わくわく活動日記

山本ゆきこ~子どもこそ未来

クローズアップ現代「あふれるポエム?!~不透明な社会を覆うやさしいコトバ」

2014-01-15 00:15:26 | 雇用・労働
1月14日のNHKクローズアップ現代「あふれるポエム?!~不透明な社会を覆うやさしいコトバ」

今、前向きで分かりやすい美しい言葉「ポエム」があふれているといわれているそうです。
居酒屋甲子園ー居酒屋で働く若者たちがj自分たちを鼓舞する5000人規模の大々的なコンテスト。トラックドライバー、介護職員など10の業種に広がっているとのこと。これには違和感を覚えました。小田嶋隆さんのコメントに同感です。
”ポエム”は物事の本質をあいまいにし単純化するときに力を持つ。説明放棄につながる。
「政治や行政の言葉については、ジャーナリズムでいうところの5W1Hを忘れてはならない。美しい日本のどこが、どう美しいのか、取り戻すのは何なのか」をあいまいにしてはならない。「ポエム」は連帯ではなく、同調できない人間は排除する危険性がある。
若者の間では「仲間」がキーワード。「絆」「一つになる」も。しかし、これらが若者の問題を見えにくくしているのではないか。
組合を結成する、残業代を請求するといった労働者としての自覚を教育でサポートする必要がある。ブラック企業体質を「ポエム」により、「やりがい」にすりかえてはならない。

雨風の中、連合石川の街宣

2013-12-10 23:37:44 | 雇用・労働
12月10日、朝8時から金沢駅近くリファーレ前で、連合石川の労働法制規制緩和反対の街宣に参加。盛本県議、高芳晴金沢市議、麦田徹金沢市議とともに。
途中から雨風がすごく、傘が吹き飛ばされそうになり、30分程度で切り上げることになりました。

議会は本日から一般質問。
男女共同参画都市宣言について、会派で昨日も本日も何時間もかけて練り続け、全体政調会でも議論し、なかなか苦労しています。せっかくなので、いいものにしたいと思っています。

労働者保護ルールの改悪に反対ー連合石川の街宣活動

2013-11-16 00:46:50 | 雇用・労働
12~13日は人間ドッグ。
14日12時から武蔵が辻で連合石川の労働法制規制緩和反対の街宣活動に参加。
昨日までの真冬の寒さと打って変わっての小春日和の日差しがありがたい。

安倍首相は、日本を企業にとって最も活動しやすい国にするために労働法制の規制緩和をするという。それが成長戦略だという。働いて富を生み出している労働者をないがしろにして企業の利益を優先することは許されない。

派遣法の改悪、残業代ゼロ制度(ホワイトカラー・イグゼンプション)、クビ切り自由化(解雇の金銭解決制度)、クビにされやすい「限定正社員制度」に反対する。

不安定で低賃金の非正規雇用をなくす、長時間労働による過労死をなくし、ワークライフバランスを、マタニティ・ハラスメントをなくす、若者を食い物にするブラック企業への規制などを訴える。

女性部学習会―少子化問題から日本を考え直す

2013-07-27 23:31:47 | 雇用・労働
7月26日(土)13:30~教育会館「県教組金沢支部女性部学習会」
約240人の女性部組合員が会場を埋め尽くしていました。

「女性が元気に働き続けられるために~少子化問題から日本社会を考え直す~」
 メインテーマとサブテーマのつながりがどうか?ずいぶん大仰なサブテーマと思いながら、最近考えてきたことをお話ししました。
 キーワードは「女性」「働き方」「貧困」「少子化」「ワークライフバランス」

 24日の朝日のテレビ番組紹介にあった「woman」を観ました。「シングルマザーには風俗にいくか再婚するかしかない」と友人に言われるシングルマザーの過酷な日常が描かれています。

「フランスの子育てが、日本よりも10倍楽な理由」(横田増生)
 シングルマザーでも所得が高くなくても4人の子どもを育てられる国・フランスと、共働きでも子育てに経済的な不安を感じてしまう国・日本との違いとは?
 フランスでは、70年代に「育児休業法」「妊娠を理由とする採用拒否の禁止法」「男女平等賃金法」が成立。
 これらの手厚い権利は、5月革命によるフェミニズム運動、労働運動の結果かちとられたものである。フランスでは、今でもデモやストが日常的に起こり、市民は不便を忍んでもそれらを支持しているという。
 そこには、日本やアメリカの「自己責任」とは対極の「社会連帯」が存在している。

「若者と雇用」ー雨宮処凛さんと福島みずほ社民党党首との対談

2013-04-21 22:24:26 | 雇用・労働
 4月21日(日)金沢都ホテル地下2Fセミナーホールで社民党若者アクションプログラム2013が開催されました。
 テーマは「若者と雇用」 格差社会を許すな!
 雨宮処凛さんは、若者の「生きづらさ」についての著作を発表したり、不安定さを強いられる人々「プレカリアート」問題に取り組み、精力的に発信。「『生きさせろ』難民化する若者たち」は、日本ジャーナリスト会議賞受賞。反貧困ネットワーク副代表、週刊金曜日編集委員など。

