僕の心は、ピチピチ通信
「「男性大河ファン」の直感的で素直な感想」
●月曜日の朝から、気持ちのいい風が吹く。やったぜ、壬生浪士組!いろいろなひとの正義がそこにはある!
いやあ、いいっすねー!というか、ひと、ひとり死んでるんですけど、なぜか、あとにさわやかな風が吹く!というわけで、
日本社会の巧緻さを、存分に現していますねー。
要はこの時代、武士階級というのは、あこがれの存在だったんですねー。武士以外の階級の人間にとっては。
町人や農民には、武士があこがれの存在だった。だから、武士として、扱われて死んでいった迫田清太郎さんは、本望だったわけですね。
なんというか、最後に華を持たせる、これが、日本のやり方なんですねー。いやあ、見ていて、さわやかになっちゃうんだから、
どんだけ武士道精神なんだ!って自分でも思ってしまいますけどね。
日本人は、死を怖がらないんですよ。いつ、死があっても、おかしくないと考えている。そして、その死を泰然と受け止め、受け入れる。
だからこそ、今回の地震と津波を、泰然と受け入れられたんでしょう。日本人は。ここらへん、つながっているんですねー。
迫田さんも、見た感じ、悪いことしてないわけですよ。借金取りは、まあ、悪役をしっかり表現していましたしねー。
「悪を斬っただけだ、なぜ悪い?」
となってもいいところを、日本では、
「でも、彼らは通常業務をしていただけだ。確かに、悪徳借金取りだったから、お灸をすえられて、二度と来ないけどね。でも、刃傷沙汰は、ダメダメ!」
ということになるんですね。そして、日本では、
「感情的になって、行動しちゃいけないよ」
という教えになるわけです。いやあ、わかりやすいね、男性大河ドラマは!いや、違うって(笑)。
まあ、いずれにしろ、士道不覚悟での、切腹!というのは、武士になりたい人間にとっては、最後の花道なんですよね。
そして、佐代ちゃんのところに、
「残りの給金」
という名目で、お金を渡しにいくのは、もちろん、鬼の副長、土方さんということで、そのあたりの人情の機微というのをよーく理解している
土方さんという感じでしょうかねー。だって、前借りしていたわけだから、迫田さんは。
だから、残りの給金なんて、あり得ないわけで、まあ、退職金がわりのお金ですかね、あれは。
にしても、この迫田清太郎さんのビジュアルが、いかにもいいひと!という感じで、芹沢鴨一派とは、大違いで、笑いましたねー。
こう、野口あたりが、迫田清太郎さんを脅しているあたり、もう、人種が違う感じで、笑いましたねー。
まあ、このあたりの、配役、神!という感じで、笑いました。さすがのNHKさんですねー。
にしても、このお金がらみ、女がらみ、というのは、新選組ネタの王道ですからねー。
まあ、佐代ちゃんの脇でゴホゴホやっていたのは、旦那とは、思いませんでした。
その佐代ちゃんにお金渡すんだから、いやあ、迫田清太郎さん、どんだけ、ひとがいいのかって・・・ねえ。
そいで、切腹しちゃうんだから、どんだけ、ひとがいいんだか・・・まあ、最後に隊服と誠の旗ができあがってきて、
「いい出来だ。な、歳」
なんつー、近藤さんがまた、愛情があって、いいんだなー。
それに、
「いい出来だ」
と、答える歳も、やっぱりいい。
男ってのは、こうでなくっちゃ、いけないねー。
いやあ、というわけで、いろいろなひとの正義というものが、描かれていた今回の血風録でした。
堪能しましたねー。
というか、月曜日の朝から、気持ちのいい風が、吹きますねー(笑)。
●太刀筋も素晴らしく、笑顔がやさしくて、それでいて、厳しいところもある。いやあ、イメージ完璧な沖田さんです!
というわけで、今回もちゃあんといいところで、ストーリーに関わっていた沖田さんです。
「嘘をつきました」
なんて、まあ、沖田さんらしくて、楽しいですね、こういうのは。
まあ、沖田さんは、基本、やさしくて、それでいて、厳しい面もある、というあたりを表現する役柄なので、
ちゃんと、迫田さんの武士になりたかった理由も、聞き出すし、迫田さんが、筋が悪いと、下絵書きの仕事を
弟に譲ったこと、だから、武士になりたかったことを、視聴者に分かりやすく教えてくれるんですねー。
まあ、その否定された本業で、誠の旗と隊服づくりの下絵かきという仕事で、壬生浪士組に貢献するわけですから、
迫田さんとすれば、本望だし、周りの人間も、迫田さんを必要とした、そして、その仕事の素晴らしさを褒めてあげるという、
お互いがお互いを思って行動しているんですねー。
お互いによいように、行動するのが、日本人なんですねー。
なんか、あの沖田さんが、
「間に合いましたよ。迫田さん」
と、言って、旗と隊服を掲げたとき、ちょっとうるっときましたねー。
死の前に、華をそえる。
ほんと、日本のお話だなーって、納得しましたねー。
まあ、しかし、この沖田さん、ほんと、よくできてます。
太刀の筋なんかもすんばらしいし、笑顔のやさしさ、それでいて、なんでも見通す賢さ、もう、完全に定番の沖田さんで、安心できますね。
まあ、女性は、沖田さんにやられていると思いますよー。
それくらい、愛らしい沖田さんですねー。早く不貞の浪士と戦わせたいものです。はい。
●もうすぐ暗殺なんで、お梅さんを屯所に住まわせてみました!もう、急ぎすぎなんだから、イケズー!の鴨さんです!
