『坪山』は三頭山の南にある標高1100m余りの山です。
2年前までは全く知りませんでした。去年ネットの情報で、『いわうちわ』と『ひかげつつじ』がすごいらしいと知って、是非一度行ってみたいと思っていました。
ネットでの情報では、平日でもバスの増発便が出たらしい。
あまり人が多くてもイヤだけれど、仕方がない。覚悟して行ったが・・・。
上野原駅でやはりたくさんの人が降りる。み~んな、坪山かしら~。
降りたとたんにずら~っとたくさんの人が並んでいるのが目に飛び込んできました。
バス会社の人が拡声器をもって案内をしていました。
『坪山の人はこちらに並んでください。臨時が出ますからあわてないで。
ハイハイ前に並ばないで後ろに並んでくださいよ~。』
と言ってみんなの笑いを誘う。
それにしてもすごい人です。それもほぼ全員が中高年・・・。
団体のグループも多く、30数人のグループのバスに一緒に乗って行きました。
去年から登山口『八つ田』にバス停ができたそうで、公衆トイレがあるというのでここで降りる。
トイレは小さな児童公園の一角にあり、ログハウス調のかわいらしいトイレで驚いたことに洋式は暖房便座でした
トイレの裏の土手にはニリン草の群落。
歩き始めるとカタクリも数株。
タチツボスミレ、ナガバノスミレサイシン、カキドオシなどが咲いています。
沢にかかった橋を渡り、いよいよ山に入って行きます。
坪山の登りは東尾根と西尾根があるそうで、イワウチワ、ヒカゲツツジの群落は西尾根にあるという。
尾根に出ると結構傾斜が急で、ロープや木の根っこにつかまりながら登るところもあります。
ミツバツツジもちらほら咲いていました。
尾根筋の芽吹きはまだ始まったばかりです。
突然のご対面でした。
40分ほど登った時でした。
尾根の西側斜面にイワウチワが・・・。
とっても可愛い。
2~3センチばかりの花がうつむき加減に咲いています。
夢中になって写真を撮りまくりました。
次々にたくさんの人が登ってくるので邪魔にならないように、通り過ぎると写真を撮ります。
更に・・・。
また少し登ったところに看板が
これからが本番
そして
こちらのはなびらの色はピンクです。
これだけ見ればこの山に来た甲斐があります。
しかし、
ヒカゲツツジはというと・・・
先日の寒波でやられてしまったとのことで 数輪の花がちらほら咲いているだけでした。
まだつぼみの木もありましたが堅く、これから本当に花開くのかしら・・・。
山頂までの登山道の両脇にずっと生えていましたから、満開になったらさぞ見事なことでしよう。
イワウチワが終わると次はイワカガミが咲きます。イワカガミの葉もたくさん生えていました。
写真に夢中になり、コースタイムを大幅にオーバーして山頂到着。
案の定、大して広くない山頂はたくさんの人でごった返していました。
何とか一人分のスペースを確保することができました。
山頂からは360度見渡せます。
少し木立が邪魔になるところもありますが、北から東に三頭山から笹尾根。
昨日は霞んでいましたが富士山も薄く見えました。
帰りは『びりゅう館』の方へ下りましたが、こちらは尾根筋にミツバツツジがちらほら咲く程度。ミツバツツジはこれからが本番でしょうか。
ほかにお花は全くありませんでした。
平坦な道は落ち葉などで柔らかく足にやさしく歩きやすい道でしたが、傾斜の急な道は雨で濡れた時には滑りやすそうです。
帰りのバスの時間まで少しありましたが、臨時を出してくれて、時間に関係なく人数がいっぱいになったら出発という便宜を図ってくれました。
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いわうちわ”のこと乗ってましたよ!
「ここへ行かれたんだ」
さっそくきれいなお写真拝見させていただきました。すてきですね。
ちょっと、ユキノシタに形状がにてるカナ。色合いが、
花の茎のちょっと赤い色のところとか・・。花は違いますけどね「・・うちわ」だから!?
それにしてもすごい!混雑”。みなさん注目してるんですね、時期は限られているから。お疲れさま”でした。
今年は特に「春山」という山の雑誌で取り上げられていて、そんなことも手伝ったのかもしれません。
どこかのおじさんが「何だ、ばーさんばかりだ!」って、自分のこと棚に上げて失礼な!
でも中高年は元気です。
ひかげつつじは残念でしたけれど、イワウチワが見られたので嬉しかったです。
「イワウメ科」だそうです。
葉の形がうちわみたいに丸いから「いわうちわ」というと聞きました。
ホントにかわいらしい花でした。