ひとみさんのおうちごはん 「よろしゅうおあがり」

自然の恵みをいただいて、こころとからだが心地いい暮らし

小物も大切に。

2014年02月12日 | 着物

今日は気になっていた整理を。

着物の小物たちです。

ん?あれ?これ夏の・・・。

そうなんです。衣更えのあとは着物をお手入れに出すんですけど、小物までなかなか気が回りません。

でもむしろ、夏の小物は単衣の季節にも使っているし、特に帯揚げなんかは汗をしっかり吸っていて、使った後はしばらくかけておいたりするんですけど、一度きれいにしたほうがいいなあって気になっていました。

それで、去年の単衣と夏物の着物と帯をお手入れしていただく時に、帯揚げと帯締めも一緒に送りました。

それが戻ってきて、でもちゃんと整理する時間が取れなくて、たとうしのまま桐箪笥にしまっていました。

でも、今日、そうやあれ整理しよ!!と思い立って。

 

こんなふうにきれいにしていただいて戻ってきていました。

帯締めとか、まっさらみたいでしょ。まあそんなよごれていたわけじゃありませんが、しゃん!!としています(^^)

帯揚げは2枚。

一番上の写真を見てもらうとわかりますが、薄いオレンジかかってるのは母の遺してくれたものです。

帯揚げを変えるだけでも雰囲気も気分も変わるので、その日によって使い分けていました。

 

帯もきれいにしていただきました。

川島織物の。大好きな私の宝物。

10年ほど前に、コツコツ荷物運びのアルバイトして、何年もかかって払い終わった汗と涙の結晶です!!(いや、大げさな^^;)

大切にしたいけど仕舞い込んでては、ほとんど着ないまま終わってしまいます。

だから、6~9月はフル回転で締めています。

ひと夏終わるとすっかり汗をすってくたびれ・・・までいかないけどね、よく働いてくれたことに感謝しつつ、お手入れに。

ほら、こんなにまっさらみたいにしていただきました。

 

お気に入りの着物や帯をさわっているだけで、本当にしあわせです。

これからも大切に&いっぱい着て、着物を楽しみたいと思います。

あ~。今日は楽しかったなあ~(*^^*)♪♪

 

 

着物や小物のお手入れをしていただいているのは、ここです。

新潟ですが、宅急便で送って、仕上がるとまた宅急便で送り返していただきます。

→ 着物専門店いしかわや

 

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大好きな一枚。

2013年11月13日 | 着物

 

今日はひさびさに着物の話です。

今日も寒い一日でした。

少し前、秋晴れのさわやかなお天気が続いていたころに、「着物日和やなあ」と思ってそのうち書こうと思っていたのですが、あれれ、めっきり寒くなってしまって、もう着物の防寒対策をしなくてはいけなくなりそう。

今日はお茶の稽古だったのだけれど、朝から用事があったので洋服で。

着物で行きたかったけど、普通に道行きだけだったら寒かっただろうなあ・・・。

 

 

とはいえ、今月はすでに2回着物を着ています。

炉開きとお茶会だったので、両方とも無地紋付。

紬や小紋も好きだけど、最近無地の着物が一等好きだと思うようになりました。

帯合わせや小物で華やかにも控えめにも着られる無地。

だからこそ難しい・・・。

いつの日か無地の着物をさらりと品よく着こなせるようになりたいです。

ううん、「着こなせる」ではなく、もっとさりげなく・・・まだまだ遠い日です。

 

 

上の写真は炉開きに着たもの。

鮫小紋だけど、江戸小紋ではないので正式にはそこまで格が高くないようなのですが、大切に着ている一枚です。

というのも、これは大学の卒業式のために両親が作ってくれたものだからです。

あれからもう数十年(^^;)経つのですが、今でも年に1、2回は着ています。

年々派手に感じてきてはいるのですが、「まだ大丈夫」という周りの言葉を信じて、今年も袖を通しました。

そのうち娘が着ることになるかなあと思いながら、まだあげたくないんだなあ・・・。

 

 

卒業式で袴に合わせるために作ってもらった着物は、自分も気に入って求めたのだけれど、「これだと長く着られる」と母が強く勧めてくれました。

着物が好きで好きで大切にしていた・・・そんな母の言葉を信じて決めたのだけれど、これにしてよかったと思います。

その後、入園、卒園、入学、卒業・・・で着たかな、お茶会、初釜、そうだ、お宮参りにも着たっけな。

今回は川島織物の白い袋帯を合わせました。

帯合わせだけでも表情が変わるのを楽しんでいます。

 

