YOsHID's cafe concept

いつかどこかでカフェを開くために。
Someday Somewhere, I open my own cafe.

豆の勉強

2009-06-17 | YOsHID's café



本屋でこんな本を見つけました。

カバーがしてあったので中が見られませんでしたが、写真がとてもきれいそうだったので、衝動買いの衝動?に駆られました。RM89.9(3000円弱)と非常に高価だったのですが、悩んだあげく・・・買っちゃいました。


中を見ると、豆の種類やコーヒーの種類、焙煎の説明などのコーヒーに関するいろいろなことと、いろいろなBites、つまりお菓子の作り方やそれに合うコーヒーの種類などの説明がきれいな写真とともに綴られていました。


コーヒーは好きだけど、豆に関する知識は、全くありませんでした。コーヒーの味を表すにしても、ただ「ちょっと酸っぱい」とか、「苦すぎる」などといったような表現能力しか持ち合わせていなかったので、この本をもとに、ちょっと豆の知識とその味の特徴をまとめたいと思います。よく行くカフェのオーナーにコーヒーの感想を聞かれても、いつもどう表現していいか分からなくて歯がゆい思いをしていたので、ちょうどいいチャンスです。





"coffee & bites"の豆の説明のページから。

Brazilian Bourbon Santos
  -medium body
  -low acidity
  -mellow flavor
  -medium roast(Burbon Santos) medium or dark roast(Santos)
初めて収穫される実をバーボンサントスと言って、それ以降の実はただのサントスと言う。バーボンサントスは、名前の通り、バーボンのような香りがある。

Colombian San Augustin
  -medium body
  -well balanced acidity
  -medium roast
コロンビアの南西地方で採れる豆で、ブラジルの豆より香りなどが強い。

Mexican Maragogype
  -medium body
  -delicate acidity
  -medium or dark roast
豆の大きさから、エレファントビーンと呼ばれている。

Costa Rican San Jose
  -fine, subtle acidity
  -delicate flavor
  -medium or dark roast
フィルターコーヒーやcafetiereコーヒーメーカーにとてもよく合う。

Jamaican Blue Mountain
  -perfect balance of flavour and acidity
  -medium roast
ジャマイカで最もよいコーヒーで、飲んだあとも香りが続く。

Yemeni Mocha
  -spicy undertones with a wine-like acidity
  -distinctive cocoa flavour
  -medium roast
トルココーヒーを作るのに欠かせない。

Kenyan AA or Estate
  -tremendous body
  -a rich, fruity acidity
  -faintly blackcurranty flavour
  -beauty richa aroma that is almost sweet
  -medium or dark roast
ケニアナンバー1の豆。

Kenyan Peaberry
  -full body
  -medium or dark roast
普通コーヒーの実は種がふたつあるが、このコーヒーはひとつしかない。そのため、それにふたつ分の香りがつまっている。

Ethiopian Mocha
  -full body
  -less acidity than some full bodied beans
  -medium roast
アラビカ種のコーヒーはエチオピアが原産。今でも野生の木から豆が採集されている。

Harar Longberry
  -wine-like, gamey taste
  -heavier and richer than mocha
  -pungent aroma
  -medium roast
エチオピアコーヒーの他の一種。

Tanzanian Kilimanjaro
  -delicate acidity
  -rich flavour
  -medium or dark roast
Kenyan AAほどシャープではない。

Monsooned Malabar Mysore
  -gentle acidity
  -pleasantly mellow, full flavour
  -medium roast
インドのコーヒー豆。モンスーンの気候が柔らかな味にする。

Java
  -medium body
  -smooth, mellow flavour with spicy overtones
  -medium roast
インドネシアコーヒー。

Sumatra Blue
  -very heavy body
  -rich and smooth, and can be an acquired taste
  -medium roast
インドネシアのアラビカ種の他の一種。


今まで聞いたことのある豆もありましたが、知らなかったものもありました。全てを試せる機会はなかなかないでしょうが、いろんなカフェに行って、いろんな豆を試してみたいと思います。残念ながら、この本にはKopi Luwakは載ってませんでした。さすが伝説だけあります。


Kopi Luwak

2009-06-10 | coffee beAn
その希少さゆえになかなか市場に出回らない幻のコーヒーと呼ばれている豆があるのをご存知でしょうか。

「Kopi Luwak(コピルアク)」といいます。

インドネシアに生息するジャコウネコが、コーヒーの実を食べ、消化されずに排泄された種(豆)を人が集めたものがKopi Luwak。そのような過程を経るため、収集できる量は極端に少なく、少ないがゆえに珍重されているようです。