まあ、とうとうお梅さんを屯所に住まわせてしまう鴨さんです。
というか、もう、来週、芹沢鴨さんの暗殺らしいですから、まあ、仕方ないでしょうね。手が速いというよりは、シナリオの都合から、
という感じがしますが(笑)。
まあ、このひと、
「俺は殺されることはない」
と、毎回連呼しているわけですけど、どーもそれが、
「俺、実は弱い人間なの。暗いのこわいよー!」
と言っているように聞こえて、小物感があるんですけど、どーですかねー。
まあ、新見錦あたりが、この鴨さんに私淑している感じが、どーも、おかしく感じますね。
なんか、新見錦さんの方が、物事、よーく見えているような気がするんですけどねー。
ま、いずれにしろ、土方さんの当面の敵ですから、わっかりやすい悪的表現の鴨さん一派です。
というか、今回はまだ、法度は、掲示されていないわけですから、次回、掲示されるんですかねー。
というか、
「酒食にふけるな」
と、ありましたが、おもっそ、あれ、鴨さんを念頭に置いているじゃん。
まあ、それを見てとった鴨さんが、
「俺が法度を破ったら誰が介錯するんだ?」
という質問になったんですね。もちろん、
「このわたくしが」
と、土方さんが言って、新見錦さんに怒られると、まー、わっかりやすい構図ですねー。
っていうか、女を屯所に住まわせている段階で、アウトでしょ(笑)。
まあ、とりあえず、法度掲示は、来週に回して、それに絡めて、鴨暗殺!ということになるんでしょーねー。
まあ、来週はおもしろい事になりそうですねー。いやあ、毎回、楽しみなんだから、ほんと、気分いいねー。
●外見が美しいだけじゃ、だめっすよ!生き方が美しくないと!それがだめだめだったから、ああなっちゃう、お梅さんです!
というわけで、ポッテリセクシー唇の井上和香さん演じるお梅さんです。
なんか急に機嫌がよくなって、鴨さんの愛人やっていますが、どういう風の吹きまわしなんでしょうねー。
そいで、土方さんの目を嫌う・・・というわけで、まあ、土方さんは、気持ちが目に出ちゃうタイプなんでしょうねー。
それをお梅さんに見破られて、でも、全然へーきっていう、そういう土方さんです。
お梅さんも、自分の境遇は、土方さんに嫌われていることは、わかってるわけです。でも、やめられない。
「おんなとは、そうやってしか生きられない、そういう生き物なの!」
と、開き直っている感じですね。まあ、鴨さんにそれなりの魅力を感じているんでしょうが、
なんか、鴨さん自身が女性に逃げ込んでいる小物的なイメージが出ちゃっているんで・・・まあ、近藤一派をよく描くために、
そう演出しているんでしょうけどねー。そんな小物を愛するお梅さんが、なんだかなーって感じに見えますね。
まあ、でも、究極の体育会系みたいな集団ですからねー。そりゃー、モテる土方さんからすれば、
「これくらいのおんななら、掃いて捨てるほど、知っているし、こーんなおんなにモテたくわないなー」
と、普通に思っていたでしょうからねー。
そりゃ、嫌うよねー。
「男と女の間のストーリーってのは、もうちょっと、美しくやらなきゃ、いけねえ」
と、勝手に思っていそうですからねー。武士というものに、強烈な美意識を持つ土方さんですから、
男女間のことも、強烈な美意識がありそうです。
だから、そういう美意識から、見ると、お梅さんと鴨さんのあり方というのは、許せない、ということになるんでしょうねー。
つまり、鴨さんとお梅さんには、生き方の美意識がなかったということが、バレバレになるわけで、
結局、美意識がないものは、削除されちゃう、という現実を迎えることになるわけです。
いやあ、日本社会というのは、厳しい社会でもあるんですねー。
それが、お梅と鴨さんのあり方、からわかっちゃうわけです。こわいこわい。
美意識はなくさないように、しましょう!
外見が美しいだけじゃだめなのね。やっぱり、生き方を美しくしないとね!
●原作にいないけど、私恋しているんです!もちろん、男らしい土方さんに!まるで明子姉ちゃんのお美代さんです!
琴が鳴ったら、お美代さん!ということで、今回出番が2回しかなかった、お美代さんです。
いやあ、でも、美しいよねー。やっぱり、和服で、髪を結っていて、琴ひいちゃって、愛らしい顔していて、
なんとも、言えず、美しい方ですねー。
まあ、お父さんに、
「壬生浪士組が外を歩くらしいから、出ちゃいけないよ」
と言われて、もう、わっかりやすいフラグが立っちゃって、そりゃ、土方さん見に行っちゃうよねー、お美代さん。
まあ、それが、隊服着て歩いているところだから、まあ、かっこいい。
それがエンディングですからねー。もう、ほれぼれしちゃうねー。
なんか、京都の撮影所に行くと、ああいうコスプレさせてくれるところあるんでしょ?
