やわらかい螺旋

徒然なるままに

2013-10

2013-11-01 06:46:14 | 

2013年10月の読書メーター
読んだ本の数:70冊
読んだページ数:15879ページ
ナイス数:716ナイス
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■全席死定―鉄道ミステリー名作館 (徳間文庫)
鉄道ミステリのアンソロジー。恩田陸「待合室の冒険」男が携帯電話でしゃべっている内容から推理。「象と耳鳴り」に収録されているそうなので、そちらも読んでみたい。山田風太郎「吹雪心中」結果だけを見れば心中にしか思えない男女の、そこまでいきさつを描く。気軽な浮気旅行だったはずなのに、吹雪のせいでだんだん狂気をはらんでくる。芦辺拓「そしてオリエント急行から誰もいなくなった」灰色の脳細胞を持つあの名探偵が解決した事件の道筋に気が付き、この後に起こるであろう惨劇を予測している地元探偵のほうが腕は確かなのかも。
読了日:10月31日 著者:
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■誰だってちょっと落ちこぼれ スヌーピーたちに学ぶ知恵
キャラクターとしては知っているけど、元の漫画を読んだことはありません。これでどういう内容なのかが分かってびっくりしました。なんというか人生哲学を見ているようです。スヌーピーの兄弟のスパイクが、自分で選んでこういう生活をしていたりして、グレーな部分を大事にしてるところは好きだなあ。
読了日:10月31日 著者:河合隼雄
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■トゲトゲの気持
雑誌連載の後半部分をまとめた「空耳アワワ」を先に読んだので、前半部分をまとめたこちらも遅ればせながら読みました。トゲトゲって虫がいて、その虫の仲間の名前が「トゲなしトゲトゲ」だの「トゲありトゲなしトゲトゲ」だのがあるということなので、思わず検索してしまいました。なるほどこういう虫なのか~。手の指を絞る要領でやるマッサージ、気持ちいいんですよねw
読了日:10月30日 著者:阿川佐和子
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■幽霊船が消えるまで―天才・龍之介がゆく!
フィリピンから戻り、徳之島でようやく会えた「どうする卿」こと中畑保から龍之介を託された光章。龍之介は身の振り方を時間をかけて考えればいいし、そのそばには光章がいて、すずめに餌をやってるといいな。光章と因縁のある崎山強は今後もまだ登場するのか分からないけど、「木の葉が証拠を語るまで」で見せたフィキサチーフを使った機転の利かせ方で、少し心証が良くなりました。佐々塚夏美とどうなるのか気になります。
読了日:10月30日 著者:柄刀一
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■辛酸なめ子の千年王国
妄想力炸裂、なんともカオス。時々混じる静物デッサンで、そういえばむさび出身だったんだよねと思い出します。ヘタウマな絵の漫画、テレビに出ていた体験記、面白く読みました。「失われた席を求めて」の「当方、見てのとうり老人です」で笑いました。
読了日:10月30日 著者:辛酸なめ子
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■40歳からの元気食「何を食べないか」-10分間体内革命 (講談社プラスアルファ新書)
あれを食べろこれが良い、って謳われることが多い中、食べないものを選択しろっていうタイトルが斬新に思えて、図書館で借りてみました。要約すると日本人なら米を食え、ってことですね。昔の食事からは考えられないほどバラエティ豊かなメニューの裏で、どれだけ生きられるかどういう病気になるのかと人体実験と化している、っていうのは分かりやすかった。レシピを見ながら自分でパンを焼いたりお菓子を作ると、砂糖の量で怖くなるので、日常的に食べるのはやめて、本当に特別な時にだけにしています。
読了日:10月29日 著者:幕内秀夫
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■今どき、しょうがい児の母親物語
完全に、その子を丸ごと、その親を丸ごと受け入れることができる世界にはまだなってないのかもしれない。だけど、座談会もほとんど発言しないしアンケートも出さなかったひとが「悟った人たちだけがこんなところに出てきてしゃべっても意味ないんじゃないの」っていうのはどうなんだろう。発言しないと世間はとことん無関心になるしかないし、その口実を増やしてくだけなんだけど。そういう気持ちの明暗がくっきりするところがあるのも、実際に子育てしてるひとの本当のところなんだろうな。
読了日:10月28日 著者:ぽれぽれくらぶ
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■一つの大陸の物語 (上) ~アリソンとヴィルとリリアとトレイズとメグとセロンとその他~ (電撃文庫)
足掛け10年付き合ってきたこのシリーズもとうとうフィナーレ。全員それぞれの見せ場があるといいな。黒星紅白さんの描いた表紙のベンチにはそういう意味があったのか。ヴィルは死んだふりじゃない気がするんだけど、アリソンの勘違いなのか、それともそういう計画が本当にあるのかどうか。セロンはメグと婚約してからようやく落ち着いた感じになって良かったwトレイズが看過しなかったことで救われたけど、命が惜しければリリアにはばれないようにしたほうがいいよ;一番気になるのは冒頭の「懐かしい男」うーん誰だろう。
