ここのところ、昔の鉄道写真を何度かアップしていることからお分かりのように、昔の写真のデジタル化を進めています。
実はコニカ・ミノルタが写真事業から撤退する前に、当時コニ・ミノから出ていた5400dpi (7000弱×5000弱画素程度) のフィルムスキャナーを買っていました。将来こういった製品はもう買えなくなるかもしれないという危機感から買ったのですが、その悪い予感は的中しました。ただ、Pentiumだった当時のパソコンで写真をフル解像度、16bitカラーで、さらにdigital ICEなどを効かせて取り込もうとするとかなり時間がかかり、それでも取り込みモードを8bitに押さえてフィルムを20数本何とか取り込んだところで面倒くさくなり、その後放置モードに。
ただ、流石にもうフィルムを取り込まないと退色して永遠に失われてしまう、という危機感から、この夏フィルムのデジタル化を再開しようと決意しました。
スキャナーで取り込もうとすると面倒なのでどこか任せられるところはないかと探し始めましたが、大手ではFujiにしろKodakにしろそこそこリーズナブルな価格だと、今のデジタルカメラに比べてかなり低い解像度でしか取り込めないことが分りました。しかもKodakはPhoto CDは止めてjpegかTiffでの取り込みサービスしかありません。
コダックではデジカメ並みの高解像度サービスもありますが、1コマ160円で、仮に、1本(36コマ)取り込むと1本 6260円(基本料 500円+160円×36コマ)です。これを20本取り込めば12万円を超えることになります。これはほぼ昔のNikonのフィルムスキャナ、クールスキャン5000ED (取り込み解像度4000dpi) 1台分の販売価格に匹敵する値段です。
フジカラーCD - ビッグカメラ (最大約200万画素)
http://www.biccamera.co.jp/shopguide/service/photo/cd_dvd_writing/fujicolor_cd/index.html
コダック フォトDVD -ビッグカメラ (最大仕様 約2400万画素)
http://www.biccamera.co.jp/shopguide/service/photo/cd_dvd_writing/kodak_photodvd/index.html
2400万画素だと1コマ 160円、600万画素だと1コマ 40円
ちなみにNikon D3200で2400万画素 (約6000×4000画素)。
結局、リーズナブルなコストで、フィルムの高解像度なデジタル取り込みをやろうとすると自前でやるしかない、ということが分りました。
でもフィルムスキャナで取り込むのは時間もかかるし面倒だなぁ... しかも、今は高性能のフィルムスキャナーが皆無です。トキナー・ケンコーなどから出ているフィルムスキャナーはお手軽ですが解像度は低いものしかありません。
今多くの高解像度取り込みを目指す人はEpsonなどのフラットヘッドスキャナーを使っているようですが、結局フィルムのピント合わせがかなり難物で、また一挙にたくさん取り込めはするものの、スキャン時間も相当膨大でこれも相当大変そうで気が重くなります。
「鈴木写真変電所 フィルムスキャン&プリントのS」
http://www.filmscan-print-s.com/GTX980-01.html
kakaku.com
http://kakaku.com/item/K0000689183/
http://xylocopal2.exblog.jp/11400555/
で色々情報を収集していると、デジカメでフィルムコピーをやれば高解像度で取り込める、という情報が。
なるほど、それならスキャン時間もかからないしこれは良い、とNikonのスライドコピー用アダプターES-1を買い込み、手持ちのAi-Nikkor 55mm + PK-13、それにD3200とES-1とレンズの間に中間リングを工夫してかませて (これがないとAi-Nikkor 55mmを使った場合APS-Cはフルサイズで取り込めません。なお新たにマクロレンズを購入して取り込みを考える場合は、Micro DX-Nikkor 40mmだとAPS-Cで中間リング的なものは不要でジャストフィットのようです)でポジスライドを取り込んでみました。
