よろみ村くらし暦

奥能登の禅寺での山暮らし。野菜作りと藍染め,柿渋染め,墨染めのくらし暦。来山者への野菜中心のお料理が何よりのおもてなし。

日本家屋と西洋家屋

2017-12-08 20:30:21 | 旅行
今回の旅でおもしろく感じたのが日本と西洋の建築の家だった。
木島櫻谷の住いと大山崎山荘の別荘と神戸のプラトン美術館。
櫻谷の家は木造2階建ての入母屋瓦葺き,それに洋館と木造平屋建ての大きな画室があった。
山荘は太い木の梁を使い和の要素を取り入えれながらもホール,ダイニング,応接間など全体は洋館になっっている。
またプラトン美術館にいたっては床から調度品から庭までがイタリアのゴシック風になっていた。



櫻谷の家の台所



大山崎山荘

建物もさることながら、そこに収蔵されている絵画や彫刻が世界的に有名なモネの睡蓮だったり、ピカソ,シャガールなどが並べられている。
また神戸ではロダンの彫刻にお目にかかれるとは、泉屋博古館でも中国青銅器も観ることができた。
それらは、日本を代表する資産家の収集品でサザビーズなどで落札したものらしい。
一般庶民の私たちがこのような形で目に触れることが出来るのはうれしいことだが、その落差を感じてしまった。
そうか,お金持ちはお金持ちの使い方があるのでいくらあってもあり過ぎることはないのだろう。



プラトン美術館

さて、もし私がこれらのどれかに棲むとしたら、どれを選ぶかな。
私はやはり木造平屋建てかな。身の丈にあったものがしっくりしてほっとして、ゆったり暮らせるだろう。
でも、元々建築には興味があったので,今回は堪能できました。
そうそう、大山崎山荘では、現代建築家のコンクリート打ち出しの地下展示場が増設してありました。
私の好みからすると、異質と言うか、違うのでは、と思ってしまいました。