読了日:10月27日 著者:時雨沢恵一
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■壺中の天国 下 (創元推理文庫)
犯人補遺の「受信だの送信だの言ってる」とかそのあたりを、被害者が犯人に襲われたところにに戻って確認すると、確かにそうだった。受診だ痩身だと漢字でしゃべってるわけじゃないもんなあ。改行がなく延々と続く思考にぐったりしてしまいそうだ。正太郎はパパになる許可を貰ったけど、当の本人たちはどうするんだろう。
読了日:10月27日 著者:倉知淳
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■下町酒場ぶらりぶらり
心の中でのカタカナつぶやきの一人称が「ボキ」なので、てっきりおじいさんが書いていると思っていたら、四回目の年男って記述があって驚きましたwぶらりぶらりと言うほどあちこち歩いてるわけではないけど、入ったお店にハズレがないのがすごい。
読了日:10月27日 著者:大竹聡
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■やどかりとペットボトル (角川文庫)
幼稚園の頃の記憶がこんなに鮮明に克明に書けるなんて。自分がいかにぼーっとしていたのか思い知らされます。沖縄の旧暦九月七日、赤いキャデラックに乗る風車祭を体験したオバァの「若いときの苦労はやがて笑い話になり、哀しみは乾いて、風車を回すさわやかな風になる」って言葉が沁みます。なにかあっても時間が解決するって言うけど、そのくらいの年齢になれば本当に実感するんだろうなあ。
読了日:10月26日 著者:池上永一
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■片付けられない女は卒業します(MF文庫ダ・ヴィンチ)
卒業おめでとうございます、でいいんですよね?w震度5弱でも倒れない雑誌の山が積み上がっていたところから新築マンションに引っ越して、ようやく片付く部屋の中。引っ越して家具を買ったりすると価値観が崩壊して、高いものを高いと思わなくなるのは経験済みなので、ひとのことを笑えません。「地名 霊」とか「地名 心霊スポット」とか、土地の曰くを検索しまくってて、そこまでしないとダメなひともいるんだなあ。
読了日:10月26日 著者:辛酸なめ子
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■三階に止まる
装丁が目を惹きます。推理は物語の要素を構成するひとつではあるけれど、なんとなくホラーな感じな話が多かった。二階堂黎人が企画・構成したアンソロジー「EDS緊急推理解決院」に参加した作品「院長室」が面白かったので、その他の作品も読んでみたいです。「心中少女」だから取りやめになる、ってことにならないのがね。「黒い方程式」なんとなく細胞の話を思い出しました。「三階に止まる」四階の居住者なにをした!
読了日:10月25日 著者:石持浅海
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■壺中の天国 上 (創元推理文庫)
自分の娘がホモエロ小説を書いてると知って動揺したり、趣味の盆栽で和んだり、知子がひとりの人間として過ごしている日常はかなり丁寧に書かれています。それゆえ、主人公サイドと犯人サイドの接点が、知子が偶然手にしたチラシだけなので、これからどういう展開になるのか気になります。怪文書を撒き散らしてる犯人の意図はどこにあるんだろうか。
読了日:10月25日 著者:倉知淳
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■追憶の東京 下町、銀座篇 (らんぷの本)
変わりゆく東京をペン画で描き出す。懐かしさと未来への希望が同居しているような風景の数々。古い建物が取り壊され、新しくなったとしても、ここには確かに人々が集った場所の記憶が刻まれているんだろうなあ。
読了日:10月25日 著者:川本三郎
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■食後の誘惑―キハチの看板デザート
作り方も材料も、それほど難しいものではないけれど、これだけ美しく仕上げる自信がないので、誰かが作ったものを食べたいな、と思いました。それでも作ってみたいなと思うものはいくつかあって、「きんかんのコンポート、黒砂糖風味」「タイ風パンケーキ」うーんおいしそうだ。
読了日:10月24日 著者:清水康生
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■本当は恐ろしいグリム童話
子供には読み聞かせられない、グリム童話の本当の姿。版を重ねるごとに修正が加えられ、最初の話とは違う姿になってしまった。いま読めるものは確かに子供に配慮されているけれど、元々の話のほうが、人間の奥底にあるものをストレートにさらけ出してる気がします。「カエルの王子さま」フレッチャーが庶民階級の青年をカエルと呼んで蔑んだ、と指摘していますが、日本にもそういう時代がありましたねえ。
読了日:10月23日 著者:桐生操
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■電車でコラ 辛酸なめ子の<生首コラ>セレクション
