ロングドライブ

「VW PASSAT VARIANT」と「PEUGEOT 3008」でのロングドライブ記録です。(2019/09/11)

九州ドライブ紀行-西海道を行く-「出発」

2010年07月21日 | ドライブ

2010年7月10-17日

早いもので、私が会社勤めを始めて今年で30年を迎えてしまった。私が入社した当時の定年は55歳だった(現在は60歳)ことを考えると、もし今も定年が変わっていなければ、私は今年で定年を迎えたことになる。30年で世の中が大きく変化したことを改めて実感する。
さて、そんなことで「勤続30周年」の今年、私は会社から特別休暇を頂くことになり、7泊8日の旅に出ることとあいなった。昨年のGW(ゴールデンウィーク)は、別に普通の休みではあったが、「北東北」をドライブし、お盆に絡む夏休みには「北海道」をドライブした。そんなこともあり、今年は是非西方、特に九州に行きたいと思っていた。

今回の出動はSAABと決めていた。理由は色々あるが、1つは北海道に「PTクルーザー」で行ったから今度はSAABということであり、2つは今回のドライブには嫁様が終始同行するのではなく、途中で3日ほど合流するという変則的なパターンとなったため、嫁様の東京での足を奪う訳にはいかなかったのである。

自宅(東京)-九州-自宅の総走行距離、3,500km弱を愛車SAABは実に快調に走り抜けた。正直、出発前には旅の途中で故障など起こしたらどうしようかという心配もないではなかったが、出発の朝(7/10)からSAABは非常に軽やかなエンジンフィールで我が家を後にしたのである。

 7月10日(土)

Photo

コース:自宅-R20-相模湖IC-中央道-名神道-山陽道-姫路東IC-ホテル日航姫路

いよいよ「西海道ドライブ旅」出発の時が来た。まだ梅雨の明けやらぬ7月10日(土)朝5:30に自宅を後にすると、一路中央道の相模湖ICを目指した。本来なら近隣のIC(インターチェンジ)となる八王子ICを目指す所だが、週末の高速道は早朝から込み始め、道路情報の渋滞予測でも八王子IC-相模湖IC間の渋滞が出されていたのである。
ご存知の方も多いであろうが、八王子IC-相模湖IC間は中央道東京近隣では有数の山岳コースとなっている。かなり強めのカーブとアップダウンが続くため、オートクルーズを嫌う日本人の多くの車両では、必然的にアクセルが緩み、スピードダウンする。この状況に過度の台数の車が集中すれば渋滞が発生するのは必然的結果といえるのではないか。
そういう訳で、私はこの区間を避けてほぼスムーズに流れ出す(であろう)相模湖ICから流入するコースを取ったのである。予想通り中央道の流れはスムーズだった。私はクルーズコントロールを設定すると、西を目指してハンドルを握ったのだった。

20100711__001この日の天気予報は、東京地方では朝方まで雨模様の予報だったが、実際には自宅出発時点で既に青空が顔を出す天気となっていた。しかし中央道を走ると、至る所でつい先ほどまで雨が降っていたことを示す路面の濡れた部分が其処彼処に残っていた。中央道を順調に進んで間もなく小牧JCT(ジャンクション)に差しかかろうとした時、「交通集中による渋滞」の情報が入って来た。場所は一宮IC-小牧JCT間だった。私は早速ナビが迂回ルートを示していないか確認した。すると土岐JCTから東海環状道を通り東海北陸道で一宮JCTに抜けるルートが示されたのである。やや遠回りだが、この日の目的地は「姫路」。急ぐ旅でもないため、ナビさまの仰せに従ったのだった。

結局、山陽道の姫路東ICを出るまで、渋滞情報が流れたのはこの一宮IC-小牧JCT間の1ヶ所だけで、後はスムーズにクルージングできた。

姫路の地に着いたのは午後3:00前だった。ホテルにチェックインするには如何にも早い。大阪在住時代にも来たことがある世界遺産「姫路城」がホテルまでの途中にあるため、立ち寄って見ることにした。
1007100005とは言いながら、姫路城に来たのは何年前だったろうか。恐らく20年近くになるのではないだろうか。城の前の駐車場や道の風景など全く記憶がなく、さながら初めての場所に来ている思いだった。しかし、流石にお城の姿は変わらない。

1007100009今回は補修工事が行なわれていて城の周りに足場が組まれていたり、大型のクレーンがあったりして優雅な「白鷺城(姫路城の別名)」の姿とは程遠くなっていたが、世界遺産ともなればキッチリと補修はしておかなければならないだろう。これも致し方のない状況と思われた。
本格的な夏休みに入る前でもあり、人影は疎らで優雅な城の姿を見るには持って来いのタイミングだったかも知れない。

ホテルにチェックインして、部屋で暫しの休憩をしていると嫁様からの緊急指令が入って来た。何でもホテルの近所にある「播磨国総社(はりまのくにそうしゃ)」という神社で夏祭りが行なわれているので、写真を撮って来いとのこと。早速カメラ片手に行って見ることにした。
ホテルから姫路駅の反対側に出て、お城の方向に向って行くと、間もなくR2(国道2号)が東西に走っている。
これを渡り更に少し北に行くと「射楯兵主神社(いたてひょうずじんじゃ)」が見えて来る。1007100013朱に塗られた立派な門構えだった。その脇の路地を入って行くと直ぐに数店舗の屋台が見え、其処が「播磨国総社」の正門と分かった。入口で御巫さんに団扇と祭りのパンフレットを手渡され、中に入ると境内はそこそこの広さで、右手の舞台では何やら演歌の歌声が賑やかに聞こえて来た。
1007100016入口でパンフレットをくれた御巫さんに聞いてみると、この日は夏祭りのイベントとしてコンサートが行なわれていたようである。 翌7月11日(日)には「湯立て神事」という神事が行なわれるようだったが、それを見ることはできない。明日は博多ということで1日違いで残念なことをしたと思ったのだった。

走行距離: 643.0km
ガソリン給油量: 56.5L
燃費: 11.4km/L



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。