老後の安心のために知っておきたいこととは? (西山行政書士事務所 042-372-8022)多摩市

多摩市の行政書士が相続、遺言、成年後見、悪質商法、定年起業、熟年離婚等をテーマにつづったブログです。

金融商品の基礎知識(預金、貯金、債券)

2007-05-08 21:35:32 | 老後の資金運用、年金、保険など
定年後、退職金等の使い方で思い悩んでいる人もいるでしょう。これから80歳台まで生きるとしてだいたい30年あります。うまく資金を運用して、お金を増やすとともに充実した人生になるようなお金の使い方をしたいものですね。

入門として、今回は金融商品にどのようなものがあるか整理してみます。
預金 銀行や信用金庫に預けるもの(個人の金融資産の約4割)
①普通預金→好きなときに出し入れできる預金。
②定期預金→満期日まで原則的に引き出し出来ないもの(スーパー定期預金、積み立て定期預金など)
③貯蓄預金→個人だけが作れるもので、普通預金より高金利で、定期預金より換金性が高いもの。
④通知預金→預け入れた後、一定期間据え置き、引き出す場合は事前の通知が必要なもの。
当座預金→手形や小切手の決済するときに使うもの。

貯金 日本郵政公社(平成19年10月1日から郵便貯金銀行となる)の郵便貯金。(個人の金融資産の約2割)
①通常貯金→財布代わりに利用できるもので、10円以上で1円単位で預けられます。
②ニュー定期貯金→1000円単位で預けられます。
③定額貯金→預け入れ時の利率が1年間適用され、最長10年まで福利で運用するお得な貯蓄です。預け入れから6ヶ月経過すればいつでも引き出せます。

債券 資金を調達しようとする国や自治体、企業が資金を借り入れるために発行する借用書。
①国債→国家が発行する債券。
②地方債→地方公共団体が発行する債券。
③特別債→UR都市機構、公営企業金融公庫などが発行する債券。
④社債→上場企業が市場から資金調達するために発行する債券。一定の条件でその会社の株式に転換できる転換社債と、一定の値段で発行会社の株式を変える権利がついたワラント社債があります。
⑤金融債→特定の金融機関が法律により発行するもので、利付金融債(固定金利商品で償還は5年、利息は半年ごと)と割引金融債(購入時に額面から利子部分を控除した金額で買い、償還時に額面金額で受け取るもので、償還は1年です。
外国債→発行者、発行場所、通貨のどれかが外国であるもの。高利回りが期待できるが為替損益が発生します。

   (次回に続く)


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