いきたい、やりたい(笑)。なんか、言葉だけ書くと、ちょっとやばい感じ(笑)だけど、まあ、素直な本音ですね。
しかし、こう、屋敷の影に隠れながら、お慕いしている土方さんを見るお美代さんは、巨人の星の明子姉ちゃんのようで、
ちょっと笑いましたねー。というか、ベタもベタ!いやあ、でも、そのあたりが、また、楽しいんだなー。
まあ、ハートマークになっているお目目もまあ、かわいいことで、やっぱり恋する女性というのは、美しいですねー。
まあ、恋すると男も女も、男は男らしく、女は女らしくなるそうで、男は逞しく、女性は、美しくなるんだそうで、
だから、女性は、美容のためにも、毎日恋しているんでしょうかねー(笑)。
ま、お美代さんは、原作にいない方なので、今後の恋の発展は、どうなるんでしょう。まあ、今から楽しみですねー。
●普段は、静かだけど、やるときは、やる。普段は、静かだけど、言うときは、いう。信頼できる男、それが、近藤勇さんです!
土方さんが持ってきた法度に、芹沢鴨さんが、不満げなのを見てとるや、
「ま、もう少し考えましょう」
と、軽く折れてみたり、
「歳、隊旗と、隊服、よく出来てるじゃねーか」
なーんつって、さらりと、迫田清太郎さんを褒めたりして、
「いろいろわかっている男!」
な、近藤勇さんです。
いやあ、ほんと、この近藤勇さん、いーですねー。
ほんとうに、大人の男。いろいろわかっている、頼りがいのある男ですねー。
まあ、前回、いろいろなことに触れないで、飯だけかっこみ、
「疲れた、俺は寝る」
と、土方さんをさりげなく、かばうあたりも、よかったですけど、
今回もさらに、
「できる男」
感があって、非常によかったですねー。
普段は、静かにしているけど、言うべきところで、発言する。
こういうひとは、ほんと、信頼できます。
やっぱり、将領の器というのは、こういうひとを言うんでしょうね。
非常に、上に立てたい人間です。
こういう近藤勇さんも、最近は、珍しいかもしれませんねー。
まあ、何度も言うようですが、「組!」の近藤勇さんとは、雲泥の違いですね(笑)。
信頼できる男とは、こういう男を言うんですね。うん、気分がいい!
●「死を持って責任をとる!」お佐代さんから、迫田清太郎さんが、それを取り上げただけだった!本業が浪士組のためになって、よかったね!の清太郎さんでした!
というわけで、今回は、迫田清太郎さんをメインゲストとして、エピソードが語られたわけですが、
まあ、ビジュアルは完璧でしたね。いかにも、ひとの良さそうな、迫田清太郎さんですから、
結婚して旦那が臥せっていて、悪徳借金とりにゆすられる幼なじみを死をとして、助けちゃうという
まあ、それを全力で、説得するビジュアルですねー。
まあ、芹沢鴨一派とは、正反対なキャラ!というわけで、平間あたりに脅された時のひとのよさそうな迫田さんは、
かわいそうな感じすら、しましたねー。
まあ、でも、その迫田さんの影に隠れた形の、お佐代さんですが、泣いているばかりじゃないわけで、
旦那を殺して自分も死のうという時のあの表情は、こわかったですね。
なんつーか、京おんなの怖さを垣間見た感じで、あの冷徹さが、京おんなの本性なんですかねー。
あの刃を振り上げた時の、あの冷たい目。そこに、迫田さんの声がかけられると、泣いちゃうわけで、
女性の強さと弱さが、交互に表現されて、
「こわ・・・」
と、本気で、思いました。まあ、日本人は、強いですからねー。
「死を持って、責任をとる」
ということを普通にやりますからね。
というわけで、
「死を持って、責任をとる」
のが、お佐代夫婦でなく、迫田清太郎さんになった、というだけなんですね。これ。
そして、迫田清太郎さんは、下絵書きの仕事で、壬生浪士組のためになった。
武士として、死を命じられ、武士にもなった。
めでたしめでたし、になっちゃうわけで、死すら、美しく飾る日本人のライフアーティストぶりが、よーく表現されているわけです。
しかし、ねー、あの死に装束、なんだか、ゾクゾクしちゃうんですよね。
あー、武市さんの切腹以来かー。
やっぱり、日本人は、美に敏感なんですね。
●罪滅ぼし、と、やさしさ。土方さんは、他人の運命を左右しちゃう。だけど、それもこれも、やさしさのおかげ。土方さんです!