Nikon ES-1製品情報
http://shop.nikon-image.com/front/ProductFHW00301.do
すると、絞りをある程度絞って被写界深度を上げてやって (フィルムは完全平滑とは限りませんので深度をかなり上げないと部分ピンぼけになる可能性が高いです)、さらに最終カラー調整をPhotoshop等のソフトで仕上げてやれば、かなり満足のいく結果が得られました。
なお簡易被写界深度計算サイトがこちらにあります。
http://keisan.casio.jp/exec/system/1378344145
(CASIOサイト)
既掲載ですがその取り込み結果第1号がこちら。
これ以外にクモハ53008のコダクロームからの1枚、クモハ32000のエクタクロームからの取り込みも、この方式で取り込んでいます。
ただ問題はネガです。まずES-1だけでは直ちにスリーブフィルムを取り込めないので、何らかのスリーブフィルムキャリアをかませなければなりません。やはりケンコー・トキナーからスリーブフィルムキャリアと取り込み用のレンズが一体化したセットが比較的安価で販売されており、こんなアイディア商品もあったか、と手を打ちましたが、口コミを見る限り、ちゃんとしたマクロレンズを使ったフィルム取り込みより画像クオリティが大分落ちるようです。
スライドデジコピア DSLR
http://www.kenko-tokina.co.jp/imaging/eq/camera-lens/conversion/4961607862513.html
スライドデジコピア DSLR 利用経験を書いたWeb
「鈴木写真変電所 フィルムスキャン&プリントのS」
http://www.filmscan-print-s.com/P32-KENDSLR_HIKAKU.html
この上のURLにある作例を見る限りかなり健闘しているようですが、おそらく相当悪戦苦闘・試行錯誤を重ねた結果のようです。
これはたぶん、レンズのクオリティが低いか、被写界深度が浅くかつ絞りの調整ができない (というのも推測です) ため、ピント調整が難航したり、部分ピンボケが続出するのではないかと推測します。やるならしっかりしたマクロレンズ+ES-1にスリーブフィルムキャリアをかませるか...
例えば
"Digitizing Color Negatives with a DSLR"
http://pmaniacs.tumblr.com/
http://pmaniacs.tumblr.com/filmhold
「ネガフィルムのデジタル化」 - まったり風景
http://blog.goo.ne.jp/49contests/e/ae22767f1df68a7624cdc212ab8e4ca7
http://blog.goo.ne.jp/49contests/e/252f1994a034365bc6edd2735b2bad43
http://blog.goo.ne.jp/49contests/e/1506c6c2df7e494aa66ea368eae1ff74
その上さらに、全部画像をすべて色彩・明暗反転して、さらにカラーバランスを色々調整して... とやり出さなければならないかと思うと気が重くなるばかり...
結局ネガフィルムの取り込みは、やはり昔買っておいた高精度フィルムスキャナーでやるしかないとの結論に至りました。
で、腹をくくってやってみると... 昔より遙かにスピーディで快適です。昔は16bitで取り込むとめちゃくちゃ時間がかかったので8bitでやっていたのですが、今だとそんなにひどく時間がかかるわけではありません。
写真事業を捨てたコニカミノルタのフィルムスキャナーが廃番になるのは仕方ありませんが、ニコンまで廃番にしてしまったのは、フィルムスキャナーがあまり売れなかったからでしょう。でも、高精度フィルムスキャナーが売れなかったのは当時はPCの性能が追いつかなかったので、みんな音を上げてしまったからなのではないでしょうか。Pentiumでは力不足で、最低限 Core i3程度のCPUが必要だったのです。
つまり高精度フィルムスキャナーの登場が早すぎたのです。
というわけで今こそ Made in Japan の高精度フィルムスキャナーよカム・バーック!!
ニコンさん、お願い!!