あまりにも混雑していると無理だけど、電車での暇つぶしに最適。目の前に座っている人の首を借りて、こっそりとコラージュ。「電車で人生ゲーム」はAでした。チベットで密教の僧になったので、解脱できる日は近い。のかも。
読了日:10月23日 著者:辛酸なめ子
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■イトイの通販生活。 (ほぼ日ブックス)
雑誌「通販生活」で買った商品を実際に使ってみて、その感想をまとめたもの。良いことだけを書いてないので、逆に、品物への信頼性が増す感じ。そういえば忘れていたけれど、奥様は女優の樋口可南子さんなんですよね。テレビでの姿じゃなく、普段の生活が垣間見えて新鮮でした。クールだなあ。
読了日:10月23日 著者:糸井重里
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■だららん日和―リラックマ生活〈2〉
このユルさにつられて一緒にユルくなります。「頼られる重みもわるくありません」「ツキは順番にまわってきますよ」うん、そうだよね。
読了日:10月23日 著者:コンドウアキ
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■殺意は砂糖の右側に (ノン・ノベル)
龍之介が光章のところからフィリピンの中畑保を訪ねる間、ずっと何かの事件に巻き込まれていて、そのたびに解決していくけれど、探偵らしいズバッとしたところがなくて面白い。IQ190の天才で28歳の男性が、どうして身を託す人が必要なのかと思うけど、この浮世離れした感じを見ると、さもありなんと思ってしまう。どうする卿とは日本で会えるといいなあ。
読了日:10月22日 著者:柄刀一
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■いつか、キャッチボールをする日 (PHP NOVELS)
岩間・太田黒の刑事コンビがここにも登場。原発性心機能不全症と診断された隼の治療費を出すと言う男が近づいてきたときに、なにか裏があるんじゃないかとなぜ疑わないんだ、と歯がゆく思ったりしましたが、どうにかしなくちゃいけないと余裕がなかったんだろうなあ。そういう実直な隆二だから、奈良原も自分の身を顧みずヘリコプターを飛ばせたんだと思いました。キャッチボールの願いが叶って本当に良かった。
読了日:10月21日 著者:鯨統一郎
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■寿司屋のかみさん、エッセイストになる
投稿からはじめて、本屋に著書が並ぶまでがどうだったのか、丁寧に書かれています。町のお寿司屋さんでご主人と二人三脚でお店を営む傍ら、こつこつと文章に向き合っていて、その根気強さに脱帽。だけどなあ、私は値段のないお寿司屋さんはなくなればいいと思っているので、値段をいちいち聞いて雰囲気を壊すな、っていうのは馴染めなかった。
読了日:10月21日 著者:佐川芳枝
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■人間は笑う葦である
何かの間違いだと思いたいけれど、定期的に読んでいるような気がするツチヤせんせの本。万人に購入する資格があることを証明する手助けになってしまいそう。休刊になってしまったけれど、雑誌「頓智」に掲載された「ナンセンスの疑い」が、哲学での「ものの考え方」の道筋が分かりやすいです。
読了日:10月21日 著者:土屋賢二
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■新装版 動く家の殺人 (講談社文庫)
小劇団が舞台のこの話、あまりにもジョージらしからぬ言動で、これは徹が書いた出来の悪い劇中劇なんじゃないのかとずっと疑っていました。けれど徹が劇団・マスターストロークの風間に会いに行くところでそうじゃないとようやく納得し、同時に、種明かしですっかりやられました。アウトロー・信濃譲二らしい退場の仕方。
読了日:10月20日 著者:歌野晶午
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■空耳アワワ
雑誌連載していた82編のうち、後半42編をまとめたもの。それを知らなかったので、前半部分をまとめた「トゲトゲの気持」もぜひ読まなくては。「すっごいすっごいを連発して、あいつら、バカか、死ね!」のお父様、いまなら「ヤバい」あたりでそう思われるかもしれませんね;ご自身の結婚がまだなのに、秘書のためにお見合いをセッティングするなんて、良い人だなあ。
読了日:10月20日 著者:阿川佐和子
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■英国ミステリ道中ひざくりげ
英国ミステリが好きなので楽しめました。TV版ポアロのホワイトヘヴン・マンションいいな行ってみたい。古書店ガイドもありますが、ちょっと文字が小さくて読むのがつらかった;現地の郵便局で段ボールに詰め込んだ本を発送するくらい大量に買う気持ち、分かるなあ。英語が読めなくてもきっと、にやにやしながら眺めてるに違いない。
読了日:10月19日 著者:若竹七海,小山正
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■カノウユミコの野菜がおいしくなるサラダデリ (vela BOOKS)