少しずつ、土方さんに見えてきた、土方さんです(笑)。
まあ、鬼の副長ですからねー。そう言われてうれしそうにニヤリとするあたり、土方ライク大爆発ですけどね(笑)。
いやあ、しかし、声がでかいね(笑)。
とにかく、露骨に鴨排除を目論む土方さんですから、鴨さんもそれを知っていながら、
利用しているわけです。まあ、僕には、座して死を待っているようにしか見えないわけですけれどね。
まあ、でも、どう考えたって、鴨一派暗殺は、時間の問題にしか見えないわけですけど、
鴨さん一派は、割と、安穏としているんですねー。
ま、そのあたりの危機感も薄いから、やられちゃったんでしょうねー。
ま、いわゆるザコキャラですから、まあ、平間とか、野口とかいったあたりは、
顔も覚えることなく、逝きそうですねー(笑)。
さて、土方さん、今回は、迫田さんに目をかけるわけですが、結局、いろいろあって、
その性格のいい若者を死に追いやることになるわけです。
でも、やっぱり、その死に対して、畏敬の念があるんですね。
責任をとって自ら死んでいく若者に、先輩ながら、畏敬の念を抱く。
ここに日本人の死生観が現れていて、非常によかったですね。
つまり、死を決した人間は、すでに、同じ人間ではなくなっており、
ステータスが上がっていると見るべきなんでしょうね。
だからこそ、畏敬の念がわくわけで、すでに迫田さんは迫田さんでなくなっている。
そこに隊旗と隊服が届けられて、沖田さんの声が届く、というわけで、
仕事のできた迫田さん、という喜びの図式になるんですねー。
まあ、死というものを、ただの死として捉えるのではなく、
新たな旅立ちととらえているから、終わったあと、ハッピーな気持ちになるんでしょうねー。
日本人は、強いですよね。このあたり。
そして、佐代さんに隊からお金を出してあげるやさしい土方さん。
このあたりがね、土方さんの真骨頂だと思いますよ。
多分、土方さんの独断なんだと思いますね。あれ。
土方さんが、壬生浪士組に採用しなければ、彼の死は、なかったわけですから、
そのあたり、せめてもの罪ほろぼしに・・・とストーリーを完結させているわけですからねー。
やっぱり、素晴らしいや、「新選組血風録」は!
今週の喜び
いやあ、しかし、存分に楽しみましたねー。
っていうか、ひとひとり死んでいるのに、どうして、こう、さわやかに感じるんでしょうね。
ま、それもこれも、日本人だからでしょう。
いやあ、それにしてもよくできているドラマです。
なにしろ、近藤さんのあり方がいい。
こういう近藤勇さんは、久しぶりに見たような気がします。
いやー、比べてみると「龍馬伝」の近藤さんの浅さが、おもっそ露呈しますねー(笑)。
まあ、今回、迫田さんで、武士というもののありかた、を描いたわけですけれど、
非常にわかりやすかったですね。というか、迫田さんいいひと過ぎ(笑)。
その迫田さんのいいひと過ぎが、まあ、お佐代夫婦を救うわけですから、これはこれでよかったんでしょうけどねー。
ま、それに女性の怖さというのも、よーく表現されていた・・・お佐代さんこわかったもんねー。
というか、日本人の強さということでしょうか。死んで責任をとる。それができる国民性なんですねー。
だから、士道不覚悟につき、切腹というのが、普通にある世界なんですよ。
まあ、このあたり、武士道というソフトを理解しないと、わからないところでしょうけどねー。
それだけ、武士道は、深いということでしょうか。
だからね。サムライ!なんて言葉を軽く使って欲しくないですね。
武士道を理解してから、日本人を見てもらいたいものです。
日本人は素晴らしい民族だ!とか、世界各国で賞賛って、あのー、これ普通ですからね。日本では。
あなた方が、優秀でない、ということを露呈しちゃっているわけじゃないですかー。
ま、そのあたり、これからも、書いていきたいですけど、この「新選組血風録」は、外国人には、わからないだろうなー(笑)。
「なぜ、迫田は、死ななきゃいけないんだー?こんなアンハッピーな終りってあるか!」
と、言いそうだもんね。まあ、そのあたり、時代劇は、深いわけです。
沖田さんが、
「隊旗と隊服、できましたよ!」
と言うあたり、ちょっとうるっと来そうでしたねー。まあ、ああいう役が似合うっちゃー似合うしね、沖田さん。
そして、
「よくできてるじゃねーか。な、歳」
なんて言ってくれる近藤勇に、
「よくできている」
と、迫田さんをねぎらう歳。
もうね、何も言うことは、ありませんよ。
そして、畏敬の念を持って送られる、迫田さん!ということで、
最後に、お佐代さんに、お金と伝言を渡す土方さんが描かれて終了という、完璧な筋はこび。
いやあ、感服!と言っていいでしょうね。
そして、来週は、とうとう、危機管理の出来てない鴨一派に危機が迫る!
というわけで、まーた、楽しみな日曜日!ということになりそうです。
ひとが死んでも、ハッピーエンド。
このあたり、日本人の物語は、奥が深いんですねー!