 

数えきれないほど袖を通してきたこの一枚。

仕立てで比べるともっとぴたっと添う着物もあるのに(お茶会で着たもう一枚の無地がそう)、これは特別。

言葉では説明できない、からだになじんだ感じがあるのです。

それでも、まだまだうまく着られない、もっとさらりと、そう思っているあいだはまだまだ。

でもまた袖を通すごとにこれだと思う、そんな大好きな着物です。

 

あっ、念のため、写真は赤い富士山のように見えるかもしれませんが、それが着物です。上の白いのは私の草履の先っぽ。で、帯と帯締めです。

以前、この撮り方をしたらお山に間違えた方がいらしたので(^^;)

自分撮りってむずかしいのよね・・・。

 

 

寒かった今夜はシチューにしました。

 

普通のホワイトシチューにしようと思ったけど、これひとつでいろんなお野菜が食べられるように。

かぼちゃやかぶ、青梗菜の白いところもいれて、具沢山のとろりとしたシチューに。

部活で寒い中帰ってくる子どもたちの顔を思い浮かべながら作ったら、なんだかやさしいお母さんの気分になれたりなんかして。

そして、

「おかわりしてもいい?」

その言葉がうれしかったのでした。

 

明日は何をつくろうかなあ。

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大好きな道行コート

2013年01月30日 | 着物

 

今日はひさびさにちょっと着物のことを。

今日はお茶の稽古。

ちょっと予定が立て込んでいるので、着物はやめて洋服にしようかなと思っていたのだけれど、今朝から少しあったかくて、着物でお出かけ日和。って言っても「冬ではまし」って感じですけど(^^;)

だから思い切ってやっぱり着物。

着慣れたのにすればきっとさっと着られる。

 

 

時間があるとかえってゆっくり、そして直したりしていてうまく着られないことが多いのだけど、よしよし、頭もバッチリ、今日は4分でアップ完了。これは快挙!

そうして着物も帯もまあまあうまく着られました。

やっぱり着物は気持ちがキリッとするなあ。そして、お茶も楽しかったです。

 

 

帰りは夕方、さすがにショールも羽織らないといけなかったけれど、日中は上の写真の道行コートだけで十分でした。

それで、今日はちょっとこの道行のことを書こうと、家に帰ってから着替える前に撮ってみました。

光の加減で少し色が悪いのですが、地紋があるのがわかりますか?

少し重さのあるのが着たとき体に馴染んでくれて、気持ちもあったかくなります。

嫁入り前に母と知り合いの京都の呉服屋さんに行って、見立ててもらったもの。

そのときは「こーと」(ってわかります?)に思えたけど、思ったより地味ではなくて、どんな色の着物にも馴染んで使いやすいです。

いいものを選んでくれたなあって今さらながら感謝しています。

 

 

色はこっちがよくわかるかも。

襟が変に写ってますが、えへん、今日はちゃんと着られているんですよ(笑)

着物は一番よくお稽古に着ている紬です。

 

 

帯も今日はこの着物に一番よく使うのを合わせました。

帯締めはなんとなく同系色の赤で、キリッと。龍工房の。

初めての合わせ方だけど、うん、なかなかよかった(#^.^#)

うっ、でもおはしょりがよれてる(><)

 

 

 

同じ着物でも、帯が変わると雰囲気が違います。

これは去年のだけど・・・。    

  

古着の帯。そして、帯締めでずいぶん印象がちがうと思いませんか?

この日のブログ記事は → こちら    

 

 

道行コートを着るのは大体10月から3月くらいかな?

だから、ワンシーズンで15回くらいは着るわけで、そう思うとものすごく袖を通す回数が多いなあと思います。

活躍してくれたあとはちゃんとお手入れに出して、そうしてまた来年・・・と、10年、20年後も着ることでしょう。大切にしよう。

 

 

さて、これで終わるつもりでしたが、実はこの道行の写真を撮ってさて着替えようと足袋を脱いだら・・・。

なんと、破れていました。両方のかかとが!!