言うなればサラダって、たかが野菜を集めた一品なんだけど、その「たかが野菜」がないと落ち着かないのが不思議。生のまま食べるのはもちろん、焼いたり蒸したりしておいしく食べよう。写真も綺麗、作り方も簡単。皮ごと食べたりメープルシロップを使っていたり、なんとなくマクロビっぽいものもありました。
読了日:10月19日 著者:カノウユミコ
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■おいしいハンバーガーのこわい話
ファストフードがどこから来て、だれが作り、何が入っていて、それを食べるとどうなるのか。イチゴなんか使われていないイチゴシェイク、フライドポテトにも香料が使われている事実。アメリカ人ほどの肥満はそうそういないにしても、手軽で簡単な食べ物を「選ばされている」意識は持たなくては。
読了日:10月18日 著者:エリックシュローサー
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■ご飯でごはん―元気が出てガツンとおいしい 丼もの、チャーハン、混ぜごはん…
最近ほとんどお米を食べてない。自戒の意味を込めて、図書館で借りてきて読みました。単純に「ご飯」とひとくくりに言うけれど、炊いたそのままの白飯もおいしいし、混ぜたりどんぶりものにしたりと活躍の場は広い。ご飯がないと成り立たないメニューって本当にたくさんあるよね。
読了日:10月17日 著者:吉田瑞子
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■とにかく目立ちたがる人たち (平凡社新書)
自分に自信がなく、他人に自分の存在を気付いてほしい「ヒストリオニクス」。自信過剰で、ひたすら他人から賞賛を得たい「ナルシスト」。二大「目立ちたがり屋」パーソナリティについての考察。いるいる、TPOをわきまえず、とにかく目立てば勝ちと思ってるような人。そして逆に「目立つまい」が行き過ぎればこれもまた病的。
読了日:10月17日 著者:矢幡洋
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■新装版 白い家の殺人 (講談社文庫)
表紙を見て、なぜ天地が逆?と思ったら、静香の目線ってことですね。警察を介入させずに探偵に頼むなら、外野は黙ってとことん探偵に付き合え、と言いたくなりました。犯行現場の成り立ちが偶然すぎるのがちょっと引っかかるけれど、珠美の生い立ちには同情できる。
読了日:10月17日 著者:歌野晶午
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■軍神の血脈 ~楠木正成秘伝~
誰が瑠璃のおじいさんを殺そうとしているのかっていうのはオマケみたいなもので、瑠璃に手を貸すことになった京一郎とともに楠木正成の謎を追いかけていく。二等辺三角形の図が出てきたときに、思わず東京の地図を引っ張り出し、該当地区にまだ何かあるだろうとあたりをつけつつ先を読みました。それで正成ラインなのか。別働隊の役目を果たしていた京一郎のお姉さんの行動力はすごいな。
読了日:10月16日 著者:高田崇史
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■チーズケーキの本―なめらか。クリーミー。 (マイライフシリーズ 719 特集版)
底が抜ける型を持っていないこともあって、普段作るチーズケーキは焼きっぱなし固めっぱなしが多く、ボトムを使うことがありません。クッキーを砕いて固めて作るっていうのは知っていたけど、クロワッサンとかレーズンロールも使えるなんて意外。
読了日:10月15日 著者:福田淳子
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■かおる―ちょっとの工夫で心豊かに (LJ books 和シリーズ)
普段はインド香とお線香を気分によって使い分けているので、お香の道具は本格的なものじゃないんですが、日本産のお香は奥ゆかしい香りなので気に入っています。練香と印香ってどうやって焚くのか謎だったので、空薫(そらだき)の手順が分かって収穫でした。灰から育てて香炉で香りをきいてみたい。
読了日:10月15日 著者:
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■ルビアンの秘密 (ミステリーYA!)
図書館本。装丁が可愛くて、鯨統一郎の本だと一瞬分かりませんでしたw別居している植物学者の父親・北元英樹が殺され、第一発見者となった娘のレイが、父親への複雑な思いを胸に真実を探り奔走する。ホームレスに接触していた黒飛の言動で、なんとなく理由は分かってしまいましたが、漢和辞典で「ルビアン」が分かるところは胸が熱くなりました。
読了日:10月15日 著者:鯨統一郎
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■猫柳十一弦の失敗 探偵助手五箇条 (講談社ノベルス)
さすがに人名で「へと」にはならないよな、なんて妙に納得。前作から2週間、まだ傷が癒えない猫柳探偵がクンクンの部屋でゲームにかじりついてる姿が痛々しかった。お墓参りの時は悔しくて仕方なかっただろう。今回は、本来の猫柳はこうなんだという力量を発揮。発動前の小屋のトリックの「わあ、本当。こんなにも想像通りだとは思いませんでした」でなぜかほのぼのしてしまいました。探偵稼業としては成功だったけれど、探偵助手に五箇条を破らせてしまったことを「失敗」とするなら、扇が探偵助手をやめた理由を教えないのはそのせいかな?
