わくわく活動日記

山本ゆきこ~子どもこそ未来

変動地形学者・渡辺満久講演会のお知らせ

2012-08-18 22:09:26 | 脱原発
と き:8月31日(金)18:15~
ところ:石川県地場産業振興センター新館コンベンションホール
主 催:「志賀原発直下に活断層!渡辺満久講演会」実行委員会
参加費:500円
講 師:渡辺満久 東洋大学社会学部教授(変形地形学)
    国内および海外で活断層調査を実施。原子力の利用に必ずしも反対ではないが、日本の原子力関連施設周辺では活断層が正しく評価されていないことを指摘。

浪江町からの避難者の仮設住宅を訪問ー福島訪問(3)

2012-08-13 00:25:03 | 脱原発
 7月17日(火)、二本松市・真行寺を後にして、その南にある本宮市の仮設住宅に避難されている方(Aさん)と宿泊施設で交流し、翌18日(水)に仮設住宅を訪問しました。

 Aさんは、75歳の女性の元教員で、大変明るい方です。小学校2年生の時満州で終戦を迎え、本土に引き上げてこられました。かつては支部教職員組合の書記長を5年間休職して専従した経験をお持ちです。当時福島県では初の女性書記長だったそうです。
 浪江町から避難所を転々とし、この本宮市運動公園にある仮設住宅がなんと10か所目だそうです。こちらでは170戸の仮設住宅がありますが、入居率は約半数だそうです。

 現在、夫婦2人で4.5畳2間と4.5畳と台所と玄関という狭い住宅にお住まいです。
 冷蔵庫、洗濯機、炊飯ジャー、電子レンジ、電気ポット、電気こたつの6点セットは、日赤による募金から支給されたそうです。
 浪江町は浜通りにあり、比較的温暖な地域でしたが、この本宮市は中通りに位置し、冬の寒さや雪がこたえたそうです。エアコンと二重窓の設置、湯たんぽと電気毛布配布の支給でしのいだそうです。
 この地でもモニタリングポストが設置されています。Aさんは「放射能の数値を毎日見て、その値を気にしながら生きる生活なんて他県の方には想像できるでしょうか?」とおっしゃっていました。

 女性たちは仮設住宅地にある集会所に集まり、米袋のひもでかごを編むなど手を動かしながら思いを吐露する機会があるけれど、男性は見知らぬ人ばかりのコミュニティになじめず、家に引きこもり、アルコールで紛らわしたりしているそうです。
 一時帰宅は2度実現しましたが、「もう戻れないのでは・・・」との思いが強くなっているそうです。

 とても明るいAさんが、「園芸用の土にはまだ触れない。放射能の値が高いのではと心配になり、どきどきしてしまう。人ごみも地震が起きたらと思うと行けない。スーパーへの買い物に行けなくて、宅配してもらっている」とおっしゃったとき、とても驚きました。このような気丈な方でもPTSDの症状が表れるのでしょうか。Aさんをご紹介してくださった友人は、Aさんにうつ状態のときがあり、仮設から連れ出して気晴らしを試みたとおっしゃっていました。
 
「モノはいらない、放射能に汚染されていない野菜が欲しい」とおっしゃっていました。後日、実家で作っているじゃがいもをお送りしました。

 仮設住宅の中には、写真のようにプランターでもきゅうり、なす、すいかなどの野菜や花を立派に育てている家がありました。犬も車で連れてこられたそうです。元はおそらく農家で、家の周りや畑でたくさんの野菜や野菜を育てていらしたのでしょう。その暮らしが再び戻ってくるかどうか、先の見通しが持てない不安は想像を絶するものがあります。

一旦事故が起こればこのような状態になるのです。
Aさんは「私は国から2度捨てられた。一度は終戦直後、そしてもう一度は今回。まさに棄民だ。」

大飯原発の再稼働に際して野田首相は「国民の生活を守るために、私が責任を持って判断した」とおっしゃいました。
事故の責任を誰がとれるのでしょうか!?
誰も取っていません。誰も取れません。

朝日中学校同窓会、和倉で開催される

2012-08-12 23:40:39 | その他
 8月11日(土)、和倉・あえの風で、オリンピックの年に開催されることになっている朝日中学校の同窓会がありました。
 お盆休みに入る日であり、お孫さんが帰省するのでそちらを優先する同級生もいて、総勢28人の参加でした。
 宴会の後は写真のように部屋に集まり、深夜まで思い出話や近況など語り合いました。在学中も今までの同窓会でも話したことのない同級生とも初めていろいろ話すことがきました。

 七尾市では子どもの数が減少することにより、小中学校の統廃合が進んでいます。
 私たちの出身校朝日中学校と七尾市街地中心部の御祓(みそぎ)中学校との統合計画が進んでいるとのことです。
 効率性のみを優先し、児童生徒数が少ないことの弊害を強調し、「切磋琢磨」の掛け声とともに統廃合へと傾斜することには慎重でなくてはなりません。
 子どもが育つ上で地域の果たす役割は大きいものがあります。「地域で子どもを育てる」ためには、目に見える範囲の地域が必要です。
 デンマークの一般的な国民学校は、小中9~10学年で200人程度で、徒歩で通学していました。1クラスの人数は20人程度。このクラスサイズは、欧米で一般的です。少人数できめ細やかに、一人一人を大切にした教育を行うためには少人数学級が必要です。