 雨宮さんから、若者の生きづらさのリアルな事例が報告され、それらは、働きづらさー貧困問題ー生活保護問題へとリンクしていることを知らされました。
 若者の不安定雇用は「自己責任」にされがちであるが、これは、会社の切り捨て政策である。
 なぜ若者はこんな目にあってもっと怒らないのかと言われるが、競争社会の中で自己肯定感が奪われて自分はダメな人間だと思ってしまっている。
 人に助けを求められるためには、自己肯定感や社会・他人への信頼関係必要。

 フロアからは、若者、女性、そして、福島から避難された方から、バカンス法を制定しワークシェアし、ゆったり生きられる社会にしてはどうか、若者ももっと一次産業に従事してはどうかなどの提案がありました。
 雨宮さんからは、東京の杉並の「デモ割」の報告。脱原発などの5000人ものデモの参加者に商店街の割引券(デモ割)を支給する。その割引券でデモ終了後に参加者が居酒屋で楽しく一杯やる。商店街が活性化し、地域でデモが支援される相乗効果を生み、町おこしにつながっている。
 福島党首からは、状況は厳しいが、楽しいこともやらなくてはいけない。自然エネで地域に雇用を生み出すことが可能。(香川県、小田原市、飯田市、世田谷区)など、最後は元気の出る報告を聞き、あっという間に時間が来てしまいました。

 久しぶりに(?)有意義で楽しい会でした。私が25年くらい前に小1・2を担任した若者が今朝のフェイスブックを見て、友達2人誘って駆け付けてくれて最前列に陣取り、発言してくれたこともうれしかったです。
 私は、お二人を小松空港へ出迎え、会場へ向かう途中のタクシーの中で講演と対談の打ち合わせをし、司会に臨みました。福島党首は打ち合わせの内容以外にもずっとおしゃべり続け、まあなんとエネルギュッシュなことか!と驚きました。

「女のサバイバル術」大激論!仕事と子育て NHKスペシャル

2013-04-10 01:34:57 | 雇用・労働
 「女のサバイバル術」というタイトルからは見ようと思わなかったのですが、ふと見出したところ、思わず引き込まれてしまいました。

 仕事と子育てに追われる女性の働きづらさの問題はどこにあるのか、男性も含めた働き方の見直しが日本社会にとっては必要であり、それなくしては少子化も止まらないし、企業としても多様な発想を取り入れることができず発展も難しい。ダイバシティ(多様性)が必要。
 つくづく日本では中時間労働が少ない。普通に働いて普通に幸せになりたい!

NHKスペシャル「女のサバイバル術」大激論!仕事と子育て   2013.4.(土)9:00~10:15
◆出産退職6割の衝撃
◆女性の敵は男?女?
◆女性が活躍する人事
◆経済復活の切り札か

○女性の働きづらさ 問題の本質は?
 <共働き 平日の家事・育児時間>妻:4時間44分 夫:43分(末子が就学前、共に35時間以上勤務)
                 総務省調査 2011年
 家事・育児参加進まず⇔出産退職6割

○時間当たりの労働生産性の低さ(OECD34か国中19位 2011年)
      ↓
○残業禁止で働き方改革
 ★三菱化学 19:00~残業禁止
  効率的に仕事をしているのは、早く帰らなくてはいけないお母さん社員
  →男性の働き方を見直し
   ×長時間残業、やたらとお酒を飲まないと客や社内のコミュニケーションをはかれない
 ・凝った資料禁止
 ・事前に資料を読み込み、会議は1時間以内で終了
 ・メール見直し(管理職に1日200通のメール)
 ★日産:女性社員を徹底サポート
 ・社内託児所(22時まで可)
 ・在宅勤務制度(妊娠初期~12歳)
  車の購入に妻の意見が決め手:6割→女性社員の意見を尊重(ヒットの鍵は女性登用)
  (90度近くまで開くドア:車にすごく近づくことができて楽に乗せ降ろしができる)

○女性のサバイバル術 ホワイト企業はこう探せ!
  若い女性が多い会社要注意! さまざまな年代の女性が生き生きと働いているか

○女性のサバイバル術 “産める会社”は中小企業!?
  短時間勤務 (富士通総研「中小企業の両立支援に関する企業調査」2005)
従業員 柔軟に対応 利用
1001人~ 67%(制度あり) 9% 39%
37%(未利用) 30%(利用)
21~50人 24%(制度あり) 46% 55%
15%(未利用) 9%(利用)

○働く女性の割合と出生率は相関関係がある
 アイスランド 2.20 80%
 日本     1.40 63%

○待機児激減! 横浜市の取り組み(2010年:1552人→2012年:179人)
  横浜保育室に認定された認可外保育所 子ども一人当たり8~10万円の助成金(ハード)
  保育コンシェルジュ(ソフト)

