( 「李白酒造」看板娘Mちゃん 博多阪急百貨店)
■2012/9/22(土) 祝日「秋分の日」
秋分の日、新幹線のぞみで博多駅に降りたのは午後4時だった。 「えっ、嘘だろ~」 秋晴れの天気予報のはずが、 私が博多に行くとなぜか雨が多い。 まずは一日乗車券(500円)を買い、お腹も減っていたのでラーメンでも食べようと県庁前「一龍亭」に行ってみたが、祝日だけど土曜日のためかシャッターが閉まっていた。
「閉まっているのなら しょうがないや」と とって返して 昔の記憶をたどり正反対の方向、西新の「しばらく」へ立ち寄りラーメンを満喫した後、再び博多駅へ戻ったのだった。
ということで、博多・阪急百貨店(地下一階)の日本酒売り場に寄ったのは午後7時。
隣のワインコーナーOさんに挨拶すると「あっ、ラーメンのブログの!」と言われてしまった。
試飲出展蔵は、島根県松江市の「李白酒造」という表示を見て、店頭でハッピを着た女の子に
「李白という酒には、思い出があって・・・ 昔、15年ほど前になるかな~ 新社屋の完成の際
地元業者の社長さんが、松江に来たら日本酒は何と言っても「李白」だよ と言って
「李白」の純米吟醸酒を美味しく味わった記憶が蘇えった」と彼女に話すと
「それは、どうもありがとうございます。 よろしかったらどうぞ」と全種を味見。
よく山陰旅行帰りの人から聞かされていた「やまたのおろち」が、
実はここ「李白酒造」の商品だということをこの時知った。
李白って、確か 一杯一杯また一杯といった詩を書いた
中国の酒好き詩人だった? よな~
(高校時代の漢文の記憶だから不確かだけど)
当時の総理大臣に「李白」と名づけてもらったのだそうだ。
「ところで、君 蔵人さん? かい」と聞くと
「実は私、蔵の娘なんです。 松江生まれの松江育ちなんです。」と返事が返ってきた。
私が日本酒好きなブログを書いているけどと言ったら「是非お願いします。」
「李白」ひやおろしを既に手にして、心地よい笑顔で応えてくれた。
「また お会いできる日を楽しみにしてま~す」
何とも素直なところが、さすが山陰の名門酒蔵の御嬢さんらしい育ちの良さを感じる。
数年前にお父様を亡くされ、今は兄・妹で2000石もの蔵を支えているとのこと
そんな話を聞かされてしまうと今後このブログでも「李白」をとりあげて
応援しないわけにはいかないな
「松江・出雲には、10回以上行ってるけど そっちの蔵には寄ったことないから
今度、松江に行った時には寄ってみようかな~」と言えば
「是非~! お待ちしてます。 今日はお会いできて良かったです。」と嬉しい返事。
彼女が定期的に書いている「李白だより」をメールか郵送で送りますからと
差し出した用紙にあっさりとメールアドレスを教えてしまった。
(実は、私の個人メールアドレスを教えているのは一人だけ。だから二人目になる。)
その夜味わった「李白」ひやおろしは、スゥィートでキリッと
なんとなく彼女の爽やかな笑顔の味わいだった。
実に15年ぶり口にしたけど、これからは
ちょくちょく飲む銘柄になりそうだ。
ガンバレ~!!の思いも込めて
(寅)
* このブログの左カテゴリー欄「みんな~愛酒てるか~い」区切りの600話目が、
笑顔の彼女だったことは、実に幸運だ。
お疲れさまです。
お盆に、郷里の島根県へ帰られた方からお土産に「やまたのおろち」特別純米酒をいただきました。
これは、「古事記編纂1300年」とは関係なく、昔からの銘柄なのでしょうね。さすが地元!
ヤマタノオロチが酔いつぶれたお酒って、どんなんだったのかって想像すると楽しいですね。
辛口な雰囲気の李白酒造さんに、こんなかわいいお嬢さんがいらっしゃるんですね。しかも、PR部門に登場するだけじゃなく、蔵を支えていらっしゃるというお話にもビックリしました。
私もファンになりそうです。
「やまたのおろち」もおいしかったし。
次回は、山陰の旅はいかがですか? 私は、冬の山陰が好きで、昔は良く松江・出雲に行きました。
それにしてもお城の近くに 蔵があったとは知らずに 松江では和菓子の散策ばかりしてたんですね。
やまたのおろちは、白ラベルと黒ラベルがあって、超辛口は黒ラベル。 丁度先日飲んだ「白瀑」ど辛と同じタイプで。辛いけど旨味充分なお酒です。
当主(彼女の兄貴)は、31歳、まじめできさくなイケ面とのことです。 応援したくなってきたでしょ
そんな予備知識をもって飲む「やまたのおろち」も格別だと思いますよ
(寅)
お気に入り頂けたようで、とても嬉しく思います。
私ももともと「将来は自由にしていいよ」と両親に言われておきながらも、「李白に関わる仕事(もともとは「日本酒」に関わる仕事と思っていましたが)をしたい!」と思って帰った方なので、私も一李白ファンなんです。
しかし記事を拝見したところ、李白兄弟がえらく美化されておりませんか!?(有り難く、そのまま訂正は望まずにいたいと思います・笑)
ぜひぜひこれからも「李白」宜しくお願い致します。
昨日、佐藤君から「李白」の味醂を買いました。(いずれこのブログにも紹介しますが)
しっかり店の人にも私からPRしておきました。
さて、「私も李白ファン」と書いて頂きましたね、そのスタンスはとても大事です。
お兄さんが経営や酒造りで、没頭している中、少し引いてファン目線を持った人が、生産の現場にいることほど心強いものはありません。
日々アンテナと感性を磨いて、お兄さんを支えてあげて、美味しい日本酒を作り続けてください。
貴女の場合、まだ若いから これからひと活躍もふた活躍もする場面が、必ずやってきます。
まずは貴女自身が誰にも負けない「李白」の一番のファンであることが大事です。
そしてそんな貴女の姿が全国に「李白」ファンを増やしていくと私は信じています。
応援してます。頑張ってください。
(寅)