趣味は読書。

気ままな読書記録と日々思うこと、備忘録

設計士さんのこと 2

2009年05月14日 | 日々のこと
昨日の続きです。

何度か『住宅設計セミナー』なるものに参加していくうちに
そのセミナーの意図するところが分かってきました。
それは最初から想像していた通り
住宅新築を考えているお客を探すためのものでした。

そういったものは大きなものから小さな講座に至るまで
様々あちこちで開催されていると思います。
でも、参加してみて嫌な感じのものなら止めればいい、と
そのスタンスで何度か参加したのです。

セミナー最終は、プランの設計プレゼントでした。
セミナーの中で何人かの設計士の方とお話できたのですが
その中で一番年上のAさんとプランの話をすることになりました。
実際に建てる、というよりも
こんなふうな感じのものがいいかな、みたいに
イメージを絵にしてくださる、というものです。

Aさんとお話していくうちにびっくりしてしまったのです。
最初は夫が敷地のこととか建ぺい率だとか
そんな話をしていたのですが
いつの間にか、なかなか思いを話すのが苦手な私が
一生懸命話していました。

頭の中に浮かんでいるものを
具体的に分かりやすく話をする、ということが
めちゃくちゃ苦手だったのです。
今でも上手でないのですが
当時はもっともっと下手で、
いつも面倒になって自分の考えていることを
話すのをやめてしまっていました。

それが、です。
めちゃくちゃな話がAさんに通じるのです。
これには驚きでした。
話を分かってくれるので、どんどんどんどん話してしまいます。
そのうちにそれが、‘絵’という形になって
見せてくれたのです。

私が、Aさんという設計士の方に
我が家をお願いしたい、と心から思ったのは
この時の対話からでした。
それは夫も同じ気持ちで、
これで一気に建て替えへと進むものと思われたのです。

ところが・・・。
実際に建ったのはそれから2年後のことになるのです。

つづく。。