社民党スクール2012のお知らせ

2012-08-07 01:55:15 | 社民党
 8月11日(土)地場産業センターで1時半から開催されます。
 第1部は 1時半~ 講演会「政治のゆくえと社民党」 又市 征治 参議院議員(社民党副党首)
 第2部は 3時~  上映会 鎌仲ひとみ監督最新映画「内部被ばくを生き抜く」 
 参加費 500円

 先日訪問した福島・二本松市真行寺は映画「内部被ばく・・・」に登場します。
 鎌仲ひとみ監督のドキュメンタリー映画には、鋭い視点と取材力にいつも感銘を受けます。
 どなたでも参加できます。多くの方のご参加をお待ちしています。

夏祭り真っ盛り、今日は広島原爆記念日

2012-08-07 01:34:44 | 地域
 本当に暑い日が続いています。地域の夏祭りも真っ盛りです。
 7月28日(土)は、地元御所1丁目のバーベキュー大会と山王2丁目の夏祭りに参加してきました。
 私は今年御所1丁目の町会の班長なので、バーベキュー大会では午後1時から集合して準備しました。本当に暑くて汗だくになりました。割り当ての当番が終わった7時過ぎに山王2丁目の夏祭りに参加し、また御所1丁目に戻り後片付け、翌日は8時半から片づけでした。いつも参加するだけですが、お世話する方のご苦労がしのばれました。
 8月4日(土)は山王1丁目の夏祭りに参加。ここではゆっくり6時から9時ごろまで皆さんと楽しく交流できました。

 8月5日(日)は本当に久しぶりに予定が入らない日でした。(数ヵ月ぶりかな?)
 暑くなってはできないと思い、衣類の整理、掃除、洗濯に汗を流しました。
 また、玄関のコリウスの摘芯をし、それを捨てるのがもったいなくて、また挿し芽をしました。この暑さで3日間家を空けるので、ちゃんと根付くかちょっと心配ですが・・・

 今日8月6日は67年目の広島原爆記念日です。
 社民党の早朝街宣は、小立野下馬地蔵前と土清水三差路でした。
 小立野ではいつも朝日が真向いに位置し、今日もじりじり暑かったです。(写真)
 原爆記念日に際し、核兵器廃絶、脱原発について訴えました。
 明日7日から9日まで長崎で開催される原水禁世界大会に、原水禁石川県民会議より団長として参加します。
 3年前も参加しましたが、原爆遺構めぐりや平和行進など炎天下でとても暑かったです。今年も暑いだろうなあと思いながら、元気に行って来たいです。

二本松市真行寺副住職・佐々木道範さんに聞くー福島訪問(2)

2012-08-05 23:33:01 | 脱原発
 7月16日の東京の脱原発10万人集会の翌日、福島へ向かいました。
 福島県教組の次は、二本松市の真宗大谷派真行寺副住職・佐々木道範さんを訪問しました。
七尾市の真宗大谷派常福寺副住職・畠山浄さんが、佐々木さんの活動を支援されていることを講演でお聞きし、訪問をお願いしました。佐々木さんはNPO法人「TEAM二本松」理事長であり、鎌仲ひとみ監督最新映画「内部被ばくを生き抜く」にも登場します。全国を講演で飛び回っていらっしゃいますが、この日は運よくあいていましたので、訪問が実現しました。
 佐々木さんご夫婦にはお子さんが5人いらっしゃり、事故当時はおつれあいのるりさんがお子さんを連れて県外にある実家に避難していました。しかし、子どもの成長を夫婦で見守りたいと思い、二本松で暮らすことを決意されました。子どもを放放射能の危険性から守るために出来うる限るのことをされています。

 「TEAM二本松」の活動は、
①食品放射能測定・・・寄付をもとに480万円の測定器を購入。ここでの測定から明治の粉ミルクステップから放射性セシウムが発見された。 
②除染・・・真行寺で経営している幼稚園の園舎、園庭をを自費で除染。モニタりングポストも自費で設置。行政任せではいつになるかわからないため。園庭で子どもたちがはだしで遊びまわれるくらいに線量が低下した(約0.2μsv)。
③子どもの保養活動・・・二本松市から少し離れた岳温泉は放射線量が0.08μsvと低いため、子どもが放射線を気にしないでのびのび走りまわったり土いじりしたりできる場を確保する。往復のための中古のバスを500万円で購入。内部被ばく量を測定するホールボディカウンター(4600万円)を購入することに決めた。募金額はまだ達していないが、講演を聞いた若者が1万円の寄付を申し出、彼から「5000人の人が1万円寄付すれば5000万円集まります」と言われたことがきっかけになった。

