ルクノス ~ともし火~

日本聖公会 北関東教区 宇都宮聖ヨハネ教会のブログです。

聖霊降臨後15主日

2011年09月25日 | ショートメッセージ
<マタイによる福音書18:15-20>

主人は二人の息子にブドウ園での働きを求めます。
兄は「嫌です」と言いますが考え直してブドウ園へ行きました。
この「考え直す」とは痛みを伴う振り返りを意味します。
兄は神の御心から離れていた自分を悔いて御心に立ち返っています。
神の思い(イエスの視点)から絶えず自分を振り返って導かれることは
信仰生活の原点です。
御心に照らして罪ある自分を振り返ることは痛みを伴うこともありますが、
主イエスはそのように生きる者を絶対的な愛によって支え
導いてくださることを覚えたいと思います。

司祭 ヨハネ小野寺達
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聖霊降臨後14主日

2011年09月18日 | ショートメッセージ
<マタイによる福音書20-1-16>

ブドウ園の農夫の譬の「ブドウ園」は「天の国」を意味します。
早くから受けていた恵みを忘れて
遅れて招かれた者の受ける恵みを妬む心には感謝と喜びがないのです。
誰もが一個の人間として神から受ける恵みは均質ではなく
デナリオンで譬えることには限界がありますが、
物語は簡単で理解しやすい内容です。
私たちはこの登場人物の誰の立場に身を置いて
今日のみ言葉を受け取るのでしょう。

司祭 ヨハネ小野寺達
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聖霊降臨後12主日

2011年09月04日 | ショートメッセージ
<マタイによる福音書18:15-20>

イエスは「二人また三人がわたしの名によって集まるところには、
わたしもその中にいる」と言いました。
神は人をお創りになった時
「人は独りでいるのは良くない」と
「彼にあう助ける者(パートナー)」を創ってくださったのでした。

人は、独りで生きるのではなく、
他者と出会い互いに生き生かし合う存在なのです。
人は他者と出会って自分と他者の理解を深め
豊かに生きることができるようになります。
そこには人の思いをはるかに越えた神の導きと
祝福が満ちていることを信じ、
そこに働くお方のメッセージを
聴き合うように導かれたいものです。

司祭 ヨハネ小野寺達
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