朝もお稽古のときも大丈夫だった(はず)だから、うーん、いつの間に。

びっくりです。足袋が破けたなんて初めて。

そういえば最近、こればっかり履いていたかも。でも一番新しい。

昔の足袋は丈夫だったな、いや、それだけよく履いた証拠?・・・なんて思いながら、なんともフクザツな気持ちになりました。

さてどうしよか、縫おうか、うーん。

とりあえず明日の朝、洗おう。

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炉開きに思う

2012年11月07日 | 着物

今日は着物を着て、炉開きに行ってきました。

炉開きは茶人のお正月とも言われ、おめでたいお席。着物も色無地の一つ紋を着ていきました。

この着物は私が大学を卒業するときに両親に作ってもらったもの。

卒業式はどうしても袴にしたかったんです。なぜか?・・・はい、ハイカラさんに憧れて(#^.^#)

袴はレンタルにしましたが、着物は鮫小紋の好きな色で作ってもらいました。

あ、鮫小紋といっても本物の江戸小紋の高級なのとはちがいますよ、もちろん。鮫小紋の地紋の小紋・・・?と言ったらいいのかしら。

母は「これやったら、年取ってもずっと着られる」と言っていましたが、こんな明るいのはそんな先まで着れへんわあ、なんて言ってました。

でも、もう20数年経っていますが、こうして着ています。

数年前に背のところに縫い紋を入れてもらいました。無地でも紋があるのとないのとは全然ちがいます。

 

 

左上の着物のところに紋が入っています。わかるでしょうか。

帯は数年前にコツコツお金を貯めて自分で買った川島織物の袋帯。薄くお花に桃色と薄緑色が差しています。光の加減でこんなにしか写らなくて。

帯締めは夫の母に結納でいただいたもの。手組で作ってもらいました。

そして、帯揚げは私の母の形見です。

 

 

いろんな思いのこもったものを合わせてこうして置いてみていて、なんだか目の前がうるんできました。

あかん、こうしちゃおれない。早く着替えて行こう。

 

 

さっと着替えて家を出ました。袋帯はそうそうよく締めないからちょっと戸惑ったけれどなんとか。今日は不思議にきれいに着れたみたい。

 

るんるんで電車を乗り継いで向かっていると、えーっ、うそっ。

急ブレーキ? それほど激しくはなかったけど、いつもとちがう停まり方。そして「緊急停止の信号を受信?しました??」

なんかよくわからないけど、何かあったみたい。どうしよう・・・間に合わなくなる・・・いつ動くんだろう・・・。

 

やっと動き始めたけれど、いつ着くのか不安です。そういえば、昨日も打ち合わせに行くときに、東横線がストップ。事故の影響と、前が詰まってるから動けません・・・って。

あー昨日もそうだったんだし、こういうこともあるかと思ってもっと余裕を持つべきだった・・・。

最寄駅からダッシュ。どうにかこうにか、到着。

 

 

心にしみる有り難い時間を過ごして、帰途へ。

ちょっと駅で電車を待つ間に下をむいて撮ってみました。

 

きれいに着れたし、誰かに撮ってもらえたらよかったんですけどね・・・(^^;)

 

 

家を出るときは暖かだったけれど、そういえば今日は立冬。夕方になると、しんしんと冷えてきます。

持って行ってた道行コートを羽織りました。今年初めてだ・・・。

 

 

薄暗くなった道を歩いていると、何だかまた前がにじんでよく見えません。

今日はとても佳い日を過ごしました。とても楽しく満たされた日。

思えば、お茶を習ったらと母に言われて入った高校の茶道部。母の着物好きを見て育ち、自然と私も好きになった若かった時のこと。

今好きなこと、今日のこと、お茶も着物も全部母がいたからそれに触れ、好きになり、こうして今いるのだと、当たり前だけれどいつもは忘れているそんなことがふつふつと胸にこみ上げてきます。

母がいたからだった。

今日の日があるのは。

もちろん、そんな私を見守ってくれていた父の存在も大きいのだけれど、お茶と着物は母なくしては出会わなかったことなのだと今さらながら思います。

 

 

今日の楽しかったことを話したいな。こうしてうまく着れたのを見てもらいたいな。

叶わぬことだけれど、どうしてもどうしても思ってしまう。

まだ二十代だった私には母が一生懸命着物を選んでくれていた気持ちは全然わかりませんでした。でも、思いがこもった着物だということはどこかで知っていたでしょう。

母と選んだ着物を纏いながら、母の気配をちょっと感じた気がして、でもたしかなものにはなにもふれられず、それがまたさみしく悲しく。

暗くなった道をひとり家に向かいました。

 

この思いを胸に、また着物を着、お茶にふれ、感謝の気持ちを持って過ごしていきたいと思います。

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夏の履物 お誂えご報告

2012年08月30日 | 着物

 