※追記
Pentaxの一眼レフ K-S1, K-S2, K-3 IIにはネガポジ反転機能があるようですね。
http://news.ricoh-imaging.co.jp/rim_info/2014/20140828_005752.html
http://news.ricoh-imaging.co.jp/rim_info/2015/20150210_006549.html
http://news.ricoh-imaging.co.jp/rim_info/2015/20150423_007348.html
これにマクロレンズ+ニコンのES-1 (52mmのフィルターがはまればOK) 、それに自作スリーブフィルムフォルダーを組み合わせて撮るというのが、今日版の現実的な高解像度フィルムスキャナーかなぁ... ?
2000万画素だし、K-S1なら最安値4万円切ってるし
おそらく、HD PENTAX-DA 35mmF2.8 Macroあたりと組み合わせ 49-52mm変換リングでES-1を取り付けるというあたりでしょうか。そうなると最低実質9万円程度で高解像度フィルムスキャナ (兼カメラ) が手に入るという計算か...
なんだか K-S2 あたり買ってしまいそうで怖い。Pentax、カメラはいいんだけどなぁ... レンズ資産を1からというのが....
因みにPentaxのK-S2,1の画素数を総画素数から推定して仮に3667×5500と想定すると、フィルム面は24mm×36mmだから、仮に画面いっぱいスライド等をコピーしたと仮定して、解像度は3880dpi (1インチ=25.4mm)。
NikonのD3200, 5500, 7200 (それから多分K-3IIも)の場合、大体4000×6000なので解像度は同じ想定で4233dpi。
概ね、NikonのCoolscan 5000ED (4000dpi) とほぼ同等の取り込み解像度、ということになります。これで退色処理モードが入れば完璧ですが。
※※再追記
最安値でデジタルスキャンするという「節目写真館」の広告がヒットしました。
http://fushime.com/
35mmスリーブフィルムを2400dpiで取り込むと1本480円、ハーフなら960円。マウントだと1枚100円なので、1本相当で3600円というあたりです。
確かにスリーブフィルム2400dpi 1本480円は安い。安いのはフィルムを一旦ベトナムに送ってそこで作業をやらせているからだそうです。その辺をどう考えるかですね。とはいえ、とりあえずNikonのES-1とネガ/ポジ反転機能のあるペンタックスのカメラを使えば、3800 ~ 4200dpi ぐらいの解像度で取り込めそうなので、このようなラボに出すよりは高解像度で取り込めるはず。それに「節目写真館」では保存ファイル形式に何の案内もないし、およそこだわる人向きのサービスではないことは確かです。
あとはカラーフィルムの退色処理をどう考えるかですよね。細かく追い込まなくても良いのでとりあえず簡単に退色処理をしてくれる、という機能は、なぜかソフトウェアベースではなく、スキャナ・ドライバーでしか実現していません。やっぱりハードを直接叩かないと上手く行かないのかなぁ。ソフトウェアを使って一括バッチ処理でやれちゃえばラボに出さなくても良いんですが...
実はコニカ・ミノルタが写真事業から撤退する前に、当時コニ・ミノから出ていた5400dpi (7000弱×5000弱画素程度) のフィルムスキャナーを買っていました。将来こういった製品はもう買えなくなるかもしれないという危機感から買ったのですが、その悪い予感は的中しました。ただ、Pentiumだった当時のパソコンで写真をフル解像度、16bitカラーで、さらにdigital ICEなどを効かせて取り込もうとするとかなり時間がかかり、それでも取り込みモードを8bitに押さえてフィルムを20数本何とか取り込んだところで面倒くさくなり、その後放置モードに。
ただ、流石にもうフィルムを取り込まないと退色して永遠に失われてしまう、という危機感から、この夏フィルムのデジタル化を再開しようと決意しました。
スキャナーで取り込もうとすると面倒なのでどこか任せられるところはないかと探し始めましたが、大手ではFujiにしろKodakにしろそこそこリーズナブルな価格だと、今のデジタルカメラに比べてかなり低い解像度でしか取り込めないことが分りました。しかもKodakはPhoto CDは止めてjpegかTiffでの取り込みサービスしかありません。
コダックではデジカメ並みの高解像度サービスもありますが、1コマ160円で、仮に、1本(36コマ)取り込むと1本 6260円(基本料 500円+160円×36コマ)です。これを20本取り込めば12万円を超えることになります。これはほぼ昔のNikonのフィルムスキャナ、クールスキャン5000ED (取り込み解像度4000dpi) 1台分の販売価格に匹敵する値段です。
