趣味は読書。

気ままな読書記録と日々思うこと、備忘録

「ぼくは幸せ」

2011年01月27日 | テレビ
1月24日放送のNHK「プロフェッショナル仕事の流儀」観ました。
‘涙も笑いも、力になる 院内学級教師・副島賢和さん’の回です。

副島さんは、病気やケガなどで入院中の子ども達のための、
病院内に設置された‘院内学級’で教師をされています。

パジャマ姿で点滴転がしながら通ってくる子ども達の姿は、明るい。
副島さんの優しい笑顔に迎えられるから。
副島さんは、言う。
「病気の子どもたちの中には、病気になった自分を責めたり、
 否定的になってしまう子が多い。
 自分の看病のために走り回る両親や兄弟を見て、
 自分が迷惑をかけていると思い悩んでしまうのです。」

そんな子達の、心を優しくほぐしていく・・・。

そんな副島さんも、病魔に侵された経験を持つ。
熱血教師として、熱心に仕事を続けていた矢先の事・・・。
元通り子ども達と走り回ることができなくなってしまったことから
生きる道筋を見失ってしまう・・・。

失意の日々、紆余曲折を経て、院内学級の教師を務めるうちに
副島さんは、一人の少年と出会うのです。

宮崎涼くん。
誰に対しても常に明るく、ひょうきんで
周りの人たちを巻き込んで楽しくしてしまう天才だ。
なかなか他人に心を開かない子も、涼くんとは楽しげに話をしている。
画面に映る涼くんは、屈託なく笑う極普通の明るい少年です。
そんな彼が、先天性の重い疾患を抱えているとはとても見えませんでした。

涼くんが、残した「詩」です。




この詩が紹介された時、思わず絶句してしまいました。
胸をつかれ、心が震えました。
そして欲深い自分の心が恥ずかしくなったのです。

この詩は、きっと副島さんだけでなく
多くの人の心に響くだろうと思います。
そして、きっと世の中の多くの人を助ける事だろう。

涼くん、ありがとね。。


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