今週の「?」
行動力が抜群過ぎるお美代さんなわけですが、物堅い箱入り娘があんなに大胆でいいの?いーんです(笑)。
「「男性大河ファン」の直感的で素直な感想」
●月曜日の朝から、気持ちのいい風が吹く。やったぜ、壬生浪士組!いろいろなひとの正義がそこにはある!
いやあ、いいっすねー!というか、ひと、ひとり死んでるんですけど、なぜか、あとにさわやかな風が吹く!というわけで、
日本社会の巧緻さを、存分に現していますねー。
要はこの時代、武士階級というのは、あこがれの存在だったんですねー。武士以外の階級の人間にとっては。
町人や農民には、武士があこがれの存在だった。だから、武士として、扱われて死んでいった迫田清太郎さんは、本望だったわけですね。
なんというか、最後に華を持たせる、これが、日本のやり方なんですねー。いやあ、見ていて、さわやかになっちゃうんだから、
どんだけ武士道精神なんだ!って自分でも思ってしまいますけどね。
日本人は、死を怖がらないんですよ。いつ、死があっても、おかしくないと考えている。そして、その死を泰然と受け止め、受け入れる。
だからこそ、今回の地震と津波を、泰然と受け入れられたんでしょう。日本人は。ここらへん、つながっているんですねー。
迫田さんも、見た感じ、悪いことしてないわけですよ。借金取りは、まあ、悪役をしっかり表現していましたしねー。
「悪を斬っただけだ、なぜ悪い?」
となってもいいところを、日本では、
「でも、彼らは通常業務をしていただけだ。確かに、悪徳借金取りだったから、お灸をすえられて、二度と来ないけどね。でも、刃傷沙汰は、ダメダメ!」
ということになるんですね。そして、日本では、
「感情的になって、行動しちゃいけないよ」
という教えになるわけです。いやあ、わかりやすいね、男性大河ドラマは!いや、違うって(笑)。
まあ、いずれにしろ、士道不覚悟での、切腹!というのは、武士になりたい人間にとっては、最後の花道なんですよね。
そして、佐代ちゃんのところに、
「残りの給金」
という名目で、お金を渡しにいくのは、もちろん、鬼の副長、土方さんということで、そのあたりの人情の機微というのをよーく理解している
土方さんという感じでしょうかねー。だって、前借りしていたわけだから、迫田さんは。
だから、残りの給金なんて、あり得ないわけで、まあ、退職金がわりのお金ですかね、あれは。
にしても、この迫田清太郎さんのビジュアルが、いかにもいいひと!という感じで、芹沢鴨一派とは、大違いで、笑いましたねー。
こう、野口あたりが、迫田清太郎さんを脅しているあたり、もう、人種が違う感じで、笑いましたねー。
まあ、このあたりの、配役、神!という感じで、笑いました。さすがのNHKさんですねー。
にしても、このお金がらみ、女がらみ、というのは、新選組ネタの王道ですからねー。
まあ、佐代ちゃんの脇でゴホゴホやっていたのは、旦那とは、思いませんでした。
その佐代ちゃんにお金渡すんだから、いやあ、迫田清太郎さん、どんだけ、ひとがいいのかって・・・ねえ。
そいで、切腹しちゃうんだから、どんだけ、ひとがいいんだか・・・まあ、最後に隊服と誠の旗ができあがってきて、
「いい出来だ。な、歳」
なんつー、近藤さんがまた、愛情があって、いいんだなー。
それに、
「いい出来だ」
と、答える歳も、やっぱりいい。
男ってのは、こうでなくっちゃ、いけないねー。
いやあ、というわけで、いろいろなひとの正義というものが、描かれていた今回の血風録でした。
堪能しましたねー。
というか、月曜日の朝から、気持ちのいい風が、吹きますねー(笑)。
●太刀筋も素晴らしく、笑顔がやさしくて、それでいて、厳しいところもある。いやあ、イメージ完璧な沖田さんです!
というわけで、今回もちゃあんといいところで、ストーリーに関わっていた沖田さんです。
「嘘をつきました」
なんて、まあ、沖田さんらしくて、楽しいですね、こういうのは。
まあ、沖田さんは、基本、やさしくて、それでいて、厳しい面もある、というあたりを表現する役柄なので、
ちゃんと、迫田さんの武士になりたかった理由も、聞き出すし、迫田さんが、筋が悪いと、下絵書きの仕事を
弟に譲ったこと、だから、武士になりたかったことを、視聴者に分かりやすく教えてくれるんですねー。
まあ、その否定された本業で、誠の旗と隊服づくりの下絵かきという仕事で、壬生浪士組に貢献するわけですから、
迫田さんとすれば、本望だし、周りの人間も、迫田さんを必要とした、そして、その仕事の素晴らしさを褒めてあげるという、
お互いがお互いを思って行動しているんですねー。
お互いによいように、行動するのが、日本人なんですねー。
なんか、あの沖田さんが、
「間に合いましたよ。迫田さん」
と、言って、旗と隊服を掲げたとき、ちょっとうるっときましたねー。
死の前に、華をそえる。
ほんと、日本のお話だなーって、納得しましたねー。
まあ、しかし、この沖田さん、ほんと、よくできてます。
太刀の筋なんかもすんばらしいし、笑顔のやさしさ、それでいて、なんでも見通す賢さ、もう、完全に定番の沖田さんで、安心できますね。
まあ、女性は、沖田さんにやられていると思いますよー。
それくらい、愛らしい沖田さんですねー。早く不貞の浪士と戦わせたいものです。はい。
●もうすぐ暗殺なんで、お梅さんを屯所に住まわせてみました!もう、急ぎすぎなんだから、イケズー!の鴨さんです!
