( 「義侠」20年物古酒 山忠本家・事務所 ) 2011/2/20撮影
■2011/6/5(日) 曇
昨日の「ドイツワイン試飲会」に少なからず触発されたのだろう、ワイン絡みで今年2月の愛西市・山忠本家蔵見学の際の山田社長の言葉(まだこのブログでは紹介していなかった)をまた思い出してしまったので、 遡って4ケ月ほど前の写真を探しコメントを紹介したくなった。 (なお 「義侠」蔵見学の内容は、2/20のブログに掲載)
例のごとくオフレコレベルの過激な発言は割愛するとして、蔵見学や試飲がひととおり終わり、社長の話しを制限時間いっぱいまで聞いて名古屋に向かうことになったのだが、 皆 席を立つと同時に当然の事ながら、「お土産にお酒を買って帰りたい」と言い出したので、十一代目の息子さんにカギを開けてもらい事務所に押し掛けた。 (当初は蔵として予定していなかったようだ。)
ほとんどの人は、「東条A地区山田錦・特別栽培米 特別純米酒」 私は「侶(ともがら)」を購入したと以前も書いたが、事務所カウンターでいきなり出迎えたのが、この写真の「義侠」20年物古酒だった。 この蔵は、昔の古酒タンクがかなりあって、財産なのだそうだ。 「妙」などは、相当高いのに人気があると思っていたら古酒ブレンドだとわかった。
「え~ 60,000円もするの!?」 皆一同にその高額な価格に驚きを隠せなかったが、その際 山田社長の「6万円でも安いですわ ワインだったらこれにゼロがひとつ多くてもいいのと違うかな~ 」の発言には、二度びっくりさせられた。
割烹築地・田村からも食中酒として高評価を受け、究極の食中酒を目指しているこの蔵 「日本酒にワインの変わりはできても ワインに日本酒の変わりはできない!」という山田社長の過激な言葉にも納得させられることが多かった。
これに似た発言を最近どこかで耳にしたような・・・と思ったら たかじんが、「旭ポン酢にドレッシングの変わりはできても ドレッシングにポン酢の変わりはできない」というセリフだった。 日本酒とポン酢では物は違うが、違和感なく広範囲の食に合わせられるという点では、言いえて妙だろう。 日本の酒と食は、まだまだ深い。
昨日の今日、ワインの余韻で、なんとな~く思い出してしまった回顧録だ。
(寅)