暖簾に腕押し日記

毒吐き独り言ぶろぐ。ほのぼのと毒が交互にやってきますよ。
コロナでQOL優先に切り替えてまったり生活します。

もう6年ですか

2017年03月11日 | 日記
あらやだ、ネガテイブ話のまま放置になっていますね(´Д` )
まあまったり暮らしていますよ、気力がある日もあればない日もあるよね(´Д` )



3.11ですね、6年も経つんですね。それなのにまだまだなことがたくさん。
私は今年もテレビの前で黙祷するくらいなのですが、、、

祖父母やいとこ達の家を守ってくれた仙台東部道路は、しぼらく前から工事が始まって、盛り土エリアを増やしたり近隣住民の避難場所にしたりしているようですね。よかたよかた。

東部道路がなかったら、祖父母の家まで津波も瓦礫もきていたかもしれない。まったくの平地で、途中に止まるものがないからね。まあ霞の目で止まっていたかもしれないけども。
霞の目は自衛隊の飛行場なのですが、その敷地のすぐ脇に、1000年前の津波はここまできたよっていう小さい神社があるんです。祖父母の家は、そこよりは少しだけ内陸だけどね。


あの日、私は家に一人でいて、揺れ直後に旦那の無事確認は電話でいったんはできて。

でも停電しててニュース見れない、どこが震源なんだろう、携帯の充電きれたら困るからニュース見るのはやめておきたい、そうだ車、と思ってカーラジオつけたら、東北で震度7とかやってる。まだ津波はきていなかった。

おそらく現地に電話したってパンクしてて繋がる訳はない。いま揺れたばかりなんだから、遠くの親戚との連絡なんかよりまず避難しててくれ。

とりあえず近隣住まいの父に、安否確認と、誰かと連絡ついたら安否教えてねとメール。弟と義母に安否確認メール。関東に住んでいるいとこ達に安否確認メール。

そして仙台のいとこ達に、ごくごく短文で、こちらは無事、落ち着いたら安否知らせてね、気をつけて!とメール。

停電したまま落ち着かない午後を過ごし、暗くなり始めた頃、仙台のいとこからメールが。
自分達は近くの小学校に避難してるけど、お母さんと連絡がとれない、塩釜にパートに行ってる、という。

さぞ怖かったことでしょう、おじさんはもうだいぶ前に亡くなっていて、もしおばさんまで、、、って想像したはず。

幸い、父が揺れ直後にこのおばさんと電話で話せていて、会社の屋上に避難してるってとこまでは連絡がついていました。
ただ、この頃にはもう酷い津波がきていたはずだし、会社が塩釜のどこらへんのどんな建物なのかわかりません。
でもとりあえず、揺れ直後に会社の屋上に避難してるって連絡がついたよ、と返信して。

結局、そのおばさんが無事に、皆が避難した小学校に着いたのは、翌日のお昼頃でした。
塩釜も港だし、中間エリアの多賀城や仙台港も津波で、あちこち道路は使えなかったでしょうから、帰ってこられて本当に良かった。とにかく、祖父母といとこ達は全員無事に会うことができました。


家の中は大変なことになっていたけど、今回は潰れはせず。(私が幼稚園?の頃の地震では一度潰れています)
でも、若林区です、自分の家が無事ならいいというわけにはいきません、コミュニティはしっかりしているところだから、きっとみな、お友達や繋がりのある人には、家族がなくなったお家がたくさんあるでしょう。

そのおばさんの実家は名取です、実家は山の方だから大丈夫だったけど、海側は酷いことになりました。

祖父母の家からずーっと海に向かうと荒浜です。小さい頃から中学になるまで、毎年海水浴に行っていました。
遠浅だけど、近くが窪んでいて子供はハマってしまう、ちょっと怖い海。
たくさんの人が流されて、亡くなって見つかった、、、震災後は怖くて見にいけていません。
松林も、その前の数件の家も、何もなくなっている空撮写真は見ましたが、、、


関東に出てきて住んでいる別のいとこは、当日、旦那さんがちょうど仙台の仕事にきていて、帰れなくなりました。
旦那さんの実家は多賀城で、とりあえず実家にいたようですし、ご家族も無事だったようで良かったですが、いとこはその夜は寝られず、私とずっとメールしてました。旦那も心配だけど、泉区の実家のおばあさんが心配だって。
そのおばあさんは、数日後、避難所で亡くなられました。あんな時だからお葬式はできなくて、ひとまとめで火葬になったと。



もうみんな普通に暮らしているけれど、被災は少なかったから普通に暮らせているけれど、地元の同じ区内、同じ町会の中で起こったことですから、関東に住んでいる私が普通に暮らしていて時々思い出す、というのとは全然違うと思います。


悲しいことは、災害であっても災害でなくても世にたくさん起こります、出来るだけ多くの人が、泣いてもまた前を向いて生きていけますように。

コメント
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