昨日は着物を来てお稽古へ。

暑い。暑かったけど、お盆に着た時に比べ、これでも幾分日差しが弱まり風も変わり、わずかだけど着やすくなったのを感じながら、いざ。

足もとは先月浅草の長谷川商店で誂えた夏ぞうり。

浅草デート(^^)っていうことで書きましたが、その時のです。

 

「本日、浅草デート。」 → こちら

 

鼻緒をすげてもらうのはもう今月初めに終わっていたのだけど、何しろ足の具合が悪かったから新しいぞうりをおろして歩くのは、イマイチ気が乗らない。

だから、もしよくなったら昨日履こうと楽しみにしていたんです。

そしたら、まだ完治ではないけどずいぶんよくなったので、よし!!と思い切っておろしました。せっかく夏の着物を楽しむために買ったのに・・・って。

それが上の写真です。ジャーン、お披露目です(^^)。

 

わかりにくいと思うのですが、麻でできたぞうりです。

めちゃくちゃ涼しいとか汗をぐんぐん吸うとかそういうのはないけれど、でも、気持ちが涼しくなってきます。

そしてびっくりしたことに、想像以上に履きやすい。

鼻緒は痛くないのがいいよ・・・って教えてもらったけど、どれがいいのかわからない。

それに私のは共布でセットになったのだし・・・と思っていたら、長いこと履いても疲れません。キツいように感じた足の指先も長くはいてても全然痛くならないの。そして、ほどよく歩きやすい。裏がビロードになってるからだと思います。

底は3段になってるからある程度のところには履いていけると教えてもらったのだけど、正式の場は避けます。フォーマルな素材ではないですものね。だから、お稽古にはちょうどいいかなと思いました。

 横から見たところ。

撮るいい場所がなく、ウッドデッキです(^^;)

 

うーん、履き物ひとつでとっても気持ちがワクワクします。あーとても贅沢。でも、ここで買うとお手頃価格で誂えられました。

 

 こんな箱に入ってました。「御誂」・・・この文字だけで何だか気分上々に。

 

 

 

この時一緒に作った長男の下駄は・・・。

 

ほれ、この堂々の姿。会津桐です。底はゴムのついたのにしました。これだと浴衣にも着物にも使えると、お店の方に教えていただきました。

見ていて、・・・ちょっといいなと羨ましくなります。だって、息子のはちゃんと鼻緒も選んで決めたのですから。そして、取りに行ったときに調整もしてもらったみたいです。

私はその時足が痛くて歩けなかったので、息子に持ち帰ってきてもらいました。私のも、また持っていくと調整してもらえるでしょう。

 

 

並べて撮ってみました。光のかげんでちがうものに見えます。

  

 

 

 

この履き心地のよさ、誂える楽しみ、そして、壊れてもまた直してもらえる安心感。これはめちゃくちゃ幸せです。

まだ9月は履けるでしょうし、そしてまた来年、再来年と、夏に着物を着る楽しみが増えました。

 

さて、もう明日で8月も終わり、着物も単衣(ひとえ)に変わっていきます。

お気に入りの薄桃色の薄物は来年まで着られないと思うと、ちょっとさびしいけれど、また来年を楽しみに。早めにお手入れに出さなくっちゃ。

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風の日は意外と涼しい夏着物

2012年08月16日 | 着物

 

なんや、下手な句を詠んだみたいな題名になってしまいましたが、お盆です、やっぱり暑いですね。

昨日は曇りがちで雨のヨホウ30%なんて言ってたのに、なんのなんの、白い雲もくもくでしたけどしっかり晴れて暑かったです。

そんな中、昨日は着物でお稽古に。

足もまだ完治してないし、足袋履いて痛かったらいややしやめとこか・・・などと、後ろ向きな気持ちもちょっと。足のことより暑いし汗でぐちゃぐちゃになるんちゃうかなあと気持ちが・・・。

でも、結局やっぱり着ました。

着ちゃうと平気なんですよね、着替えてるときが暑いんです。

 

 

日傘を持って外に出ると、おー、やっぱり日差しが強い。でも、うーん、昨日は風が結構強く吹いていて、それがなんとも気持ちよく。

上を見上げると高い木の葉っぱがかなり激しく揺れていて、それを撮りたくて・・・。

でも、やっぱ、表せません、残念。

 

駅までの道はこのあといつもの恐怖の百段階段を駆け下りないといけないんですけど、昨日のような風の日は折りたたみの日傘ではあっという間に反対むいてしまいます。

それを見越して普通の日傘にしたので、おお、快適に日除けをしながら百段・・・。

でも、今度は着物の裾が。

うーん、風憎し(^^;)。

 

