北海道昆虫同好会ブログ

北海道昆虫同好会は北海道の昆虫を中心に近隣諸国および世界の昆虫を対象に活動しています。

エゾエンゴサクの青い花にエゾヒメギフチョウ

2019-03-26 01:18:27 | エゾヒメギフチョウ
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エゾエンゴサクの青い花にエゾヒメギフチョウ





今から25年前までながらく住んでいた旭川市周辺はエゾヒメギフチョウがとても多かった。





北方野草園や旭山公園、男山公園、カムイ古潭など、毎年おびただしい数のエゾヒメギフチョウが発生していましたが、最近ではどうなのでしょうか。





これらの発生地での主たる吸蜜植物は今風にいえばいかにもインスタ映えする色鮮やかなピンクのカタクリの花でした。




旭川から北へ向かうとカタクリは激減し、主たる吸蜜植物は沢筋の湿地などに群生するエゾノリュウキンカの黄色い花が多くなってきます。





オホーツクの北見界隈にはエゾノリュウキンカの大群落はありませんが小規模な群落ではそこにエゾヒメギフチョウが飛来します。

 



カタクリもほとんどなくて端野町に小規模な群落を見るのみです。



そんなわけで北見などオホーツクのエゾヒメギフチョウの主たる吸蜜植物は、いたるところに大繁殖しているフキノトウの花に変わります。



場所によっては採集されたエゾヒメギフチョウの体はしばしばフキノトウの花粉まみれです。



オホーツクのヤマヒメギフは発生時期が遅いためフキノトウの花は終わり、細々と咲くスミレや稀にナニワズの花を吸蜜植物にしています。これらは蜜量が少なく吸蜜時間は短く、文字通り花から花へと飛んでいます。



オホーツクでは、あまり多くはありませんがエゾエンゴサクの青い花に吸蜜にくるエゾヒメギフチョウがいます。










フキノトウの花が開ききってしまうと、この花に吸蜜するしかないのかも知れません。















早春のエゾエンゴサクの青い花は美しく、エゾヒメギフとの色コントラストは抜群です。
















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ウバユリにエゾヒメギフチョウ

2019-03-21 21:36:28 | エゾヒメギフチョウ
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ウバユリにエゾヒメギフチョウ





早春のオホーツクの雑木林




初冬の頃、実が割れて、おびただしい数の種子をまき散らしたウバユリが雪で倒れていたのだが、雪解けとともに姿を現した。



晴れているが気温が低い午後。そのウバユリの枯れた姿にエゾヒメギフチョウ。











黒々と くっきりした Y字状紋が エゾヒメギフチョウ の特徴です。






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道北、雄武・音威子府方面のエゾヒメギフチョウ採集

2019-03-13 23:43:26 | エゾヒメギフチョウ
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道北、雄武・音威子府方面のエゾヒメギフチョウ採集





20XX-4-29(水)休日  晴れ  強風



F 氏と T 氏 は道北のエゾヒメギフチョウの採集に朝4時北見市を出発していった。



現地では晴れてはいたものの、この時期に多い猛烈な強風で悪戦苦闘した模様。
 



雄武や音威子府で F氏 7匹、T氏 20匹ほどのエゾヒメギフチョウを採集したが例年に較べると戦果は少なかった由。





この時期、道北のヒメギフチョウの吸蜜植物は、ほとんどが湿地に大群落を作って咲き誇る黄金色のエゾノリュウキンカの花。






したがって、道北のエゾヒメギフ採りは、ひたすらエゾノリュウキンカの群落を捜し回って、どこからともなく吸蜜に集まってくるエゾヒメギフを採集してまわることになる。



この花の群落は林縁や沢筋の湿地に多く、この時期とてもよく目立つので発見は容易。




しかし、道北の自然環境は意外と貧弱なところが多く、多産地はなく、こまめにひろい採りでエゾヒメギフチョウの数をかせぐことになる。






他にも採集者を見かけたようで、ヒメギフが集まってくる赤い色を意識して真っ赤な衣服、真っ赤なネットを持った猛者氏がいたとのこと。 誰だろう?。



写真はすべて F 氏 撮影。





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コチャバネセセリの縁毛

2019-03-08 11:13:47 | コチャバネセセリ
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コチャバネセセリの縁毛

コチャバネセセリ Thoressa varia Murray は日本産チョウのなかでは最も普通に見られるセセリチョウですが、北海道では年1化です。


2化が見られることはきわめて稀でまずお目にかかることはありません。



従って北海道のチョウ愛好家は野外でこのチョウの2化をみることはありません。


2016-6-24 北見市近郊でマルガリータの花にきているコチャバネセセリを撮影しました。縁毛は白一色です。












以前、飼育による北見市産コチャバネセセリ2化の縁毛を見てびっくり。



なんと縁毛が白黒まだらなのです。



異常型か、突然変異か???.



びっくりして調べてみたら本州南部など2化〜3化の個体では全部が縁毛が白黒まだらになるようです。



本州南部などでは白黒まだらの縁毛は当たり前のことでした。



とりあえず、北海道でも2化個体は縁毛が白黒まだらになると エゾエンシスに投稿したことを思い出しました。




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網走川水系源流でオオイチモンジ その弐

2019-03-04 23:22:53 | オオイチモンジ
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網走川水系源流でオオイチモンジ その弐




2018-7-13  (金)  曇り 25℃

このオオイチモンジ♂はおがくずの堆積したところに執着していました。











広い土場には、オオイチモンジのほかヤマキマダラヒカゲ、ミスジチョウ、サカハチチョウなどの常連のほかメスグロヒョウモン♂や キベリタテハ越冬個体、数種類のカミキリムシたち、名も知らぬアブの一種その他 沢山の昆虫たちがいました。








昆虫写真一般の撮影をするには対象にことかかないでしょう。




私はチョウに関する経験・知識はけっこう自信があるほうですが、チョウ以外の昆虫は、まったくシロート同然。




ただ写真撮影のターゲットとしては、この日撮影したアブの一種などみると余りにも 怪奇、and Photogenic ではなかろうか。











  どなたか この昆虫の名前教えて下さい。




今後、はまってしまいそうです。



ここではオオイチモンジ 合計3♂♂ A- 撮影。 
 


メスグロヒョウモン♂。





越冬後のキベリタテハは シロヘリタテハみたいになっていたが 2匹 ネットして撮影後 リリース。




      おしまい。





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