そんな貴重なコーヒーを試す機会に恵まれました。

とある日曜日。
よくおじゃまするカフェで文庫を開きながらコーヒーを楽しんでいると、足早にオーナーがやってきました。いつもと違い少し興奮気味だったので何事かと思っていると、いい豆が入ったから試してみるかと言うのです。

それがKopi Luwakでした。

実を言うと、その時私はそれがKopi Luwakだとは、気がつきませんでした。このカフェに行くと、いつもオーナーが、試しに仕入れた豆や新たにブレンドした豆など、メニューにないコーヒーを勧めてくれるので、その日もそんな感じなんだろうと思いこんで、何も考えずお願いしました。私がオーナーの英語をちゃんと理解しなかったことが、一番大きな失敗?なのですが。

結局それがKopi Luwakだと分かったのは、お会計の時でした。値段がつけられないから私に値段をつけてほしいとオーナーは言うのです。そんなことを言われても、私はまだその時はそれがKopi Luwakだとは気がついていませんでしたし、仮に気づいていたとしても一体いくらぐらいが適正な値段かもわかりません。「私にはわかりません」「でも考えてみて」というようなやりとりがしばらく続いたあと、最終的にオーナーが提示した金額はRM50(1500円弱)でした。

スターバックスの「今日のコーヒー」が一杯RM7程度です。そこから考えると、RM50というのがいかに破格か、わかっていただけるでしょうか。その金額を聞いてはじめて、私はそれがKopi Luwakだと気がついたのです。皮肉にもそれはもう味わった後でした。

有名な絵画も、その画家が有名であればあるほど先入観を持って見てしまうので、実際に見たときにはすでにある程度の評価はできあがってしまっています。
Kopi Luwakに関しては、それがなかったので、かえって良かったのかもしれません。何の先入観もなくKopi Luwakを試すことができたのです。

その味は・・・
残念ながら私の味覚では、特別な素晴しさを感じることはできませんでした。確かに香りも良く、コクもあるのですが、他の豆よりも卓越しているというほどではありません。どちらかというと、酸味が強かったような気がします。私は酸味が強いコーヒーがあまり好きではないので、苦手なタイプのコーヒーでした。とても気に入って大好きになってしまっても困るので、ちょうどよかったかな。

ともあれ、このお隣の国マレーシアでもなかなか手に入らない貴重な豆を試せたことだけでも幸運です。将来、手に入ることがあれば、YOsHIDO's cafeでも話の種にメニューに加えたいものです。

「DEPATURE LOUNGE」 in KL

2009-06-04 | oversEas café


マレーシア、KLモントキアラ地区にある「DEPARTURE LOUNGE」。

その名の通り、空港?の出発ラウンジをイメージした店内の雰囲気です。本棚には各国のガイドブックがあったり、いろいろな写真が貼ってあったりと、それらを眺めているだけで旅行気分が味わえます。
でも、ツーリストインフォメーションなどにありがちな雑然とした感じはなく、体裁はあくまでカフェ。カフェとしてのゆったりとした雰囲気をちゃんと保っています。

店内はあまり広くありませんが、テーブル席の他に本棚前のソファ席、それに一段高くなったスペースにもソファ席があります。屋外の席もあり、オープンカフェになっています。



私のお気に入りは、このソファー席。適度な硬さと柔らかいクッションで快適そのもの。ただ、エアコンが直接あたるので、長居をする際には上着を忘れずに。

先日訪れた時には、誰かの置きみやげなのか、日本の新聞が置いてありました。さすが、日本人の多い地区。2,3日前のものでしたが、ありがたく読ませていただきました。

さらにfree wifiの環境も整っており、PCを持ち込めば自由にインターネットが楽しめます。

オーダーはスタバ形式のセルフ式。カウンターでオーダーして、自分で運びます。そのため、店内をスタッフがうろうろすることがありませんので、適度にほうっておかれます。



エスプレッソやカプチーノなどドリンクメニューも豊富で、サンドイッチやケーキのようなちょっとした食事もあります。エスプレッソベースのロングブラックは、RM5(約130円)ぐらいだったかな、イタリアのコーヒーブランド、illyを使っているので、味はしっかりしています。カプチーノもRM7(約200円)ぐらいで、スタバよりもお得です。

いつもお客さんは多すぎず、少なすぎずなので、PCを持ち込んで何かをやろう!というときには、おすすめのカフェです。