 

だけど、題に書いたように、いくらおひさまが絶好調に暑くても、風さえあれば夏の着物の快適さはこの上ありません。

風がからだを駆け抜ける、あの気持ちよさ。思わず「う~ん」とうなりたくなるほど。

それでも汗は出ます。このあと汗をふきふき駅の構内へ、そして、電車に乗ってると今度は冷房でヒエヒエに。

特にJRは冷えます、30分も乗れば寒いです、夏着物では。

びっくりするほどです。

 

 

着るまではエイッと気合も必要なときもありますが、やっぱり着物を着るのは楽しいし、ほんと、昨日のような心地よさを味わうとヤミツキです。

心配した足の方も、足袋だとストッキングより肌触りも快適、ヒールの高いサンダルより草履は足への負担も少なくてよかったです。

8月はあと1回は着物を着る予定。

どうか雨降りとかち合いませんように・・・と、今から祈っています。

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猛暑日夕方のひまわり、ビール、ゴーヤ。そして着物の私。

2012年07月26日 | 着物

 

あっつい、あっつい、あっついです。

・・・なんて言うたらもっと暑なると思うんですけど、今日も暑かったですね(^^;)

この暑さの中、今日はお稽古。で、気合で着物を着て出かけました。

 

 

先週も2回お稽古があったので、ちょっと迷ったのですが、やはり着物を着ました。

7月8月は薄物。でやっぱりここで限定に弱い私は「着とかなあかん」と思うんですよね。

というより、今年に入ってお茶の稽古のときはほとんど着物を着ています。1回だけかな、洋服で行ったのは。

慣れると着物でないと落ち着かないんです。気分も家を出る時から切り替わるしね。

 

さて、2枚持ってる薄物。どちらにしよーかな。

1枚は誂えたもの。薄桃色の着物に薄緑の川島織物の夏帯。一番大好きな組み合わせ。でも、お稽古にもったいない気がする。

もう一枚はいただきもののクリーム色の地色の着物に、6月にも締めた芭蕉布の帯を合わせよう。お稽古だったら、これの方が気楽に行ける気がする。

うーん。迷う・・・。

 

でも、7月初回だし、夏物最初に着るのなら誂えのいい方にしよう。8月も着たら5回くらいは着られるかも。それで洗いに出せば汗かきまくってもきれいになるから。

と、決まりました。

 

るんるん、やっぱりいい気分。もちろん暑いよ。でも、風が吹くと単衣以上にさあ~っと体を風が駆け抜けてく。気持ちいい。

電車の冷房に長くいると寒くなるくらい。

 

帰りにこの前「こんにちは」と子どもに言われた路地のようなとこを通ると、も少し大きい女の子がふたり。

通り過ぎたら後ろから「ねーねー。きれいだね」「着物・・・だよね」って聞こえる。

わ、私ですか!? え、着物が!? いやまあいいや、褒められたのにはちがいない。るんるんで帰りました。

 

 

次の日またお稽古。この日は気分を変えてもう一枚にする。

これはこれでいい。なんかちゃきちゃき歩ける気がする。お古だけどほとんど袖通されてないみたい。いたみが全然ない。

でも、惜しいことに「ゆき」(裄丈)がちょっと足らない。ちょうど一寸くらい。それくらい・・・って思うんだけど、ちょろっと袖口から長襦袢が出てしまう。

いただきもののこの着物、友だちのおばちゃんのだっけ、たぶん私より少し小柄なんやろなあ。惜しい。ほんとに惜しい。

 

 

もし、後者の着物しか持ってなかったら、あまり気にならなかったかもしれない。でも、誂えのピタッとくる感じを知ってると残念な心持ちになるなあ。

でも、せっかくいただいたので、たまには着ようと思う。

 

 

で、写真は帰り際に見たひまわり。

近くの畑の道路よりに見事に植わっている。すごいなあ。大きい。

でも、少し曇ってきた夕方のひまわりはちょっとさみしい。

 

 

すごく大きいのが一本。お空を仰いで、何を考えているのでしょう。

 

 

家に帰って玄関に入ったとたん、汗が吹き出る。不思議やなあ。急にです。

外で気合が入ってると、汗まで止まるのか。何しろ暑い。すぐ全部脱ぎ捨ててシャワーへ直行。化粧も落として、あーすっきり。

これがまたきもちよくて、それも夏に着物を着てしまうささやかな理由です。

 