フジカラーCD - ビッグカメラ (最大約200万画素)
http://www.biccamera.co.jp/shopguide/service/photo/cd_dvd_writing/fujicolor_cd/index.html
コダック フォトDVD -ビッグカメラ (最大仕様 約2400万画素)
http://www.biccamera.co.jp/shopguide/service/photo/cd_dvd_writing/kodak_photodvd/index.html
2400万画素だと1コマ 160円、600万画素だと1コマ 40円
ちなみにNikon D3200で2400万画素 (約6000×4000画素)。
結局、リーズナブルなコストで、フィルムの高解像度なデジタル取り込みをやろうとすると自前でやるしかない、ということが分りました。
でもフィルムスキャナで取り込むのは時間もかかるし面倒だなぁ... しかも、今は高性能のフィルムスキャナーが皆無です。トキナー・ケンコーなどから出ているフィルムスキャナーはお手軽ですが解像度は低いものしかありません。
今多くの高解像度取り込みを目指す人はEpsonなどのフラットヘッドスキャナーを使っているようですが、結局フィルムのピント合わせがかなり難物で、また一挙にたくさん取り込めはするものの、スキャン時間も相当膨大でこれも相当大変そうで気が重くなります。
「鈴木写真変電所 フィルムスキャン&プリントのS」
http://www.filmscan-print-s.com/GTX980-01.html
kakaku.com
http://kakaku.com/item/K0000689183/
http://xylocopal2.exblog.jp/11400555/
で色々情報を収集していると、デジカメでフィルムコピーをやれば高解像度で取り込める、という情報が。
なるほど、それならスキャン時間もかからないしこれは良い、とNikonのスライドコピー用アダプターES-1を買い込み、手持ちのAi-Nikkor 55mm + PK-13、それにD3200とES-1とレンズの間に中間リングを工夫してかませて (これがないとAi-Nikkor 55mmを使った場合APS-Cはフルサイズで取り込めません。なお新たにマクロレンズを購入して取り込みを考える場合は、Micro DX-Nikkor 40mmだとAPS-Cで中間リング的なものは不要でジャストフィットのようです)でポジスライドを取り込んでみました。
Nikon ES-1製品情報
http://shop.nikon-image.com/front/ProductFHW00301.do
すると、絞りをある程度絞って被写界深度を上げてやって (フィルムは完全平滑とは限りませんので深度をかなり上げないと部分ピンぼけになる可能性が高いです)、さらに最終カラー調整をPhotoshop等のソフトで仕上げてやれば、かなり満足のいく結果が得られました。
なお簡易被写界深度計算サイトがこちらにあります。
http://keisan.casio.jp/exec/system/1378344145
(CASIOサイト)
既掲載ですがその取り込み結果第1号がこちら。
これ以外にクモハ53008のコダクロームからの1枚、クモハ32000のエクタクロームからの取り込みも、この方式で取り込んでいます。
ただ問題はネガです。まずES-1だけでは直ちにスリーブフィルムを取り込めないので、何らかのスリーブフィルムキャリアをかませなければなりません。やはりケンコー・トキナーからスリーブフィルムキャリアと取り込み用のレンズが一体化したセットが比較的安価で販売されており、こんなアイディア商品もあったか、と手を打ちましたが、口コミを見る限り、ちゃんとしたマクロレンズを使ったフィルム取り込みより画像クオリティが大分落ちるようです。
スライドデジコピア DSLR
http://www.kenko-tokina.co.jp/imaging/eq/camera-lens/conversion/4961607862513.html
スライドデジコピア DSLR 利用経験を書いたWeb
「鈴木写真変電所 フィルムスキャン&プリントのS」
http://www.filmscan-print-s.com/P32-KENDSLR_HIKAKU.html
この上のURLにある作例を見る限りかなり健闘しているようですが、おそらく相当悪戦苦闘・試行錯誤を重ねた結果のようです。
これはたぶん、レンズのクオリティが低いか、被写界深度が浅くかつ絞りの調整ができない (というのも推測です) ため、ピント調整が難航したり、部分ピンボケが続出するのではないかと推測します。やるならしっかりしたマクロレンズ+ES-1にスリーブフィルムキャリアをかませるか...
