縁鍼灸院 女性の健康ブログ |広島の鍼灸院

広島市・中区・袋町で針灸院を行う女性鍼灸師のブログ。女性の健康、東洋医学、針灸、養生法に関する事など。

植物性乳酸菌

2015-01-17 22:54:57 | 女性の健康について
久しぶりの更新です

今日は、植物性乳酸菌についてかきます。


植物性の発酵食品に含まれ、多くの種類の食べ物に存在します。

植物性乳酸菌は、胃酸の中を潜り抜け、生きたまま腸までたどり着き、腸へたどり着くと乳酸を放出し腸内を弱酸性に保ちます。

それによって悪玉菌は住みにくくなり、善玉菌の割合が増え腸内環境がよくなます。

腸も活発に動くようになり、免疫力の向上や便秘解消の効果も期待できます。


漬物、味噌、醤油、キムチなどに含まれています

中でも、糠漬けには多く含まれており、野菜を用いるので食物繊維も同時に取ることができます。


食べ過ぎてしまうと、塩分過多になってしまいますが、毎日の食事に適量取り入れるといいですね



夏の冷え

2014-05-20 16:01:05 | 冷え症
今回は、夏の冷え対策についてです。

夏は、冷房や薄着による体の外側の冷えだけでなく、飲食による内側からの冷えが入り込みやすい季節です。


血行が悪くなり、子宮が冷えてしまうとホルモンバランスや自律神経が乱れてしまい、不安感・イライラ・やる気が出ないなど心の状態も不安定になります。

体温の調節は、自律神経がつかさどっている為、体が冷えると交感神経(体を緊張させ活動的にさせる働き)が優位になり、抹消の血管を収縮させ体の熱を外へ逃がさないように働き始めます。

そうすると、体は常に緊張状態となり冷えだけでなく様々な不調を引き起こしやすくなります。

夏を、快適に乗り切る為にも、冷え対策を今からしっかりと行いましょう


体の外側から温める

湯たんぽ・腹巻などを使い外側から体を温めます。

特に大切な部位は、下腹部・腰周り・太ももです。子宮や内臓に近い場所を効率よく温めましょう!
また、足湯や自宅でできるせんねん灸もお勧めです。

体の内側から温める


冷たいものが美味しい季節になりますが、食べ物・飲み物を工夫して体を内側から温めましょう。

冷えが気になる方には、飲み物は常温以上のもの・食べ物も加熱した温かいものをお勧めします。

生野菜や生物は体を冷やしてしまいます。

体を温め血行を良くする作用のある食材を上手にとりましょう!
・根菜類・・・大根・人参・さつまいもなど


・大豆・・・黒豆・納豆・豆腐・みそなど


・ビタミンE・・・ごま油・オリーブオイル・かぼちゃ・アーモンド・抹茶(粉)など


骨盤内の血行をよくする

骨盤内には、子宮や膀胱があります。ストレッチ・ウォーキング・ヨガなど軽い運動で骨盤内の循環をよくしましょう。

この中でも、ヨガは呼吸法も一緒に行えるので、リラックス効果も高くお勧めです。










自律神経について③

2013-10-02 22:05:37 | 自律神経失調症
今日は、副交感神経について書きます。


副交感神経とは、「休息と食事のシステム」とも呼ばれ、睡眠中や食事中などの、体が安静な状態の時に最も活動しています。

日中に溜まった疲れを睡眠中に修復・回復してくれます。

消化・排泄などでも活躍し、副交感神経が優位になる事で、胃酸が分泌され腸の運動が活発になり食物の消化・吸収をします。

血圧や心拍数を減少させゆっくりとした呼吸になり、体をリラックスさせエネルギーを蓄えます。

食べ過ぎや運動不足などで副交感神経が過度に働くと、すぐに疲れてしまう、落ち込みやすい、朝起きるのが辛いなどの症状が表れやすくなります。

また、副交感神経は、※リンパ球も支配しているので過度に活動すると、免疫が過敏になってしまい、喘息・花粉症などのアレルギー性症状も引き起こされてしまいます。


※リンパ球・・・細菌やウィルスなどから体を守る免疫システムの一部です。

自律神経について②

2013-07-28 06:15:11 | 女性の健康について
今日は、自律神経の、交感神経の働きについて書きます。

交感神経とは、闘争と逃走のシステムとも呼ばれ主に体が活動する時に働く神経です。

日中、体を動かしたり(仕事中など)する時に活躍します。

心拍数の増加・血圧、血糖値の上昇・気管支を拡張し呼吸を早く(浅く)する・消化器系への血流を減少させ、骨格筋への血管を拡張させいつでも外敵から逃げられ戦えるようににする働きがあります。

この、交感神経はストレス(感情的・精神的興奮など)にさらされるとフル活動します。

現代は、自宅でも外出先でも身の回りに沢山の情報が溢れています。

TV・インターネット・騒音など有無をいわさず目や耳から体に入ってきます。
これらの過剰な情報は、脳や心を緊張させる原因にもなります。

余程、注意していないと現代人は、自律神経が興奮しやすい状態なのです。

交感神経の働きが過剰な状態が続くと、脳は命を守る為に副交感神経を働かせ、体をリラックスさせようとします。

食べる・寝る、休む等の指令を出す為に、異常な食欲・寝ても寝ても眠い・体がだるいといった症状が現れやすくなります。

自律神経について

2013-05-20 22:26:39 | 自律神経失調症
自律神経には、交感神経(こうかんしんけい)と副交感神経(ふくこうかんしんけい)の二つがあります。

交感神経は、体を興奮させる作用が強く、副交感神経は体を休ませエネルギーを節約したり貯蔵させるように働き、この両者が絶妙なバランスをとり合う事で、その時々の私達の環境(生活スタイルなど)に合わせた最適な体調を作り上げてくれています。

自律神経は、主に、内臓や血管壁(平滑筋)心臓(心筋)分泌腺(唾液や涙液など)を支配しています。

必要に応じて、消化運動を抑制したり促進したり、呼吸を早くしたり、ゆっくりにしたり、唾液や涙液の分泌を抑制したり亢進させたり・・・などの働きを、無意識の内に調整してくれています。

活動と休息のバランスが取れた生活をしていると、自律神経のバランスも安定しています。

逆に、このバランスが乱れると(働きすぎ・過度の緊張・悩みすぎ・運動不足など)交感神経の働きが過剰になったり、副交感神経の働きが過剰になったり・・・と、徐々に不調を起こしてしまいます。