読了日:10月14日 著者:北山猛邦
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■魔術はささやく (新潮文庫)
登場人物の性格付け、それに伴う行動の必然性。このひとならこうするだろうな、っていうのが自然なので、物語にどんどんのめりこんでいきました。図らずも計画に巻きこまれ人をはねてしまい、そんなこととは知らないから仕方ないとは言え、世間の反応のなんと冷たいことか。守に嫌がらせをする三浦みたいなやつは必ずどこにでもいて、ほんとに癪に障る。事件の黒幕が姿を現したとき、守にとっての葛藤も含め何もかもが暴かれ、そしてその手に委ねられた。与えられたキーワードを口にしたときに解放されたのは守本人だったのかもしれない。
読了日:10月14日 著者:宮部みゆき
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■お家でできる食べるラー油レシピ―3種類の食べるラー油+おつまみ・おかず・ご飯もの100品 (MSムック)
食べるラー油の基本レシピと応用、そしてラー油を使ったレシピの紹介。フライドガーリックとフライドオニオンをそれぞれ別の鍋で作るのがちょっと面倒かな。でも市販のフライドガーリックとフライドオニオンを使っていいというので、試しに作ってみてまず味を知りたい、ってときにはいいのかも。厚揚げにのせたり餃子のタネに混ぜたり、意外と何にでも使えるものですね。
読了日:10月13日 著者:
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■しあわせの書―迷探偵ヨギガンジーの心霊術 (新潮文庫)
前作で出会った不動丸と美保子が加わり、それぞれに活躍の場面があって、長編とは言え読んでいて飽きませんでした。惟霊講会に潜り込んだ美保子の度胸の良さはさすがに舞台経験があるからかなと思わされました。断食に挑むときの「思うに、物を食うということは、異なる生き物を殺して自分の配下に従えるという手続き」うーんと唸ってしまいました。
読了日:10月13日 著者:泡坂妻夫
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■ハコニワ (クロフネコミックス)
「喜鬼」に繋がるようで、あの世界観を思い出しつつ、歌子どうなっちゃうのとハラハラしながら読みました。巻末のカラーページ美しいなあ。大爺様方、いろいろとほどほどにw真澄とは服の趣味が合いそうだ、そうだよねやっぱりそれだよね。
読了日:10月12日 著者:ホームラン・拳
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■神社若奥日記―鳥居をくぐれば別世界 (祥伝社黄金文庫)
神社ってお正月くらいしか行かないから、普段は何をしてるんだろうって考えたこともありませんでした。こうやって裏側が分かると、日本的な様式に寄り添って生活する楽しさもあるんだなと思いました。お酒を飲むのも仕事のうちとは言え、神社関係の宴会が酒豪揃いだと苦労しそうだなあ;
読了日:10月11日 著者:岡田桃子
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■いい歳旅立ち (講談社文庫)
「小さいころから今に至るまでのいろいろエッセイ」のこの本、和田誠さんの装丁画が素敵。マイナーチェンジ、バージョンアップはあっただろうけれど、子供のころからアガワさんはやっぱりアガワさんなんだなあ。「とんでもございませんという言葉はございません。とんでもないことでございますと言え!」と電話してくるお父様。さすがの迫力。
読了日:10月11日 著者:阿川佐和子
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■気になり飯 うまうまノート(2) (講談社文庫)
食べることが大好き、と言う人ほど、おいしいものを嗅ぎ付ける嗅覚は鋭い。ベッキーのおにぎりを貰ったり、タクシーの運転手さんと飴をやりとりしたり、ちょっとした交流に食べ物が介在すると途端に人間性が見えてくる。パン生地に焼印のある浅草の「天国」、浅野ゆう子とふたりしかいないのに賑やかだった「龍口酒家」が行ってみたかったです。
読了日:10月10日 著者:室井滋
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■昭和美少年手帖 (らんぷの本)
なよなよしい美少年なんかひとりもいません。ちゃんと肉体を持ち、男としての勇ましさ、たくましさを存分に誇示し、その凛々しさが「美」を構成するひとつ。巻末にまとめられてる比較図が興味深いです。どんな時代でも、「美」の基準は実にはっきりしているものですね。
読了日:10月9日 著者:
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■きまぐれ星のメモ (角川文庫)
ショートショートしか読んだことがないので、エッセイがとても新鮮。アメリカの漫画や壁に飾れる古道具を蒐集し、SF作家の仲間たちと深夜まで楽しく飲み食いを供にする。けれど、父親との思い出を語るときは、当時に移動するタイムマシンに乗り込んだかのように、少年・星新一がそこにいて、いま現在と同じような手触りで再現して見せるのだ。
読了日:10月9日 著者:星新一
