ルクノス ~ともし火~

日本聖公会 北関東教区 宇都宮聖ヨハネ教会のブログです。

聖霊降臨後第1主日・三位一体主日

2013年05月26日 | ショートメッセージ
<イザヤ書6:1-8>

聖霊降臨後の時期に入りました。
今日の旧約聖書日課にはイザヤの召し出しの物語が取り上げられています。
時代は、ウジヤ王による繁栄から退廃へと向かう時でした。
イザヤは聖壇に神を見ました。
その聖なる姿に圧倒され自分を全く否定される思いになりますが、
神はそのようなイザヤを清めてその時代の中へとお遣わしになるのです。
聖なる神の前に私たちも本当の自分を明らかにされる者です。
その自覚ある者が神の器として召しだされるのではないでしょうか。

司祭 ヨハネ小野寺達
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サクラの話題

2013年05月20日 | お知らせ


5月22日(水)朝7時40~50分
CRT栃木放送(ラジオ)
「CRTモーニングタイムズ」番組内で放送予定の
「サクラの話題」プログラムをご案内します。

現在、日光真光教会を管理人をされている久保田智伝道師のお父様でもあり、
東京大学理学部付属植物園日光分園元主任でもあった
久保田秀夫氏のことも一部話題になります。
小山市の市花「思川桜」「片丘桜」ゆかりの先生でもあります。

お時間のある方、興味のある方はぜひお聞きください。


聖霊降臨日

2013年05月19日 | ショートメッセージ
<ヨハネによる福音書20:19-23>

甦った主イエスは弟子たちにお姿を表し
「聖霊を受けなさい」と言いました。
そしてご自身の息を吹きかけて弟子たちに聖霊を与えておられます。
息を吹きかけることから創世記の人間の誕生物語を
連想する人も多いことでしょう。
それを第1の創造とすればイエスが息を吹きかける福音書の物語は
第2の創造であると言えます。
イエスは弟子たちを新たに創り清めてくださったのです。

司祭 ヨハネ小野寺達
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復活節第7主日(昇天後主日)

2013年05月12日 | ショートメッセージ
<ヨハネによる福音書17:20-26>

この主日は、主イエスが天にお帰りになった後、
まだ約束の聖霊が与えられていない不安定な主日であり、
「待ち望みの主日」と呼ばれています。
この間、弟子たちは一つ所に集まってひたすら祈っていました。
聖霊が与えられるということは
「棚から牡丹餅」のように与えられることではなく、
主イエスが共にいてくださることを信じて祈りと共に
御心を行う歩みを踏み出していく所に
「人の思いを遥かに超えた神の力」が与えられることを
意味しているのです。

司祭 ヨハネ小野寺達
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復活節第6主日

2013年05月05日 | ショートメッセージ
<ヨハネによる福音書14:23-29>

今日の福音書は主イエスが十字架にお架かりになる前に
弟子たちに話した告別の説教と言われる箇所にあります。
そこで主イエスは
「代弁者、すなわち父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊が
あなたがたにすべてのことを教えわたしが話したことを
ことごとく思い起こさせてくださる」と言っておられますが、
私たちは聖書を通して主イエスを深く知ることによって、
聖霊の働きはいっそうリアリティを増してくるのです。
「思い起こす」とは、
今ここでイエスの教えが実現するものとなることを意味しており、
私たちもこの弁護者(聖霊)によって力を受け、
生かされているのです。

司祭 ヨハネ小野寺達
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