まあ、とうとうお梅さんを屯所に住まわせてしまう鴨さんです。
というか、もう、来週、芹沢鴨さんの暗殺らしいですから、まあ、仕方ないでしょうね。手が速いというよりは、シナリオの都合から、
という感じがしますが(笑)。
まあ、このひと、
「俺は殺されることはない」
と、毎回連呼しているわけですけど、どーもそれが、
「俺、実は弱い人間なの。暗いのこわいよー!」
と言っているように聞こえて、小物感があるんですけど、どーですかねー。
まあ、新見錦あたりが、この鴨さんに私淑している感じが、どーも、おかしく感じますね。
なんか、新見錦さんの方が、物事、よーく見えているような気がするんですけどねー。
ま、いずれにしろ、土方さんの当面の敵ですから、わっかりやすい悪的表現の鴨さん一派です。
というか、今回はまだ、法度は、掲示されていないわけですから、次回、掲示されるんですかねー。
というか、
「酒食にふけるな」
と、ありましたが、おもっそ、あれ、鴨さんを念頭に置いているじゃん。
まあ、それを見てとった鴨さんが、
「俺が法度を破ったら誰が介錯するんだ?」
という質問になったんですね。もちろん、
「このわたくしが」
と、土方さんが言って、新見錦さんに怒られると、まー、わっかりやすい構図ですねー。
っていうか、女を屯所に住まわせている段階で、アウトでしょ(笑)。
まあ、とりあえず、法度掲示は、来週に回して、それに絡めて、鴨暗殺!ということになるんでしょーねー。
まあ、来週はおもしろい事になりそうですねー。いやあ、毎回、楽しみなんだから、ほんと、気分いいねー。
●外見が美しいだけじゃ、だめっすよ!生き方が美しくないと!それがだめだめだったから、ああなっちゃう、お梅さんです!
というわけで、ポッテリセクシー唇の井上和香さん演じるお梅さんです。
なんか急に機嫌がよくなって、鴨さんの愛人やっていますが、どういう風の吹きまわしなんでしょうねー。
そいで、土方さんの目を嫌う・・・というわけで、まあ、土方さんは、気持ちが目に出ちゃうタイプなんでしょうねー。
それをお梅さんに見破られて、でも、全然へーきっていう、そういう土方さんです。
お梅さんも、自分の境遇は、土方さんに嫌われていることは、わかってるわけです。でも、やめられない。
「おんなとは、そうやってしか生きられない、そういう生き物なの!」
と、開き直っている感じですね。まあ、鴨さんにそれなりの魅力を感じているんでしょうが、
なんか、鴨さん自身が女性に逃げ込んでいる小物的なイメージが出ちゃっているんで・・・まあ、近藤一派をよく描くために、
そう演出しているんでしょうけどねー。そんな小物を愛するお梅さんが、なんだかなーって感じに見えますね。
まあ、でも、究極の体育会系みたいな集団ですからねー。そりゃー、モテる土方さんからすれば、
「これくらいのおんななら、掃いて捨てるほど、知っているし、こーんなおんなにモテたくわないなー」
と、普通に思っていたでしょうからねー。
そりゃ、嫌うよねー。
「男と女の間のストーリーってのは、もうちょっと、美しくやらなきゃ、いけねえ」
と、勝手に思っていそうですからねー。武士というものに、強烈な美意識を持つ土方さんですから、
男女間のことも、強烈な美意識がありそうです。
だから、そういう美意識から、見ると、お梅さんと鴨さんのあり方というのは、許せない、ということになるんでしょうねー。
つまり、鴨さんとお梅さんには、生き方の美意識がなかったということが、バレバレになるわけで、
結局、美意識がないものは、削除されちゃう、という現実を迎えることになるわけです。
いやあ、日本社会というのは、厳しい社会でもあるんですねー。
それが、お梅と鴨さんのあり方、からわかっちゃうわけです。こわいこわい。
美意識はなくさないように、しましょう!
外見が美しいだけじゃだめなのね。やっぱり、生き方を美しくしないとね!
●原作にいないけど、私恋しているんです!もちろん、男らしい土方さんに!まるで明子姉ちゃんのお美代さんです!
琴が鳴ったら、お美代さん!ということで、今回出番が2回しかなかった、お美代さんです。
いやあ、でも、美しいよねー。やっぱり、和服で、髪を結っていて、琴ひいちゃって、愛らしい顔していて、
なんとも、言えず、美しい方ですねー。
まあ、お父さんに、
「壬生浪士組が外を歩くらしいから、出ちゃいけないよ」
と言われて、もう、わっかりやすいフラグが立っちゃって、そりゃ、土方さん見に行っちゃうよねー、お美代さん。
まあ、それが、隊服着て歩いているところだから、まあ、かっこいい。
それがエンディングですからねー。もう、ほれぼれしちゃうねー。
なんか、京都の撮影所に行くと、ああいうコスプレさせてくれるところあるんでしょ?