 

さて、本日。今月3回目の着物はどちらにしたでしょう。はい、薄桃色のにしました。

やっぱり気分がいい。いい・・・んだけど、あれ?今日はめっちゃくちゃ暑い。暑く重くよどむ空気の中、日傘を出して出かける。

ええいっ。こんな日は洋服でも何着てても暑い。それなら着物を着ていたほうがいい、と言い聞かせる。

 

わかりにくいけど、着物には薄墨色で朝顔が描かれています。着付けた写真は汗だくで撮れませんでした(^^;)。一応、去年も7月に撮って載せています。

 

 

でも、今日はキツかった。帰ってきてへとへと。へばってしまいました。

そうはいっても、ごはん作らなくちゃ。今日は次男とふたりだ。でも、ふたりと言えども作らなきゃいけない、食べなきゃいけない。

できたできた。はい、ごはんだよ。え、もう食べた?残りは後で・・・って。

え、塾?そうだ、夏期講習だ。ほな、私ひとり?さびしい。えーいっ、暑いしビール飲んじゃえ。

 

うんうん、ゴーヤがうまい。ビールもうまい。お店のあわあわがクリーミーなのが恋しいけど仕方ない。一気に飲み干しちゃいました。

あれ?家では飲まないんじゃないの?とおっしゃる方。そうです、そうなんです、去年はこのカップで水飲んでたんです、夜。

家で飲むと片付けしたくなくなるし、なのに、なぜか酔っちゃうし。

だから、ガッツでいそいでほぼ片付けてから飲んだのです。だから、あとかたづけも15分。よかったよかった。

ちなみに献立は、ゴーヤチャンプルー(と言っても豚バラ肉と炒めただけ)、切り干しときゅうりの酢の物(作りおき)、冷や奴、雑穀ごはん、玉ねぎとさつまいもの味噌汁。

実は夜作ったのはゴーヤとお味噌汁だけ。だから、15分で晩ごはん。片付けと合わせてさて何分?

 

と、二本目もあけようかどうしようかと迷いながら画面に向かってたら、すっかり酔いも覚めました。ほら、小僧も帰ってきたぞ。今日は早めに休みましょ。

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「紅型」行ってきました。

2012年07月22日 | 着物

浅草のことを書きましたけど、お昼を食べたあと息子と別れ、六本木へ。

サントリー美術館で開催中の「沖縄復帰40周年記念 紅型 琉球王朝のいろとかたち」を観てきました。

新聞屋さんからチケットを貰ったのだ。そうでなくても「紅型」は大好き。いつかは紅型の着物を着てみたいと思いながら、気が付けばもう似合わない年になった気がする。でも憧れの気持ちは変わらない。

調べると浅草から六本木、30分もかからない。えい、一気に行っちゃえ。

 

 

東京ミッドタウン。駅からてくてく歩いていくとオブジェが。

HPを見ると、これは裏っ側のようです。でも、素敵だった。行きも帰りも少しとまってじーっと見ました。

オブジェはあちこちで見かける。今さらだけど、おしゃれなところだ。

 

 曇り空です。

 

 

ガレリアのほうに行く。そしたら「風鈴彩祭」というのをやっていました。

   

      

ジャングルジムみたいな組木に、いろんな風鈴がいっぱい飾られてます。さわって音をたしかめることもできました。

同じように写真を撮ったり、鳴らしたりしている人がたくさんいました。

 

 

 

エスカレーターを登っていくと吹き抜けにこうやって展覧会の看板が吊られていました。あの灯りのとこかな。

 

会期終了間際だからどんなだろうと思っていったら、混み具合は思ったよりまし。

好きな着物で立ち止まったり、次はスルー・・・と、わりと好きなペースで見られました。

 

 

「紅型は琉球王朝の時代に、王族や士族など特定の階層の衣装に用いられ、王府の庇護のもとに発展した染色の方法です」・・・とはパンフレット参照。

色使いのきれいなこと!!

