( 黄昏映る 日本酒バール「Alba」のウインドウ )
■2012/5/31(木)
「人生萬事酒盃の中」
空中で竜が渦を巻きながら市街地を襲い、平安時代以来という金冠日食との稀少な遭遇。
数多くの人々が天空を見上げた五月。そんな月も気づけば、冷と暖のせめぎあう風に
押し流されながら、早くも年の半ば水無月にさしかかろうとしている。
それにしても 自然の力は何とも計り知れない。
手元の盃を揺らして波打つ酒に目線をやる。
天河の一滴 夢万里
とでも書いたら近いだろうか
今の気分。
昨年から毎月末に発表し続けてきた「私の酒五傑」 先月(4月)理由あって休止したので、
今月は何とか発表したいと思い、書いてみた。
▼今年四回目・私の酒五傑(2012年4月・5月度)の発表。
※ 前にも書いたが、大吟醸・純米大吟醸 又小盃1杯程度はここには入れない。一蔵一銘柄としている。
春夏秋冬 食事と共に楽しめる日本酒の良さを一人でも多くの人にわかっていただければと思っている。
評価の基準は、印象度。 (いかにまた私が次も飲みたいと思ったかの思いが強い順。)
言葉を変えてみれば、「別れてもまた会いたい人の順」 「店を出る時に また 来たいと思わせる順」
といった立ち去る時に心に起こるリピート感の強さみたいなものだろうか・・・
自分としては、いたってシンプルな尺度だと思っている。
▼『2012-4月・5月度』 酒五傑
◎「ゆきの美人」純米吟醸 (秋田) ◎「渓」純米吟醸 (福岡) ◎「篠峯」雄町ろくまる(奈良)
◎「あたごのまつ」メモリアル純米吟醸 (宮城) ◎「清泉」雪 普通酒 ※燗酒 (新潟)
(次点) 〇「男山」国芳・特別純米 (北海道) 〇「三千盛」純米吟醸にごり酒(岐阜) △「くどき上手」酒未来 生酒(山形)
△「あさ開」純米吟醸(岩手) △「紀土」(Kid) 純米吟醸(和歌山)
※2ケ月分なので今回は10銘柄記載、レベルの高い月で五傑に納まり切れなかった。
(感想)
まだ寒さが残った春に味わう雪解け水のような酒たちに舌鼓を打った月。
これら銘酒との出会いについては、いずれ日付をまじえずに紹介したいと思う。
◆ ちなみに前回 2012年3月(月間)の酒五傑・・・ http://blog.goo.ne.jp/yumeichimonji/m/201203
名前や人気・価格の高低に左右されず、いかに自分好みの酒と1つでも多く出会えるか。
美味しい酒との出会いは、素敵な出来事・人との出会いにも似ている。
そんな細道での新しい出会いが喜びであり、楽しみでもある。
(寅)
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