いきたい、やりたい(笑)。なんか、言葉だけ書くと、ちょっとやばい感じ(笑)だけど、まあ、素直な本音ですね。
しかし、こう、屋敷の影に隠れながら、お慕いしている土方さんを見るお美代さんは、巨人の星の明子姉ちゃんのようで、
ちょっと笑いましたねー。というか、ベタもベタ!いやあ、でも、そのあたりが、また、楽しいんだなー。
まあ、ハートマークになっているお目目もまあ、かわいいことで、やっぱり恋する女性というのは、美しいですねー。
まあ、恋すると男も女も、男は男らしく、女は女らしくなるそうで、男は逞しく、女性は、美しくなるんだそうで、
だから、女性は、美容のためにも、毎日恋しているんでしょうかねー(笑)。
ま、お美代さんは、原作にいない方なので、今後の恋の発展は、どうなるんでしょう。まあ、今から楽しみですねー。
●普段は、静かだけど、やるときは、やる。普段は、静かだけど、言うときは、いう。信頼できる男、それが、近藤勇さんです!
土方さんが持ってきた法度に、芹沢鴨さんが、不満げなのを見てとるや、
「ま、もう少し考えましょう」
と、軽く折れてみたり、
「歳、隊旗と、隊服、よく出来てるじゃねーか」
なーんつって、さらりと、迫田清太郎さんを褒めたりして、
「いろいろわかっている男!」
な、近藤勇さんです。
いやあ、ほんと、この近藤勇さん、いーですねー。
ほんとうに、大人の男。いろいろわかっている、頼りがいのある男ですねー。
まあ、前回、いろいろなことに触れないで、飯だけかっこみ、
「疲れた、俺は寝る」
と、土方さんをさりげなく、かばうあたりも、よかったですけど、
今回もさらに、
「できる男」
感があって、非常によかったですねー。
普段は、静かにしているけど、言うべきところで、発言する。
こういうひとは、ほんと、信頼できます。
やっぱり、将領の器というのは、こういうひとを言うんでしょうね。
非常に、上に立てたい人間です。
こういう近藤勇さんも、最近は、珍しいかもしれませんねー。
まあ、何度も言うようですが、「組!」の近藤勇さんとは、雲泥の違いですね(笑)。
信頼できる男とは、こういう男を言うんですね。うん、気分がいい!
●「死を持って責任をとる!」お佐代さんから、迫田清太郎さんが、それを取り上げただけだった!本業が浪士組のためになって、よかったね!の清太郎さんでした!
というわけで、今回は、迫田清太郎さんをメインゲストとして、エピソードが語られたわけですが、
まあ、ビジュアルは完璧でしたね。いかにも、ひとの良さそうな、迫田清太郎さんですから、
結婚して旦那が臥せっていて、悪徳借金とりにゆすられる幼なじみを死をとして、助けちゃうという
まあ、それを全力で、説得するビジュアルですねー。
まあ、芹沢鴨一派とは、正反対なキャラ!というわけで、平間あたりに脅された時のひとのよさそうな迫田さんは、
かわいそうな感じすら、しましたねー。
まあ、でも、その迫田さんの影に隠れた形の、お佐代さんですが、泣いているばかりじゃないわけで、
旦那を殺して自分も死のうという時のあの表情は、こわかったですね。
なんつーか、京おんなの怖さを垣間見た感じで、あの冷徹さが、京おんなの本性なんですかねー。
あの刃を振り上げた時の、あの冷たい目。そこに、迫田さんの声がかけられると、泣いちゃうわけで、
女性の強さと弱さが、交互に表現されて、
「こわ・・・」
と、本気で、思いました。まあ、日本人は、強いですからねー。
「死を持って、責任をとる」
ということを普通にやりますからね。
というわけで、
「死を持って、責任をとる」
のが、お佐代夫婦でなく、迫田清太郎さんになった、というだけなんですね。これ。
そして、迫田清太郎さんは、下絵書きの仕事で、壬生浪士組のためになった。
武士として、死を命じられ、武士にもなった。
めでたしめでたし、になっちゃうわけで、死すら、美しく飾る日本人のライフアーティストぶりが、よーく表現されているわけです。
しかし、ねー、あの死に装束、なんだか、ゾクゾクしちゃうんですよね。
あー、武市さんの切腹以来かー。
やっぱり、日本人は、美に敏感なんですね。
●罪滅ぼし、と、やさしさ。土方さんは、他人の運命を左右しちゃう。だけど、それもこれも、やさしさのおかげ。土方さんです!
