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ティッセン=ボルネミッサ美術館

2015-01-04 00:24:54 | スペイン 2014
アトーチャ駅で切符を買った私は、プラド美術館までのんびり歩いて行くことにしました。







時は日曜日の午前中、自転車に乗ってる人がたくさんいる印象。







庭園沿いを歩いて行くと、10分くらいでプラド美術館に着くはずなんだ。







10月のマドリッドは、まだ日差しも暖かくて噴水の脇でちょっと休んだり。







のどかな日曜日だよね。







そしてようやくプラド美術館にたどり着くと、なんとチケットを買うのにも長蛇の列が出来ていました。
事前に調べていたのではほとんど並ばないようなことが書いてあったのに、でも日曜だからなあということでそこは柔軟に断念して、大通りを挟んで向かい側にあるティッセンボルネミッサ美術館に向かったのです。

明日のチケット、バスだったから買ってないのも良かったし。
明日早起きしていこうというパターン。







通りから見るとこぢんまりした感じなのだけど、中は結構広くてビックリ。
そしてね、門をくぐるとすぐにカフェが見えてさ、見終わったら絶対あそこで休憩しようって笑。







さて、ティッセンボルネミッサ美術館ですが、とても総花的な印象です。
総花的というと悪い使われ方をすることが多いかもしれないけど、マドリッドの思い出の中では、実は一番好きな美術館になりました。

ルネサンス前のイタリアからルネサンス、その後のバロック期のスペインはベラスケス、イタリアはカラバッジョ、ドイツのルーベンス、オランダのレンブラント、そしてフランスの印象派とピカソとかのキュビズムから現代美術まで。

ティッセン・ボルネミッサさん個人の収蔵物だったから、こんなにバランスがいいのかな。

これはルネサンス前のイタリア。
シモーネ・マルティニの"Saint Peter"







ウフィツィにある同時代のものよりも、保存状態が良いし。
1344年だから室町幕府が出来た頃です。

そしてこれはルネッサンス初期。
ドメニコ・ギルランダイオの『ジョヴァンナ・トルナブオーニの肖像』1490年







ひつじヘアで「めぇ~~」と言い出しそうな女性の横顔。
これ、良いですよね。
ちょっとフィリッポ・リッピに雰囲気似てるし。

これはカラバッジョ。
『アレクサンドリアの聖カテリーナ』1598年だから江戸幕府が出来る直前だね。







そしてゴッホやセザンヌやモネなんか有名な印象派の作品もありましたが、私が気に入ったのはこちら。
ジョージ・グロス”Metropolis"1917年








ジョージ・グロスは20世紀のベルリンの画家。
なんかギラギラドロドロしていて、印象的な作品です。

そして私の大好きなNY生まれの画家エドワード・ホッパーの絵も。
”Hotel Room" 1931年







そんなこんなのティッセン美術館でした。







私はこのくらいの規模の美術館が好きですね~。
チケットを買うのに並んで、入場の荷物検査で並んで、満員の館内で人の頭越しに見て、ご飯休憩もケイタリングと会計で並んで、必死に座席探して・・・なんてやっぱりイヤだよね。

そしてなにより見終わった後はテラスでカヴァ!!







ポテチをつまみながら買ったばかりの画集を見ていたら、こんな子がやって来ました。







しあわせなひとときでした。









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