音楽の感動

　誰でも何かに感動した体験があると思います。美しい風景や自然、絵画、小説、音楽、誰かの尊い行為、強さ、優しさ、などなど。人は感動体験があるからこそ夢、希望が持てるし、豊かな心で生きられるのだ、と思います。若者が夢や希望を持ちにくい時代だと言われて久しい。だからこそ本物の音楽での感動体験をして欲しい、という願いが常にありました。
　最近、１０年以上封印していたその願い（夢でもある）が、再起動するような！？出会いがありました。若い頃に音楽で得た感動体験は、決して忘れない、という事実に感動しています（笑）。この出会いで、ますます確信をもって音楽の感動のすばらしさ、重要性を伝える事が出来る。
　子どもだから解らない、なんてことはありません。子どもにこそ美しいものにたくさん触れさせてあげて欲しいなあ、と思います。

子育てのコツ・その２

　前回は、子どもは褒めて育てましょう、という話でした。ただ、やみくもに褒めても弊害があります。例えば、孫が可愛くて仕方ない祖父母は、チョットした事に目を細め、「○○ちゃんは偉いね～」なんて言いますね。でも、本人にしてみれば、普段どおりの行動。するとどうなるかというと、性格によって①過度の賞賛で不安になる子、と、②テングになり甘えが出る子、がいます。いずれにせよ本来の自己イメージを歪めてしまう。大人はチョロイ、なんて事にもなります。褒めすぎは良くありません。
　その子が努力した過程を、その分量に応じて褒めましょう。そのとき、「偉いね」じゃなくて「お母さんは助かった、嬉しかった」と言ってあげると、人の役に立つことで自分の存在が確認できます。要は「褒められるからやる」のではなく、自分の頑張りが自分のためであり、だれかを喜ばすことにもなるのだ、と伝える事でしょう。誰も見ていなけりゃ何をしてもいい、という人にはなってほしくないですね。