少しずつ、土方さんに見えてきた、土方さんです(笑)。
まあ、鬼の副長ですからねー。そう言われてうれしそうにニヤリとするあたり、土方ライク大爆発ですけどね(笑)。
いやあ、しかし、声がでかいね(笑)。
とにかく、露骨に鴨排除を目論む土方さんですから、鴨さんもそれを知っていながら、
利用しているわけです。まあ、僕には、座して死を待っているようにしか見えないわけですけれどね。
まあ、でも、どう考えたって、鴨一派暗殺は、時間の問題にしか見えないわけですけど、
鴨さん一派は、割と、安穏としているんですねー。
ま、そのあたりの危機感も薄いから、やられちゃったんでしょうねー。
ま、いわゆるザコキャラですから、まあ、平間とか、野口とかいったあたりは、
顔も覚えることなく、逝きそうですねー(笑)。
さて、土方さん、今回は、迫田さんに目をかけるわけですが、結局、いろいろあって、
その性格のいい若者を死に追いやることになるわけです。
でも、やっぱり、その死に対して、畏敬の念があるんですね。
責任をとって自ら死んでいく若者に、先輩ながら、畏敬の念を抱く。
ここに日本人の死生観が現れていて、非常によかったですね。
つまり、死を決した人間は、すでに、同じ人間ではなくなっており、
ステータスが上がっていると見るべきなんでしょうね。
だからこそ、畏敬の念がわくわけで、すでに迫田さんは迫田さんでなくなっている。
そこに隊旗と隊服が届けられて、沖田さんの声が届く、というわけで、
仕事のできた迫田さん、という喜びの図式になるんですねー。
まあ、死というものを、ただの死として捉えるのではなく、
新たな旅立ちととらえているから、終わったあと、ハッピーな気持ちになるんでしょうねー。
日本人は、強いですよね。このあたり。
そして、佐代さんに隊からお金を出してあげるやさしい土方さん。
このあたりがね、土方さんの真骨頂だと思いますよ。
多分、土方さんの独断なんだと思いますね。あれ。
土方さんが、壬生浪士組に採用しなければ、彼の死は、なかったわけですから、
そのあたり、せめてもの罪ほろぼしに・・・とストーリーを完結させているわけですからねー。
やっぱり、素晴らしいや、「新選組血風録」は!
今週の喜び
いやあ、しかし、存分に楽しみましたねー。
っていうか、ひとひとり死んでいるのに、どうして、こう、さわやかに感じるんでしょうね。
ま、それもこれも、日本人だからでしょう。
いやあ、それにしてもよくできているドラマです。
なにしろ、近藤さんのあり方がいい。
こういう近藤勇さんは、久しぶりに見たような気がします。
いやー、比べてみると「龍馬伝」の近藤さんの浅さが、おもっそ露呈しますねー(笑)。
まあ、今回、迫田さんで、武士というもののありかた、を描いたわけですけれど、
非常にわかりやすかったですね。というか、迫田さんいいひと過ぎ(笑)。
その迫田さんのいいひと過ぎが、まあ、お佐代夫婦を救うわけですから、これはこれでよかったんでしょうけどねー。
ま、それに女性の怖さというのも、よーく表現されていた・・・お佐代さんこわかったもんねー。
というか、日本人の強さということでしょうか。死んで責任をとる。それができる国民性なんですねー。
だから、士道不覚悟につき、切腹というのが、普通にある世界なんですよ。
まあ、このあたり、武士道というソフトを理解しないと、わからないところでしょうけどねー。
それだけ、武士道は、深いということでしょうか。
だからね。サムライ!なんて言葉を軽く使って欲しくないですね。
武士道を理解してから、日本人を見てもらいたいものです。
日本人は素晴らしい民族だ!とか、世界各国で賞賛って、あのー、これ普通ですからね。日本では。
あなた方が、優秀でない、ということを露呈しちゃっているわけじゃないですかー。
ま、そのあたり、これからも、書いていきたいですけど、この「新選組血風録」は、外国人には、わからないだろうなー(笑)。
「なぜ、迫田は、死ななきゃいけないんだー?こんなアンハッピーな終りってあるか!」
と、言いそうだもんね。まあ、そのあたり、時代劇は、深いわけです。
沖田さんが、
「隊旗と隊服、できましたよ!」
と言うあたり、ちょっとうるっと来そうでしたねー。まあ、ああいう役が似合うっちゃー似合うしね、沖田さん。
そして、
「よくできてるじゃねーか。な、歳」
なんて言ってくれる近藤勇に、
「よくできている」
と、迫田さんをねぎらう歳。
もうね、何も言うことは、ありませんよ。
そして、畏敬の念を持って送られる、迫田さん!ということで、
最後に、お佐代さんに、お金と伝言を渡す土方さんが描かれて終了という、完璧な筋はこび。
いやあ、感服!と言っていいでしょうね。
そして、来週は、とうとう、危機管理の出来てない鴨一派に危機が迫る!
というわけで、まーた、楽しみな日曜日!ということになりそうです。
ひとが死んでも、ハッピーエンド。
このあたり、日本人の物語は、奥が深いんですねー!
今週の「?」
行動力が抜群過ぎるお美代さんなわけですが、物堅い箱入り娘があんなに大胆でいいの?いーんです(笑)。