ほぼ週二 横浜の山の中通信

人と異なる視点から見る

女性大臣二題、戦艦と啖呵

2016年10月09日 | 国際・政治
  • 戦艦とフリゲート艦は違う

私は稲田朋美防衛大臣のアラ捜しをしているわけではありませんが、男と女は違うなあと思うことがありました。

 

103日の衆議院予算委員会での質疑で、防衛大臣が「尖閣海域に「戦艦」が入った」と以前に言ったことに対して、質問者は「中国はフリゲート艦と言っている」と言っていました。(この質問者の名前の記憶があやふやだったので、衆議院のビデオで確認しましたが、探し方が荒いのか見つかりませんでした。もしかしたら前原氏だったか?)


2016.10.16注 朝日新聞によると、104日の衆議院予算委員会での民進党後藤祐一氏の質問のようです)

 

「戦艦」と「フリゲート艦」の違いくらい男の子なら知っているし、今時「戦艦」なんか持っている国はない。「戦艦」を「海軍の艦船」と混同しているのでしょう。ちょっとした会話から、「この人詳しくないな」ということがわかります。質問者が「石破氏が「それ(戦艦とフリゲート艦)は違うよ」と言った声が聞こえた」と言っていましたが、オタクの石破氏なら言うでしょうね。

 

(この予算委員会の質疑では、尖閣海域に入った中国の艦船の種類が議論になったわけではありません。念のため)

 

フリゲート艦とは?

大きさから言うと戦艦>巡洋艦>駆逐艦の順です。フリゲート艦はどこに分類されるか定義は曖昧ですが、戦艦>フリゲート艦は確かで、全く違う。

 


  • 啖呵切ったのに、もう変えるの?

103日の衆議院予算委員会で、民進党の大西健介氏は東京都の競技場建設計画の見直しに関する質問をしました。この質問に対し、丸川珠代オリンピック・パラリンピック担当大臣は、次のように答えています。

 

「東京都知事は命がけで都政改革をやると言っている。オリンピックのために命がけで都政改革をやるというその覚悟を、「ガバナンスができていないから国がやれ」というのは、頭ごなしに否定することになる。私はそんなことはとてもできない。立場は違うが、先輩としての小池(百合子)都知事を尊敬している。」

後半のところは、声を張り上げて強調していました。ここのところは民放でも流していたので、見た方も多いのでは。

 

ところが、107日のNHKの報道では、丸川珠代オリ・パラ担当大臣は「都の調査チームの提案について、小池知事から話を聞くことも検討したい」と報道していました。「えっ!」都には口を出さないとあんなに声を張り上げて啖呵を切っていたのに、もう方針を変更するの? 

 

そもそも尊敬しているのなら、「東京都知事が孤軍奮闘されているので、国が出来ることは都と相談して応援していきたい」とか何とか言うべきなのに。民放キャスター出身のくせに下手くそ。

 

他の男性大臣にもペケな奴はいると思うけど、女性大臣もペケが付きかけていて、あまり適材適所とは思えない。まあ女性だから余計に目立つかもしれませんが。

 

2016.10.09


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