学級文庫

支援学校の高等部3年生です。

【あっちこっち、まーごん】を読み解く

2012年08月29日 | 言葉の記録 中学生
≪中1・8月20日≫
…私があっちこっち、まーごんを読んでいたときのこと
有香「読んで」

…読み聞かせました。まーごんファミリーを全員知っているので、興味があるのだと思います。


…一部抜粋…………

夫は仕事でいないが、子ども達は自宅にいる。

「お腹空いた~」起きてすぐに言う子ら

子どもらはプールで涼み、「冷たーーーい!」と大騒ぎ。

「お昼ご飯は何?」とうるさい人たち

長男が教えてくれた。

二人は今、黙々とハリーポッターを見ている。

…………………

有香「子らって何?」
母親「子供のことよ。T君とMちゃん」

…ふと、どれぐらい分かっているのだろうと思い、質問してみました。
母親「お腹空いた~って言ったのは誰?」
有香「T君とMちゃん」
母親「子どもらって誰?」
有香「T君とMちゃん」
母親「うるさい人たちって誰?」
有香「T君とMちゃん」
母親「長男って誰?」
有香「?」
母親「一番上の男の子が長男、有香ちゃんは女の子だから長女って言うの。○○さんの長男って誰?」
有香「T君?」
母親「そうよ、T君」
母親「二人って誰?」
有香「T君とMちゃん」
母親「そうよ。じゃあ、これを書いているのは誰?」
有香「お父さん?」
母親「一行目を見てごらん、『夫は仕事でいないが…』って書いてあるよ」
有香「○○さん?」
母親「そうよ」


算数の文章問題(小学校1~2年生程度)に取り組むと、問題の内容を理解することの難しさを実感します。
簡単な問題の意味が分からないのであれば、人の会話の内容の把握は難しいだろうと感じます。
先日は「みんな集まれ~と言うと、男の子6人、女の子5人が集まりました。ぼくを入れて、全員で何人でしょう?」という問題で行き詰りました。
何が分からないのかゆっくりと話を聞くと、分からないのは「ぼく」でした。僕という一人の人間を指していることが分からなかったのです。男の子に向かって「ぼく何歳?」などのように話しかけることがあります。有香は「ぼく」が男の子を指すと思ったようです。
なので、最初に作った式は 6+5+6 になりました。 自分が話をするときに「私は…」というのと同じで、「ぼく」が僕という一人の男の子を指すと教えると、式は 6+5+1 になりました。


会話や文章では、同じ人を示す名称がたった一つではありません。
そのへんも内容の理解を難しくする一因なのだと思います。

あっちこっちまーごん(T君とMちゃんが登場する記事)で、読解力の向上を目指そうかな


「誕生パーティー、ここでするのはどうかしら?」

2012年08月27日 | 言葉の記録 中学生
≪中1・8月25日≫
…詩吟の先生のお家で、お稽古の合間に
有香「あと3ヶ月で私の誕生日です」
先生「10月?」
有香「11月19日です」

…有香が何か言いたそうにしながら言わない
先生「何?」
有香「私の誕生パーティー、ここでするのはどうかしら
先生「いいよカレンダー見て。何曜日?」
有香「月曜日です」
先生「月曜日はダメだから、日曜日にしよう。有香ちゃん、忘れないようにカレンダーに書いといて」

教室のカレンダーの11月18日に『有香のパーティー』と、有香が書き込みました。


≪8月27日≫
有香「T君(詩吟を習う男の子)を呼ぼう」
母親「そうね」
有香「Hちゃん(隣人)も呼ぼう」
母親「Hちゃんは、詩吟の先生知らないから、ちょっと無理よ」
有香「Eさん(詩吟を習う60代のご婦人)を呼ぼう」
母親「そうね。きっと来てくれるね」


幸せなことです


美しい夕陽と豪華な花火のショーが両方楽しめるディナークルーズ

2012年08月21日 | 旅行・おでかけ
≪24年8月10日≫
ハワイに旅行するに当って、オプショナルツアーに迷いましたが、到着日の夜の、スピリット・オブ・アロハ号の金曜日限定のディナークルーズに申し込みました。船上から夕日と打ち上げ花火が楽しめます。


この先から船に乗り込みます。ビーチは泳ぐ人でいっぱいでした。(18時前)


船にはカップルと家族連れが多かったです。


この網の下は海です。有香はまったく乗り物酔いをしないので、十分食べた後に、くつろいでいました。






いい写真が撮れなかったのですが、花火はとても綺麗でした。


ビーチに戻ったのは20時頃です。辺りは暗くなっていました。
驚いたことに、暗い中で泳いだり水遊びをしている子供たちが大勢いました。
波にさらわれても気がつかないような暗さの中で遊ぶ子供たち…自己責任っていうことでしょうか?
本当に驚きました

お別れのハグ

2012年08月20日 | 言葉の記録 中学生
≪中1・8月13日≫
…さよさんのご自宅(ハワイ)にお邪魔した日、さよさんの車でホテルまで送って頂きました。夜11時頃でした。別れ際、有香とさよさんがハグ・母親とさよさんがハグ。有香の父親とさよさんが握手をしました。

有香「何でお父さんとさよさんはギューしないの?」
父親&母親 
さよさんと有香の父親もハグでお別れしました


ワイキキの光と影 2

2012年08月19日 | 旅行・おでかけ
≪24年8月12日≫
ビーチで水遊びしてからお昼ごはんを食べていると、ビーチのゴミ箱(たくさんあります)からゴミを拾って歩く男の人がいました。

母親「何でゴミを拾ってるの?」
友人の息子さん(小6)「ボランティア?」

何でゴミを拾うのか、一瞬、分かりませんでしたが、理由は一つですね…。
それにしても、首をかしげながら「ボランティア?」と答えた男の子は純粋です。


ビーチには横たわって体を焼いたり、本をよんだりしている人が大勢いましたが、よく見ると、ホームレスに見える人たちも横たわっていました。



ハワイ在住の人たちが「ワイキキは作られた街」「ロコはワイキキには近づかない」と話していました。