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安倍内閣の改憲は集団自衛権を正当化するためである。

2018年02月11日 | 改善したいね

国を守るために設立した自衛隊が憲法で認められてないから憲法9条に明記するために改憲するという安倍首相の主張は3点でおかしいと言える。

  1. これまで自民党が行ってきた自衛隊が違憲でないとの説明で設立し、維持してきた。違憲でなければ憲法に明記する必要が無い。
  2. 自衛隊は専守防衛のための一種の海上保安庁を強化した警察組織のようなものであるとの説明であった。集団自衛権は主張していない。
  3. 憲法9条に自衛隊を明記する改憲を行った場合、憲法にこの強力な武器を持った組織を警察組織から軍隊に格上げすることになるので、クーデターを起こさせないコントロールの仕組みを法律でなく憲法に明記する必要がある。なぜなら、2.26事件5.15事件によってが起き、軍隊が政治を取ることが正しいかのようになった過去がある。また、日本は忖度、村八分になりたくない、長いものに巻かれろという傾向がある。このため表面上、一致団結し易い国民性がある。憲法でコントロールしない限り、簡単に法律で済まそうとすると解釈次第でどうにでもなるまやかしの法律が作られる懸念がある。

以上から、憲法9条に自衛隊明記では将来の禍根を残すことになるので賛成しかねる自分がいる。

ちなみに日本国憲法前文と9条を明記する。

日本国憲法
日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。
 そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
 日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。
 われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。
 われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
 われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
 日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。

第2章 戦争の放棄
〔戦争の放棄と戦力及び交戦権の否認〕

第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
 2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

専守防衛以外の問題は外交とNGOや平和条約を締結を持って進めるべきである。

 

 =====<by やじさん>=========


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