斬剣次郎の鉄道・バス斬り

 拙者、斬剣次郎である。たった今から、鉄道・バスを斬る

壱岐交通

2013年10月05日 21時55分59秒 | バス
 壱岐交通
 は壱岐島で路線バスを運行している事業者で、島内の公共交通を担っています。壱岐交通は対馬交通とは異なり、郷ノ浦に車庫を持ち、そこから各方向へ路線が延びています。壱岐交通は昭和自動車グループの事業者ですが、大型車は全て貸切兼用という仕様となっているなどアクの強い車両が揃っています。




 大型車で主力となっている
 日野+西工58MC
 です。全てU-HU2MLAAで、短尺かつトップドアという仕様になっています。壱岐交通は日野と三菱ふそうを入れていますが、日野の大型車は全て西工を載せている事がポイントです。写真の147が1990年式、155が1991年式、157が1992年式です。1991年式までサブエンジンで、ダクトが通っている事がポイントです。1992年式から直結クーラーになりました。147は塗装更新を受けており、バンパーが銀から紺に変わっています。因みに行先表示は前面と側面にありますが、いずれも手動式です。
 日野の大型車は1995年を最後に投入が途絶えているため、96MCは存在していません。


 こちらは
 エアロスター
 です。三菱ふそうは1992年式から投入が始まり、全て純正車体で投入されています。写真は1992年式のU-MP618Kです。大型車は全て貸切兼用車となっているだけにシートはハイバックシートで、補助席付きです。



 こちらは
 ニューエアロスター
 です。KC代は三菱ふそうのニューエアロスター3台のみの投入で、大型車は2000年式の6を最後に投入が途絶えています。ニューエアロスターも貸切兼用車です。ただ、運賃表示器がLCD式になっていました。


 こちらは
 レインボー
 です。1996年式のKC-RR1JGAAです。中型車でも一応貸切兼用車となっていますね・・・。日野の中型車は意外とこの172の1台のみです。




 こちらは
 エアロミディ
 です。中型車と小型車の両方とも投入されていますが、共通点は貸切兼用車で、観光顔になっている事です。KC代とKK代の両方とも存在しています。


 こちらは
 レインボー
 です。小型車ですが、かってはそれなりの台数がいたみたいですが、私が確認した時は写真の55の1台のみでした。1991年式のU-RB1WGAAです。


 こちらは
 エアロミディ
 のワンステです。壱岐交通初の低床バスとして投入されたものです。2002年式と2003年式の各1台ずつがいます。ワンステから中扉が設置され、中扉から乗車するようになっています。シートはハイバックシートのままですが、行先表示器はバリアフリー法の関係でリアにも設置され、自動式になりました。でも、サイズは従来通りですね・・・。



 こちらは
 ポンチョ
 です。壱岐交通にとって初めてとなるノンステとなります。2010年式のBDG-HX6JLAEで2台います。2台といっても、46が2扉車、48がトップドアと仕様が異なっている事がポイントです。そして、シートは一般形になってしまいました・・・。



 貸切車
 たちです。昭和グループとあって西工が中心で、中には昭和自動車と同じカラーとなっている車両もいました。




 壱岐交通の路線ですが、郷ノ浦から島内の各集落へ路線を伸ばしている関係で、結構複雑になっています。そこで、壱岐交通として基幹となるのが
 一周線
 です。郷ノ浦を起点に勝本、瀬戸、芦辺、印通寺を経由して郷ノ浦に戻る感じです(逆もあり)。1~2時間に1本が運行されています。他に八幡や山崎や湯ノ本経由勝本行きなどの支線系統もあります。
 因みに一周線の一バス停に「横浜」バス停があります。



 こちらは郷ノ浦から壱岐島最南端の初瀬へ向かう初山線と郷ノ浦から壱岐島南西部にある瀬良へ向かう瀬良線です。壱岐交通の路線バスは大半が郷ノ浦から東方へ行くに対し、これらの2路線は反対方向へ向かいます。そのため、時刻表も独立しています。


 こちらはフェリー連絡バスです。博多~壱岐を結ぶ船は郷ノ浦港又は芦辺港に発着しているため(両方とも発着する便は無い)、芦辺港発着の船便に接続する形で芦辺港~郷ノ浦間の連絡バスが運行されています。


 こちらは空港連絡バスです。壱岐島にも空港があり、航空便に接続する形で郷ノ浦~空港間にて連絡バスが運行されています。ただ、航空便が少ないため、本数も1日2往復と少ないです。離島の空港連絡バスはリムジンバスではなく、一般路線仕立てで行っている事が多いですね・・・。




 郷ノ浦の中心部にある
 本町
 バス停です。郷ノ浦行きのバスは初山線と瀬良線を除いて全てここが終点となります。しかし、逆に郷ノ浦発の便の起点はここではありません。
 本町バス停は中心部の中にある事もあり、いかにも中心部的な風格があります。しかし、案内所及び待合室はバス停前ではなく、少し歩いた商店街の中にあります。閉店した店跡に設置されているような感じですが、待合室の中でアナウンスがあるようで、バスの発車時間が迫ってくると、待合室から乗客がゾロゾロと出てきました・・・。



 こちらは
 新道
 バス停です。タクシー乗り場と兼用している事がポイントです。そして、壱岐高校に近いという事もあり、多くの高校生はここを利用しているようです。郷ノ浦発のバスはここが起点になります。
 一周線の運行形態は郷ノ浦発が新道→本町→郷ノ浦庁舎→八畑→各方向、郷ノ浦行きが各方向→八畑→新道→本町となっています。つまり、往復と共に八畑→新道→本町と一方通行になっている事がポイントです。ただ、初山線と瀬良線は例外で、郷ノ浦発が新道→本町→各方向、郷ノ浦行きが各方向→本町→新道→八畑と郷ノ浦行きのみ反対になっています。因みに八畑→新道→本町間の利用は出来ないようです・・・(本当なのかは不明ですが・・・)。

 車庫内で撮影については事務室の許可を得ております。
 以上です。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
昭和バス塗装の車両 (トライランダー)
2013-12-19 20:36:11
こんばんは。
昭和バス塗装の貸切車ですが、12月18日に現地へ行ったところ、1枚上にある白と金色のカラーに塗り替えられていました。

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Unknown (斬剣次郎)
2013-12-21 00:48:52
 トライランダー様
 コメントありがとうございます。

 情報ありがとうございます。
 塗り変わっていたんですね・・・。ということは移籍直後なのかもしれませんね・・・。
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