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■ヨギガンジーの妖術 (新潮文庫)
ずっとこの言葉遣ひだったらどうしませう、なんて思ってしまいましたwあやしい放浪人・ヨギガンジーが、手品の種明かしをするように、するすると事件の真相を解き明かす。両腕を組んで自分の首を転がす芸ってどんなんだろう見てみたい。「王たちの恵み」募金の精神って結局はそういうことだよね。諏訪夫人は騒ぐ前にまず、自分を恥ずかしいと思えってことだ。
読了日:10月9日 著者:泡坂妻夫
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■絵と言葉の一研究 「わかりやすい」デザインを考える
絵と言葉を合わせて情報として伝えようとしても、絵で物事はわかりやすくならないという確信。「複雑なことをわかりやすく説明する」ことと「複雑なことを複雑なまま理解する」ことをブリッジするような考え方を見つける、という思考にやられました。本の装丁のアイデアを煮詰めていく方法が面白かった。
読了日:10月8日 著者:寄藤文平
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■アイルトン・セナ 永遠の記憶 (F1レーシング特別編集)
1994年イタリア。悪夢のイモラサーキット、サンマリノGP。複数の事故により死傷者を出し、その中に、アイルトン・セナが含まれていたという事実。当時、とてもショックを受けたので今でもよく覚えています。モナコマイスター。ブラジルの英雄。雨のセナ。冠となる言葉をいくつも従えたセナとは別の、彼を知るひとたちが語る、素顔のセナの物語。
読了日:10月7日 著者:
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■鍵泥棒のメソッド (角川文庫)
そうかこれって映画だったんですね、機会があったら見ようかな。多分、映像のほうが整理されてて分かりやすくなるような展開。「四、どうしよう!?計画どおりにいかない、そんな時」あたりまでは、香苗のピントが外れたような大真面目なところを面白おかしく読んでいたんですが、その後から、時系列と人物名の入り混じり方がだんだんあやしくなってきて、ときどき置いてきぼりをくらったような感覚になりました。内容は面白かったです。ストラスバーグ、以上、ですね。
読了日:10月7日 著者:麻井みよこ
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■猫柳十一弦の後悔 不可能犯罪定数 (講談社ノベルス)
猫柳十一弦なんて名前だから、イカツイおっさんが出てくると思っていたら、大学院で名探偵号を貰ってすぐに教授になった女の子(恥ずかしながら25歳です)だったとは。普段は頼りなさげな感じなのに、身を挺して殺人事件を止めようとする行動力には恐れ入る。開かれたクローズドサークル、殺人の法則、意外性に富んでいました。これは分からないよなあ。
読了日:10月6日 著者:北山猛邦
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■論より譲歩 (文春文庫)
今回は稀代の聖人ツチヤ師の登場が多くてちょっと嬉しい。すごく良いこと言ってるのに奥様には頭が上がらないところとか、庶民の気持ちを分かろうとされてるんですよね?w「義務を作る方法」きっと、タワシのお返しに贈る本は、ツチヤせんせの本(しかも3倍)が推奨されることでしょう。
読了日:10月6日 著者:土屋賢二
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■ついていったら、だまされる (よりみちパン!セ 30)
これ以上ないほど直球ど真ん中なタイトル。雑誌の連載のためにあやしい人たちにわざと騙され、その体験談をまとめたもの。どういう手口で近づいてくるのか、どう対処するべきなのか、体験しているからこその説得力。うかつに騙されないように気を付けたい。
読了日:10月5日 著者:多田文明
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■咲くも咲かぬも花嫁修業
花嫁修業のために通うようなお稽古事の体験記。どんなものも、一日ですぐにできるわけなんかないんだけれど、その奥深さを垣間見ることができてとても良かったです。指導に当たったその道の先生方が、とても真摯に取り組んでいるんだなと分かります。虎屋の羊羹を見たら、作りたいと思うよりも食べたくなって仕方ありませんでした。ああおいしそう。谷川俊太郎さんとは遠縁だなんて、なんだか意外。
読了日:10月4日 著者:阿川佐和子
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■猫と幸せに暮らすための100の約束―猫のベストパートナーになる
住宅の都合で飼えないけれど猫が好き。飼えないけれど、飼われている猫たちがどんなふうなら幸せなのか気になって、図書館で借りてみました。「猫の平均的な寿命は15.6歳。長寿の猫は20歳近く生きる。自分の責任だけで飼える年齢になって猫が暮らせる住環境も用意でき、子猫から飼い始めるとしたら、生涯に飼える猫は一匹か二匹」その一匹か二匹と共有できる時間はきっと楽しいだろうなあ。
読了日:10月4日 著者:玉野恵美
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/32378167

