登山・花日記(Ⅱ)

夫婦で始めたきままな山歩きの記録です。

土樽から茂倉岳~武能岳~蓬峠

2017年06月19日 20時27分58秒 | 谷川連峰
H29年6月18日、土樽から茂倉岳~武能岳~蓬峠を歩いてきました。

谷川岳主稜線の花園を見て来ようと土樽からプチ縦走を計画した。
避難小屋泊りとするか日帰りとするか迷ったが、自分たちの足で9時間かな・・朝早く出立すれば日帰りも出来るのではと
前日に平標山を歩き、土樽に移動し車中泊しスタート

土樽茂倉岳駐車場4:15~茂倉岳登山口~6:30矢場ノ頭6:40~川場ノ頭~茂倉岳避難小屋8:00~8:20茂倉岳8:25~9:45武能岳9:55~10:30蓬ヒュッテ10:50~水場11:00~中の休場11:45~東俣沢出合12:10~12:45黒金沢出合13:00~13:30土樽茂倉岳駐車場
9時間15分の山散歩でした。

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茂倉新道を登路に、蓬新道を下山路に、反時計回りの周回とした。


土樽茂倉岳駐車場(前日に撮ったもの)
夜中に起きた時は星がビッシリだったが、3時半に起きた時は星は見えずおぼろ月夜。こんなはずではなかったが・・


4時15分薄暗い中をスタート。スッキリしない天気だが雨の心配はなさそう。
だが熊が怖い笛を吹き鳴らしながら薄暗い樹林帯の中を黙々と登りつめ矢場ノ頭に到着。
奥のピークが茂倉岳、手前のピークは川場の頭。ここからは一転して展望尾根となり花も多くなる。


右手に万太郎山など主稜線を眺めながらの稜線歩きとなる。


矢場ノ頭で一息入れて再スタート。この尾根はきつい登りとなるが花が多く力になる。


ピチピチのイワウチワが咲いている。ツバメオモトも


シラネアオイもヨツバシオガマも活き活きとしている


主役のハクサンイチゲもいたるところに登場


花を愛でながら茂倉岳避難小屋へ着く


小屋内部は覗いてみる。小屋前には天水の貯め水、1分ほど降れば水場もあり使い勝手の良い綺麗な小屋でした。


小屋の上部から見下ろす。小屋に続く稜線がうねうねと続いている。


ここを登り切れば茂倉岳。右手には一ノ倉岳


茂倉岳到着だがガスで真っ白。駐車場から標高差1200m余、約4時間。予定通りに着いた。
茂倉新道で出会ったのは2組と静かなものであった。


一息入れ茂倉岳から武能岳へ向かう。尾根に雪はないが斜面には多くの雪が残り吹き上げる風はひんやりと涼しい。
遠方にガスに包まれた武能岳が見える。


この尾根にも花が多い。シラネアオイはあちこちに見られ花好きにはたまりませんね。


武能岳から滝のようにガスが流れる落ちる豪快な景観を見ながら


ハクサンイチゲの群生地も多くある。


ピンボケだが、ハクサンコザクラもあちこちに


多くの花が混在したお花畑。カミさんが「こっちが良い」「あそこも」と矢継ぎ早に言うので追いつかない。






稜線のガスが消え武能岳がスッキリと。この稜線が素晴らしい・・晴れていれば尚更でしょうが。


武能岳山頂。小虫が多い山頂で出会ったハイカーに虫よけスプレーを貸して頂いた。
今時期の山には持ち歩いていたがこの日に限って持ってない・・


武能岳から茂倉岳~一ノ倉岳~谷川岳を振り返り見る。


蓬峠へ降ります。蓬ヒュッテが眼下に、大源田山の尖がったピークが眼につく


蓬ヒュッテ前のエチゴキジムロ 。主稜線では何組かと出会ったが馬蹄形縦走の人だけであった。


改装になった蓬ヒュッテの中を。管理人さんは下山して不在であった。


蓬ヒュッテから蓬新道を降る。小屋から10分ほど下った水場。冷たくて美味しかった。


蓬新道は3~4ヶ所雪渓を横切る所がある


蓬新道にも花が多い。キクザキイチゲの色のバリエーション。この花もイチゲつながりでお気に入り




「中の休場」。展望もなく休憩するにはちょっと・・


「東俣沢出合」の道標あり、水量があり上流側に移動し回り込む。このロープは役にたたない。
この後も沢を渡渉する所が何か所かある。


下草が伸び岩がゴロゴロと歩きにくい沢沿いの道が続く


林道に出てホット一息


「黒金沢出合」の道標をみて先が見えてきた。ここで最後の休憩とする。蓬新道で出会った人はいなかった。


土樽茂倉岳駐車場に無事到着。ほぼ予定通りに着いた。
好天とはいかなかったが眺望はまずまず、目的の花も存分に見られ良い山行であった。


花散策・平標山

2017年06月19日 07時07分18秒 | 谷川連峰
H29年6月17日、平標山を歩いてきました。

花の山として知られている平標山へ。カミさんの大好きな花の一つのハクサンイチゲがお目当て。
カミさんの旧姓はイチゲ、イチゲつながりでこの花はお気に入りの一つ。
当初の計画では飯豊の朳差岳であったが天気が思わしくない予報なので近場で見られる山へとなった。
平標山は10年ぶりの再訪、レポは⇒こちらから

火打峠トンネル出口7:00~松手山登山口7:05~鉄塔7:55~8:25松手山8:35~9:45平標山~お花畑散策~平標山10:25~11:05平標山の家11:40~平標山登山口12:15~林道~13:10火打峠トンネル出口
約6時間の花散歩でした。

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こんな場所に水戸ナンバーの見覚えがある車がある。カミさんは「これは徹っちゃんの車だよ」と。お隣に駐車する。
専用の駐車場は、聞くところによると夜中には半分くらい、朝5時頃には8割方、7時には満車であったとのこと
自宅4時発~笠間IC~月夜野IC~火打峠TN6時50分着。214キロ


松手山登山口


登山道はハイカーが列をなしている。花時期の好天の土曜日とあって多くのハイカーが押し寄せた。


松手山山頂


松手山からは特徴ある山容の苗場山が良く見える。


平標山へのたおやかな尾根を行く


尾根の途中から振り返り見る。この辺まで来るとハイカーも疎らになる。


目的のハクサンイチゲに出合えた


シラネアオイも


ハクサンイチゲの素晴らしい群落


平標山山頂。徹也さんはどのあたりかと電話するも圏外でつながらず


仙ノ倉山への尾根を降り花散策


眩しいほどの色合いのミヤマキンバイ


ハクサンイチゲやミヤマキンバイやハクサンコザクラなどのお花畑が広がる。








平標山の家への尾根を降る


コシジオーレン。別名をミツバノバイカオウレンと呼ぶとか。この附近にだけ咲く希少種だそうな。
ベンチで休んでいる時に出会った方に教えて頂いた。


タテヤマリンドウも見られた。


平標山の家から


仙の倉山、エビス大黒ノ頭もスッキリと


平元(へいげん)新道登山口


駐車位置に戻ったが和徹さんはまだ戻らず、メモをフロントガラスはにさみお先に失礼した。
幸いにも好天に恵まれピッカピカの花にも出合え良い一日でした。

下山後、土樽へ移動。明日は茂倉岳へ。
土樽の岩の湯(500円)で汗を流し、土樽PA付近の茂倉岳登山口駐車場で車中泊。