5月なのにもう緑が広がり様がないくらいに枝を覆い、強い日差しに輝きを増している。
雨が降らず,毎日1時間以上掛けて定植した野菜に水やりをしている。
そんな私に鳥たちはそれぞれの声で歌を聴かせてくれる。
その鳥たちに異変が、、。
朝、畑に出る前に、畑から戻る時に、
燕の卵が落ちているのをまた2つ発見、そして畑に鳥の羽根が散乱しているのが2カ所、
1羽は羽根図鑑で調べてもらい,筒鳥だと言う。
しかし、それらの真相が分からない。
その上,お隣の猫たちが進出して,我が家のピアノにスプレー、お隣の猫を木の上に追い上げ2日降りれなくなったり、
静かなよろみ盆地が騒がしくなった。
考えるに,ハナの不在が大きく係っているように思えてならない。
いるときはあまりに当たり前で,あまりに平和だったためにその存在意味など考えたこともなかった。
何でもそうだが,失ってみて初めてわかることがある。
3ヶ月前に伴侶を亡くした友人が4日ほどここに休みにいらした。
涙涙の彼女だった。その喪失感の大きさは測り知れない。
その涙に,藤の花や谷卯木が映っていた。
田圃に映った緑の輝きが少しでも慰めになっただろうか。