■世界のマーク―由来や意味、英語が分かる353点 (主婦の友ポケットBOOKS)
たとえばリサイクルのための分別マークみたいに、日本だけの独自のものを使っていると厳しいかもしれないけれど、街中で見かける注意喚起の看板のようなものは、どの国籍であろうが関係なく、パッと見てわかる簡潔さが必要。デザインを考えるひとは大変だっただろうなあ。
読了日:10月4日 著者:
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/32377683

■土蛍 猿若町捕物帳
千蔭の堅物っぷりが相変わらずで安心できる反面、梅が枝とはどうなっちゃうんだろうとヤキモキしてしまいます。父親の千次郎と義理の母親お駒との間に生まれた年の離れた妹おたつを可愛がる様子に思わずほのぼの。今回は、名前は出てくるけど千次郎の影が薄くてちょっと残念。下手人の言い分はそれぞれ身勝手なものだけど、「だんまり」のお鈴がこれで自分の道を歩いて行けるきっかけになって良かった。長兵衛さんには気の毒だけれど。
読了日:10月4日 著者:近藤史恵
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/32377308

■いにしえの旅―九州国立博物館収蔵品精選図録
太宰府天満宮の隣に建てられた九州国立博物館。「ほかにないもの」をテーマに掲げ、収蔵品ゼロの状態から徐々に増やしてきた作品の数々の一部をまとめた一冊。暗い紫色の紙に金色の文字で書かれたお経「紫紙金字金光明最勝王経(ししきんじこんこうみょうさいしょうおうきょう)」奈良時代の写経生たちが書き上げたもので、文字の間違いが発見されたら給料から差し引かれた。緊張感が伝わってくる美しさ。
読了日:10月4日 著者:九州国立博物館
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/32373594

■ヘルシー! 豆乳レシピ (ミニCookシリーズ)
意地悪なことを言うと、牛乳で作れるレシピなら豆乳でも作れるじゃん、って思ってたんです。だけど、同じレシピを牛乳と作り比べてみたら、やっぱり味が違う。オレンジジュースと豆乳を同じ割合で混ぜた「オレンジ&ソイ」がおいしかったです。ポトフとバーニャカウダ作ってみたい。
読了日:10月4日 著者:
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/32373525

■書斎からの空飛ぶ円盤 (講談社文庫)
超常現象をテーマにしたエッセイ。UFOを見たといくら言っても信じて貰えないので、しまいには諦めて口をつぐむひとが多いらしい。反論するひとにしてみたら、自分は見てない、だから嘘だろう、って言いたくなるんだろうなあ。自宅の庭にストーンサークルを作ってしまったなんて凄い。庭師の人も仕事のし甲斐があっただろうな。
読了日:10月4日 著者:高橋克彦
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/32373426

■パンダ育児日記
生まれたてほやほやの薄いピンク色した小さい生き物が、だんだん白黒模様でずんぐりむっくりなパンダらしくなってきて、成長過程のどの写真にも、飼育員さんたちの愛情が見え隠れします。16匹の赤ちゃんパンダ本当に可愛い。
読了日:10月3日 著者:
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/32350069

