わくわく活動日記

山本ゆきこ~子どもこそ未来

岩淵弁護士による「脱原発」ミニ講演会

2011-08-13 13:41:28 | 環境・エネルギー
 8月11日、社民党議員団会議で岩淵 正明弁護士をお呼びし、「脱原発・自然エネルギー社会への動き」と題するミニ講演会を開催しました。
 30分という限られた時間でしたが、ポイントをついた大変わかりやすい講演でした。

1.原発関連の指針の見直しが必要
 ①安全設計審査指針(従来の指針:外部電源8時間まででOK*今回11日間喪失)
 ②耐性設計審査指針(M7.9想定*今回M9)
  1号機の揺れは想定内にもかかわらず配管ずれ、水漏れ
 ③防災指針(8~10㎞*飯舘村:47㎞)

2.ストレステスト
 現在、格納容器の中へ入れず、何が起こっているか分からない。
 チェルノブイリさえ格納容器の中の確認まで数年かかる。
 新潟県知事・福井県知事は簡単には受け入れられないと明言。

3.電気は足りている
 東電は今週に入り、需要予測を1000万kw落とす。→電力は足りている。東北電力へも融通している。
 本日8月11日までが電力消費のピーク。明日からはお盆休み。
 今、動いている原発は15基。来春、全部止まることになる。
 来年夏を乗りきれれば、原発はいらないことになる。

 7月29日政府の来年の夏の予想
  供給:1億6千万kw
  需要:1億8千万kw
  この需要予測は、これまでの最大消費電力を積算している。
  節電効果(15~20%)を入れていない。
  供給量に自家発電、揚水発電、大口需要契約(1000万kw)を入れていない。

4.脱原発へ(縮、減、卒等いろいろあるが、ゼロにすべき)
 ①コストが安いというが・・・
  4月29日の国家戦略室の将来見通し・・・原発は上がり太陽光等は下がる
 ②CO2削減というが・・・
  原発増やしてきたが、CO2は減っていない。
 ③電気料金が上がり経済成長にマイナスというが・・・
  電力会社の地域独占、総括原価方式をやめると電気料金は安くなる。

 何よりも、命と変えられるか!?
 10万人の原発難民を出している。生命・安全の確保こそが重要。

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