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「7つの秘訣」解説編

2021-12-13 | 仕事

2021年11月5日に投稿した「新・初めての転職②」の中で紹介した「在職中の転職を成功に導く7つの秘訣」についての解説版です。
その7つの秘訣とは以下の通りです。

① 今の会社をいつ辞めるのかを先に決める。(離職日のこと)
② 今の仕事をしながら、いつ転職活動をするのかを決めて予定表にする。
③ もしも収入が途絶えた時に、経済的援助を頼む人を決める。
④ 次に希望する職種を決める。(せめて業界だけでも絞っておく)
⑤ 前職(今の仕事)を辞めた理由をはっきり言えるようにしておく。

⑥ 転職こそが最善の道だと、自信を持って他者に言えるようにしておく。
⑦ 転職活動をサポートしてくれる専門家(専門機関)を決める。

①と②については、前回前々回で詳しく述べましたが、今回は③~⑤についての説明です。

③もしも収入が途絶えた時に、経済的援助を頼む人を決める。

転職活動の時は、何かと「お金」に関することをリアルに考えることが多くなります。特に初めて転職を経験する人は、転職に失敗する事と、収入が途絶えることを最も不安に感じることでしょう。
だからと言って、はなから誰かを頼りなさいということではなく、初めての経験がからこそ、想定外の出来事や最悪の事態になった時のための備えをしておきましょう。というはなしです。

つまり、転職活動が上手く進まず、先に離職をして転職活動に集中したいけど、生活費が気になる。といったケースや、転職先が決まったものの、いざ入社してみたら最悪な職場で直ぐにでも辞めてまた転職活動をしたいけれど、やはり生活費が気になる。といったケースのことです。

もちろん、いざとなったら生活費を節約することも重要ですが、心が疲弊するほど切り詰めると、まともな活動もできず、かえって上手く行きません。
だからこそ、予め最後は○○さんに頭を下げてお願いしよう、と決めておくことをお勧めします。
具体的な人物を想定しておくだけでも少し気分が楽になるものです。

実際にお世話になるのは嫌だ、または迷惑をかけたくないという人も多いと思いますが、本当に頼ることにならないような活動をすればよいだけです。
しかし、頼れる人がまったくいない人や、そもそも誰にも頼りたくないと思っている人は、転職活動を始める時点で、最低でも 3 ヵ月程度の生活ができる貯えがあれば、精神的負担は少ないと思います。
しかし、そうでない場合は、より戦略的な計画と活動を始めるタイミングが重要となるので、秘訣⑦を参考に専門家に相談することをお勧めします。

④次に希望する職種を決める。(せめて業界だけでも絞っておく)

これは、転職活動を短期間で行うための手段の一つです。
転職活動を計画的に効率よく進めるには、まず求人情報の収集のしやすさが決めてとなります。なぜなら初動の速さと直結するからです。
そもそも、転職したい会社の情報をキャッチしない事には何も始まりません。

日本全国で一日に出される求人件数をご存じですか?
ハリーワーク求人だけでも、一日に3万~5万件もあると言われています。
もちろん、地域や時期、または業種によっては多い少ないがあるかもしれませんが、まずは転職先を探すための情報量は予想以上に多いと認識しておいた方がよいでしょう。

例えば○○ナビなどの転職サイトに登録するだけで、毎日数十件の情報提供がメールに届き、それを見るだけで疲れる人もいます。
そんな大量の情報の中から、自分の意に沿った求人情報を素早く探すには、あらかじめ狙いを絞って検索する方が早いのは当然です。

では、今の仕事は辞めたい。でも次に何がしたいのかは決めていない。という人はどうでしょうか。
当然ながら情報を探すだけで時間もエネルギーも消費してしまう状況になるので、そんな人は、逆に「したくない仕事(仕事内容)」を明確に決めておくことが秘訣となります。
他にも以下のような考えの人も同様です。

とにかく今の職場以外なら何でもいい。
今の給料よりも、少なくとも○○円高い給料を得たい。
定時通りで労働時間が安定している会社に転職したい。
今の職場にいる意味がない。
今の仕事に飽きたので、何か他の仕事がしたくなった。
他の土地に住みたくなった。(転居したくなった)

⑤前職(今の仕事)を辞めた理由をはっきり言えるようにしておく。

転職する時の面接では、9割の人が前職を辞めた理由を聞かれます。
なぜそんな質問をするのかは、その会社や面接担当者なりの意図があると思いますが、ここで知っておいてほしいのは、この質問は「採用する決めてにはならなくとも、落とすきっかけになり得る」ということです。

つまり、前職を辞めた理由そのものは、よほどの事でない限りそれ自体は採用するか否かを判断する決め手とはなりません。
しかし、正直者で嘘が付けない人ほど悩むのが、この課題です。
別に悪いことなど何もしていないのに、なぜ辞めたのか?と問われた途端に、何だか責められているような気分になり、答えようとする理由もネガティブなことばかり想像してしまう人が意外に多いのです。

いかに面接といえども、何もかも真実をすべて赤裸々に暴露する人などいません。むしろ、この手の質問は予定調和で十分通用します。

本当の問題は、その「言い方」です。
何かを隠すようにソワソワしながら、目線も定まらずに「え~っと、え~っと…」などと落ち着かない様子を見て、面接担当者は不安になるのです。
面接官は、本当は辞める理由などを知りたいのではありません。
この手の質問は、いわゆる答えにくい質問の一つに入ります。つまり少し負荷がかかった状況を、どう切り返そうとするのかを確かめているのです。

だから、他の質問と同じように、自信を持って答えるだけでよいのです。
ただし、辞めた理由をどんな風に言葉にするのかは、前もって考えておいた方が慌てずに済みます。
その具体的な攻略は、次回説明する秘訣⑦の部分で紹介する予定です。



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