膚の再生治療を施すために「ベラ」を幽閉している。治療は成功して、交通事故でやけどを負ったことを苦にして自殺してしまった妻の面影を秘めた完璧な美女を作り上げるのだが、その裏にはとんでもない秘密が隠されていた。

  話は途中から自殺した娘の復讐譚の様相を帯び、思わぬ展開をしていって思わず「うーん、そうだったんだ」と。しかしその意外性のわりには最後はあっけなく終ってしまって、「えっ、それで終わり?」という結末に思えた。

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