「鮮やかな色合いは亜熱帯の強い日射しに対応出来る顔料を用いているためで、まさに気候風土により生み出されたいろといえます」・・・展示の解説をこれだけそっと書き留めました。

 

 

この展示を観るまでは、黄色や赤といった「いろ」が紅型と思ってました。

でも、そうでなく、浅葱色、薄水色、花色(ピンクのような色)のほか藍や墨色の地色もあって、そこにまた何色もの鮮やかないろがのっています。

細かい模様は市松模様や菱形、格子、青海波、流水などに梅、桜、菊、紅葉、竹、鳥などが描かれ、貝や海草、藻といったものもあるのがこの土地ならではの印象。

 

 パンフの裏です。

 

 

とにかく、いろとかたちの美しさにうっとり。

じっくり堪能しました。

素材は綿や苧麻(ちょま)がほとんど。暑い沖縄もこれを纏えば、ずいぶん楽に過ごせるのでしょうか。絹とはちがった風合い、力強さ、生命の躍動みたいなものもガラス越しでも感じました。

 

 

憧れの「紅型」。

展示を観るまでは、あの鮮やかな美しさに惹かれ、似合わない年だと言いつついつか・・・との思いもあった憧れの存在。

でも、染め抜かれていく過程を知ったり、数度訪れた沖縄の空気などを思い出したりするうちに、神奈川で単におしゃれで着るものではない気がして、またとても着こなせない。これは沖縄のものだと思いました。

そして、ふと、慣れ親しんだ京友禅のことを思い出すのでした。

でも、機会があったら、ふんわり纏うだけでもしてみたいな。いろいろ感じても考えても憧れは永遠です。

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本日、浅草デート。

2012年07月19日 | 着物

今日は各地で雨が降って大荒れの天気。昨日までの暑さがうそのようで、横浜は半袖では寒いくらいでした。

そんな中、浅草へ。

 

言わずと知れたスカイツリー。・・・に見えないか。

この間の同窓会で会ったある友だちは、京都から一泊ですでに来たらしい。混んでるとこがあんまり好きでない、流行りが苦手な私は、まだこうやって遠くから眺めてるだけでいいんです(^^;)。

それよりこの手前の人力車のオニイサンが気にかかる。このあと、そばを通り抜けるときしっかりカメラ目線だった。

ごめんね。写ってないのん・・・。

 

 

さて、デートです、息子とだけど(^^;)。

夏本番、花火大会シーズンを前に、浴衣に履く下駄がほしいという。

どこかで探して買えばいいやん・・・と言うと、私に見立てて欲しいそうだ。まったく・・・エラソウに言うくせにこんなときだけねえ・・・まあ悪い気はしない。

で、そういえば前に着物友だちがいい履物屋さんが浅草にあると言ってた、そこを訪ねてみよう。

私もいいのがあれば買おうっと。

 

 

駅からほど近いそのお店は「長谷川商店」。

下駄・草履の問屋さんで、着物好きには有名なお店らしい。

中を覗くと、わぁー友だちが言ってた通り、鼻緒がバナナみたいにいっぱいぶら下がっている。

台をまず決め、それに合う鼻緒を選び、すげてもらう。

まず息子のから。いろいろ悩んだすえ、着物にも使える組み合わせを考え・・・悩む悩む悩む・・・。

やだなー、これって私の血だわ、さっさと決めなさいよと傍で思うけど絶対しばらくかかる。

だって、鼻緒だけでもものすごい種類と色がある。いろんな織り柄、印傳も。柄と素材の少しの違いでフォーマルとカジュアルガラリと変わるし、印象も全然ちがう。

そりゃあ悩むよなあ、よし、この間に私のを。・・・いつの間にか買うことにしてる(^^;)。

 

 

夏の草履を・・・というと2階に案内してくださいました。

うわー、1階だけでも半端なかったのに、ここにはまたちがう趣の草履がいっぱい。

パナマやホースへアの、とってもいいけれど、問屋さんとはいえいいお値段がする。うーん、悩むなあ、うーん。

できたら夏のお茶会にも履けるようにというと、エナメルの台に夏用の鼻緒をすげたら涼しげでよいと勧めてもらう。たしかに。

ちょうど夏の薄物の着物と帯の写真を持っていたのでお見せすると、合う色のを見つけてくださった。

季節に合わせて鼻緒をすげかえても楽しめると聞き、わーそれっておしゃれ・・・とほぼ本決まり、

でも、見てしまった、麻の草履。白っぽくて涼し気な感じ。

これはもうこの一点しかないという。うーん、どうしよう。なんでもこれを作れる職人さんがいなくなってるからだとか。

困ったなあ、そう、私は「限定」に弱いのだ。

 

エナメルもマット素材もその他草履はいろいろ持ってるけど、履いたときにふと涼やかな気持ちになれるのもいいなあ。

お茶会用は一応何足かあるから、お稽古に履いていけたらいい・・・と、麻にしました。鼻緒は共布のがついててお得な値段だった。

 

すげるのに少し時間がかかるということで、また取りに行くことになりました。

その時鼻緒を微調整とかしてくれるらしい。世界にひとつだけの下駄・草履、です。

履物屋さん。京都で知ってるところがあって作ってもらったことがあるけど、京都と浅草、いろいろちがっておもしろい。それを楽しめるようになってきたのは、少し関東にも馴染んできたか?