■なんでもありか  静と理恵子の血みどろ絵日誌 (角川文庫)
これを読んで分かったことは、自分にとってギャンブルは、特に興味を惹かれることもなく、本当にどうでもいいものなんだなってことでした。ゲストに武豊を招いた三人での対談が面白かったです。騎手は体重コントロールが大変そうなのに変わらないっていうのが羨ましい。サイバラがチョコを貪り食いながら「最近疲れがとれない。だるい。やる気がしない。きっと私の体が遭難してるにちがいない」こういうとこ好きだなあ。
読了日:10月3日 著者:伊集院静,西原理恵子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/32350022

■フリーダ・カーロ―痛みこそ、わが真実 (「知の再発見」双書)
フリーダ・カーロって、力強い眉毛が印象的な自画像のあのひとだよね、くらいしか知らなかったので、波乱万丈な人生に圧倒されてしまいました。自分の傷を昇華するかのような作品の数々、ストレートに心に訴えかけてくるようでした。
読了日:10月2日 著者:クリスティーナビュリュス
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/32326263

■喜劇ひく悲奇劇 (ハルキ・ノベルス)
最初からそのつもりで読まないと、どんどん出てくる回文が次第に面倒になります。殺人事件の真相を考えるよりも、初心者の高野舞と一緒になって、回文すごいなあとただ感心してしまいました。圧巻なのは、古今東西の小説の探偵を使って作る回文の数々。「堅し京極堂。猛毒、業、予期したか」「島田潔書記だまし」などなど。最後にちょっとほのめかされている小説家の存在。もしそれが事実だとして、陸の孤島と化してるこの場所で見つからないように隠れていられるのかな。
読了日:10月2日 著者:鯨統一郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/32326178

■あたらしい哲学入門―なぜ人間は八本足か?
入門、とは言っても、割と難しかったです。哲学の主な作業は、言葉を使う規則を調べること。哲学の問題は問題として間違っているという考え方には正直驚きました。言葉の誤解を取り除き、哲学の問題が消滅する日がいつかくるんだろうか。
読了日:10月1日 著者:土屋賢二
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/32307107

■金刀比羅宮の美術―思いもよらぬ空間芸術 (アート・セレクション)
金毘羅さんに膨大な文化財が保存されているとは知らなくて、「思いもよらない空間芸術」って副題そのものの気持ちになります。非公開だった奥書院の「花丸図」などもまとめた一冊。
読了日:10月1日 著者:伊藤大輔
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/32306915

■財布のつぶやき
同じことを体験してるはずないのに、群さんのエッセイを読むと感覚を共有しているような気分になります。テレビショッピング専門チャンネルは見たことないから利用しないけど、「あなたは店にとって顧客ではなく、ただのターゲットである」なんて言葉を見ちゃうと、急に現実に引き戻されて熱が冷めるってものです。
読了日:10月1日 著者:群ようこ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/32306709

■十津川警部とたどる時刻表の旅 (oneテーマ21)
ネットでなんでも出来る時代になっても、やっぱり取材しないと分からないことがある。ブルートレインの棚に死体が隠せるかとか、臨時ダイヤのときだけ使われる駅が何かのトリックに使えそうだとか、そういう細かいところに気を配るのが作家の仕事なら、それを汲み取るのが読者の仕事。新型車両が登場する作品で単に「真新しい車体で九州に向かった」と書くと、本当は乗ってないんだろうと投書が来るなんて、読んでるほうも真剣勝負。テレビシリーズの印象があって、十津川警部の設定が40歳っていうのに驚いた。
読了日:10月1日 著者:西村京太郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/32306524

■日本の家紋 続 (カラーブックス 345)
もとは同じ家紋なのに、輪や角に囲まれているものがあったりと似ているものが多く、おのずと図案の種類も増えてくる。何千種類もある家紋のうち、どうして自分の家がこの家紋なのかを考えるとなかなか楽しい。
読了日:10月1日 著者:辻合喜代太郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/32303772

■日本の家紋 (カラーブックス 286)
家紋なんて普段はそんなに意識しないけれど、ちょっとした図案として使われていたりして、意外と身近なもの。喪服に入れた家紋は実家のものを使っていて、調べてみたら「違い鷹の羽」でした。天皇家の菊花紋、徳川家の三つ葉葵ほど有名じゃないにしても、五大紋のひとつで、鷹の羽の紋は武家で流行した家紋。うちは典型的な農家だと思っていたのでなんだか意外。
読了日:10月1日 著者:辻合喜代太郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/32303633


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