幼稚園児が外遊びできないことから、体重増加が少ない成長障害がみられる。
子どもを守る親が疲れてきている どの情報を信じてよいかわからない状況である。
震災関連死は公には公表されていないが、数百人に上るだろう。
母子避難するうちに意識の違いから夫婦別居、そして、離婚に至るケースも多々ある。 
避難できる人・できない人、放射能の危険性に敏感な人・そうでない人、賠償もらえる人・そうでない人・・・
福島では人々が分断・対立させられている。  
自分の思いを吐き出せないでいる。
エネルギーがなくなっている。全国から元気や勇気をもらえないと立ち上がれない。
怒りが次第に悲しみや絶望に変わっている。

★福島の人々の抱える苦悩の深刻さが伝わってきました。
 国政に携わる人は当然、そして、私たちも「福島を忘れない」「福島の人の思いに寄り添う」ことが必要だと思いました。

福島県の子どもたちや学校の様子について聞くー福島訪問(1)

2012-08-03 19:08:43 | 脱原発
 7月16日の東京での脱原発10万人集会参加の翌日17日、福島を訪問しました。
 まず福島県教職員組合を訪問し、子どもたち、学校、教職員の現状についてお聞きしました。(写真は教育会館前で)

 福島では今なお6万人の人(小中学生:1万人)が県外避難生活をし、Ⅰ万8千人以上の小中学生が県内外で避難生活をしている。
 福島にいる多くの子どもたちがいまだに高い放射線量下での生活を送っている。
 避難した子も避難できずに残っている子も、みんな心に大きな不安を持っていて、子どもたちに対するケアが最も大切。
 しかし、そのための体制は整っていない。

 子どもたちは屋外での活動が制限され、のびのびした生活や自然とのふれあいができなくなった。
 外で遊ぶ子どもの声を聞かなくなった。
 子どもたちにはストレスが高まり、体力が低下している。
 子どもたちは胸に線量計をぶら下げている。
 給食については厳しくチェックしており、宮城県や北関東より安全性が高いといえる。

 教職員自身も被災者である場合があり、片道60~100㎞の遠距離通勤、家族との別居、親の介護ができなくなったなど厳しい状況を抱えてているとのことでした。
 

 説明してくれた組合役員ご自身が原発避難者でした。
 今まで2~3回しか一時帰宅は実現してないが、次第に「もう戻れないのではないか・・・」との思いが強くなっている。

 遠くへ避難できる人、避難できない人
 自宅へ戻りたい人、戻りたくない人
 賠償を受けられる人、受けられない人
 賠償を受けようとする人、受けようとしない人(告訴)・・・
 というふうに、原発事故は「地域を分断」した。
 仮設住宅では知り合いもいなくて、かつてのコミュニティはばらばらにされている。

脱原発集会に17万人結集

2012-08-03 18:47:43 | 環境・エネルギー
 7月16日に東京・代々木公園で開催された「さようなら原発10万人集会」に参加してきました。
 石川からは約100人の仲間が参加しました。
 金沢は最高気温36.8度という暑さだったそうですが、東京は33度ということで、風もあり、覚悟していたほどの暑さではありませんでした。

 10万人集会ということでしたが、主催者発表で17万5千人。本当に私の今までの人生で経験した最高の人出だったと思います。
 昨年の9.196万人集会の参加者はどちらかというと組織のよびかけに応じた人々やかつての全共闘世代と思しき方々が多かったように思います。
 ところが、今回はとにかく、子ども連れの親子が目につきました。あの猛暑の中、幼い乳飲み子を抱え、乳母車に子どもを乗せた一般市民が実に多く参加されていました。子を持つ親がやむにやまれぬ気持ちで行動を始めたのでしょう。

 毎週金曜日夜に首相官邸や国会議事堂を取り巻く再稼働反対の意思表示をする人々が数万人単位に上っています。
 一部の組織だけでなく、多くの市民が「再稼働にノー」の声を上げ始め、そして、そのうねりは日を追うごとに大きくなっています。

「福島を返せ いのちを返せ 未来を返せ」というシュプレコールが胸に刺さりました。

市民が、国民が意思を行動で表わし「可視化」するーそのことを政権は無視できなくなるはずです。

暑さの中、玄関の花は・・・

2012-08-03 18:29:40 | 花・猫
 7.16脱原発10万人集会、福島訪問、そして、地元での4回にわたる活動報告会があり、ブログはすっかりお休みしてしまいました。

 連日の暑さに閉口しています。昔は最高気温34度という日は、夏に1~2日程度だったと思いますがこのところ連日34度の猛暑です。

 玄関の花も水やりはしているのですが、枯れていったりあまり元気のないものもあります。
 その中で元気なのは、コリウスとポーチュラカです。
 両方とも摘芯をして、それを挿してもほぼ100%根付くというすぐれものです。
 コリウスは夕日寺公民館の職員の方へも分けてあげました。
 捨てるのももったいないので、もらってくださる方がありましたら、ご連絡ください。