選びながらお店の方に聞いた話が興味深かった。

雑誌の特集の裏話、とんでもない合わせ方をしようとするイマドキのひとのこと。それはそれで現代のおしゃれなのかもしれないけど、私はできるだけ伝統にのっとった身に付け方をしたいなあ。

まだまだわからないことだらけだから、また来て教えてもらおう。

 

 

さてそのあと、もうお昼だったのでその並びにあったちょっといい感じのイタリアンに入る。これがとってもおいしかった。

悉皆屋さんとかが並ぶ通りに、今風の店構え。黒板にランチ980円と書かれてる。ピザかパスタ、サラダ、スープか飲み物付き。

なんかすごくおいしそだけど、ほんとにこの値段!?

後で見たら、1階はオープンキッチンになっていて、大きな石窯のピッツァ窯がありました。赤くてとってもおしゃれ。

 

かわいい看板が埋もれて見えなかった。 「トラットリア・ピッツェリア・ポルトーノ」

2階席に通される。テラコッタ風の2階に通じる外階段がいい感じ。ちょっとワクワク。窓際の端の席、すいてたのでお料理撮っちゃいました。

 

 

牛と豚のひき肉とズッキーニのスパゲティーニ?なんかそんなのだった。お、おいしい♪ 息子はスープのセット。ビーツの冷製スープ。これがきれいなピンク色でうっとり。

うっとりしているうちに、長男ガブガブと・・・。撮りたかったのに!! サラダにもビーツが入っていた。いい使い方。

 

デザートは私だけ。200円で追加できます。

スイカのグラニテとチョコのムース。わーん、スイカです、スイカ。おいし。きれいおいしい言うことなし。

 

 

あてずっぽうに入ったけど本当に美味しいお店だった。

いろいろ話せたのもよかった。小言も言った。いい買い物もできた。

 

浅草。スカイツリー人気で駅はうじゃうじゃ人がいたけど、うまく動けば今もそんなに混んでないことがわかったし。今度草履を取りに来るときにはまた他も探検してみようかな。今度は誰と!?

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6月に着た単衣

2012年07月05日 | 着物

6月振り返り&覚え書シリーズ。着物編。

6月は単衣(ひとえ)の季節。

季節先取りとか、暑ければ少し早めにとかあるけれど、私は暦でぴたっと替えるのが好みだなあ。

「今日から衣替え」みたいな感じが好きです。

今年の6月は無地の簾の地紋のある水色の着物と、塩沢紬のよろけ縞のを着ました。

水色は仕立ててもらって体にぴったり、色も何もかも気に入ってるんだけど、今日は塩沢の写真を。

 

 

塩沢紬のシャリ感、伝わりますでしょうか? 

単衣でこそ味わえるこの感じ。大好きです。

帯は芭蕉布の夏帯。これもこの季節ならではの素材感。大好きな鉄線が描かれています。

 

 

また9月、それから来年6月・・・と同じのを着て同じように写真を撮って載っけるかもしれないけど、毎年少しずつきれいに着れるようになって、少しずつうまく撮れるようになっていけたらいいなあ・・・と思います。

 

これは古着です。

何年か前に、近くの百貨店にリサイクル着物屋さんがやってきた時見つけて買いました。塩沢だからまあまあしました。でも数万。

誂えたもっといい方の塩沢は今年は着てません。お稽古には気軽に着られるものをワンシーズンに一枚は持っておくと惜しげなく着られていいと実感しています。

でも、ほんとは誂えの着心地の良さは比べものにならないんだけど。あれこれ着るとまたお手入れ代がかかっちゃうから・・・というのが本音(^^;)。

誂えも、肉体労働(=宅配のアルバイト)でコツコツ払って買ったのよ。だからこそ、着物には思い入れもあるし、タンスの肥やしももったいないんです。

 

 

髪はいつもこんなふうにまとめています。うまくいった日の写真。

 

 

単衣の着物は軽くて、足さばきも楽で、私は大好きです。

今月は夏の薄物に変わり、ますます軽やかに・・・着られるといいなあ。

楽しみ楽しみ♪

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