○オランダ・モデル
 フルタイムで働く人とパートで働く人の賃金を同じに→世帯収入が増えたことで消費が活発に
 →国の経済も立ち直り「オランダの奇跡」
 今では、夫婦ともパートで働き、家事・育児を分担する家庭も増えている

○女性で「起業する」という働き方

○日産ダイバシティ推進室長
 ダイバシティ(多様性:男女、外国人、働き方、採用・・・)を企業として推進

 日本は中時間労働が少ない
 ヨーロッパでは、普通に働いて幸せに

湯浅 誠さんが来県 連合石川非正規フォーラム

2013-04-02 20:04:19 | 雇用・労働
連合石川・非正規フォーラムのお知らせ

・4月7日(日)13:30~
・県教育会館3Fホール

・第1部  基調講演「新たな縁づくり社会的排除とイノベーション」
      講師  湯浅 誠さん
・第2部  パネルディスカッション
      「働くことを軸とする安心社会の実現に向けて」
      コーディネーター 澤 信俊(金沢星稜大学特任教授)
      パネラー     萩原 芙未子(女性起業家)
               喜成 清重(司法書士)            
               狩山 久弥(連合石川会長)
      コメンテーター  湯浅 誠
・入場無料

「しあわせに働ける社会へ」竹信三恵子著

2013-02-10 16:01:10 | 雇用・労働
竹信三恵子著「しあわせに働ける社会へ」(岩波ジュニア新書)を読みました。
特に、これから社会に出る若い人に読んでほしいお勧めの本です。

第1章 就職難は若者のせいなのかー働き方の構造が、以前と比べて大きく変わってしまい、そこに対策が追い付いていないことに主因
     慈善事業でなければ、人を病気にしたり殺したりしてもいいのか、社会を壊してもいいのか
     これから会社に入っていく若い世代には短期の使い捨てでない、働きながら息長く経験を積める」場を提供する政策が必要。
     「スキル不足説」「えり好み説」に対する反論

第2章 正社員、大手企業なら安心なのか
     社畜からフリーター、名ばかり正社員の広がり 中心的正社員にもリスク 中小企業の再評価を

第3章 まともな働き方をさぐる
     ブラック企業 派遣切り 労働組合 労働相談 反貧困のたすけあいネット
     「素人の乱」 引きこもり支援NPO法人「ニュースタート事務局」
     大人の支え(大人世代が専門知識や資金で若者たちを支える必要がある)
       社会的企業家の国際ネットワーク「アショカ」の日本支部
       「社会にモノいう初めの一歩 活動家一丁あがり講座」

第4章 落とし穴の備える自分づくり
     キャリア教育・・・自分がどんな職業で身を立てていくかを考えさせ、見合った仕事力を養う
     労働教育・・・働き手としての権利やルールやを学ぶ
     自分史年表を書いてみる
     未来年表で歩き出す方向を考える
     時間を生み出すための24時間手帳 
     負け癖から抜け出す
     自立とは人に助けを求められる力

   
第5章 しあわせに働ける仕組みづくり

”男女賃金差別をともにたたかう会”結成総会

2012-09-18 07:13:31 | 雇用・労働
 9月15日(土)午後2時から、富山市の県民共生推進センター(サンフォルテ)で標記の会が開催され、参加してきました。

 富山市在住の本間啓子さんは、昨年11月、東和工業株式会社(本社・金沢市)を相手取り、コース別男女賃金差別是正を求めて裁判を起こしました。すでに4回の口頭弁論が終わり、会社は全面的に争う姿勢を強めています。
 「女性」というだけで差別されてしまう職場・社会を変えていきたい!との思いで裁判闘争に立ち向かっていく本間さんを支え共に闘う意思を結集した会でした。

 総会の後開催されたシンポジウムのシンポジストとして、男女差別賃金闘争を闘った先輩が東京から駆けつけ、その体験をもとに問題提起、そして、エールを送られました。

柚木 康子さん
 全石油昭和シェル労組副委員長、均等待遇アクション21事務局。
 40年に及ぶ労使紛争を闘いながら(2010年解決)、昭和シェル男女差別事件に取り組んだ経験を持つ

逆井 征子さん
 商社ウイメンズユニオン委員長(2005年設立)1995年商社兼松に対しコース別男女賃金差別裁判を提訴、2009年最高裁で高裁判決が確定(原告勝利)

 柚木さん、逆井さんはじめ、男女差別賃金闘争を闘った方たちのパワーにはつくづく感心してしまいます。このおふた方は、それぞれ組合組織として闘争に取り組まれたわけですが、本間さんは、組合のない少人数の支社において裁判を起こされてということで、ぞの勇気に驚きます。職場においてはたった一人の闘争なので、応援部隊によってずいぶん力づけられたとおっしゃっていました。

 相手方の会社の本社が金沢、そして、金沢地裁で公判が行われるということで、金沢の仲間とともに闘いを支援していきます。