例えば
"Digitizing Color Negatives with a DSLR"
http://pmaniacs.tumblr.com/
http://pmaniacs.tumblr.com/filmhold
「ネガフィルムのデジタル化」 - まったり風景
http://blog.goo.ne.jp/49contests/e/ae22767f1df68a7624cdc212ab8e4ca7
http://blog.goo.ne.jp/49contests/e/252f1994a034365bc6edd2735b2bad43
http://blog.goo.ne.jp/49contests/e/1506c6c2df7e494aa66ea368eae1ff74
その上さらに、全部画像をすべて色彩・明暗反転して、さらにカラーバランスを色々調整して... とやり出さなければならないかと思うと気が重くなるばかり...
結局ネガフィルムの取り込みは、やはり昔買っておいた高精度フィルムスキャナーでやるしかないとの結論に至りました。
で、腹をくくってやってみると... 昔より遙かにスピーディで快適です。昔は16bitで取り込むとめちゃくちゃ時間がかかったので8bitでやっていたのですが、今だとそんなにひどく時間がかかるわけではありません。
写真事業を捨てたコニカミノルタのフィルムスキャナーが廃番になるのは仕方ありませんが、ニコンまで廃番にしてしまったのは、フィルムスキャナーがあまり売れなかったからでしょう。でも、高精度フィルムスキャナーが売れなかったのは当時はPCの性能が追いつかなかったので、みんな音を上げてしまったからなのではないでしょうか。Pentiumでは力不足で、最低限 Core i3程度のCPUが必要だったのです。
つまり高精度フィルムスキャナーの登場が早すぎたのです。
というわけで今こそ Made in Japan の高精度フィルムスキャナーよカム・バーック!!
ニコンさん、お願い!!
※追記
Pentaxの一眼レフ K-S1, K-S2, K-3 IIにはネガポジ反転機能があるようですね。
http://news.ricoh-imaging.co.jp/rim_info/2014/20140828_005752.html
http://news.ricoh-imaging.co.jp/rim_info/2015/20150210_006549.html
http://news.ricoh-imaging.co.jp/rim_info/2015/20150423_007348.html
これにマクロレンズ+ニコンのES-1 (52mmのフィルターがはまればOK) 、それに自作スリーブフィルムフォルダーを組み合わせて撮るというのが、今日版の現実的な高解像度フィルムスキャナーかなぁ... ?
2000万画素だし、K-S1なら最安値4万円切ってるし
おそらく、HD PENTAX-DA 35mmF2.8 Macroあたりと組み合わせ 49-52mm変換リングでES-1を取り付けるというあたりでしょうか。そうなると最低実質9万円程度で高解像度フィルムスキャナ (兼カメラ) が手に入るという計算か...
なんだか K-S2 あたり買ってしまいそうで怖い。Pentax、カメラはいいんだけどなぁ... レンズ資産を1からというのが....
因みにPentaxのK-S2,1の画素数を総画素数から推定して仮に3667×5500と想定すると、フィルム面は24mm×36mmだから、仮に画面いっぱいスライド等をコピーしたと仮定して、解像度は3880dpi (1インチ=25.4mm)。
NikonのD3200, 5500, 7200 (それから多分K-3IIも)の場合、大体4000×6000なので解像度は同じ想定で4233dpi。
概ね、NikonのCoolscan 5000ED (4000dpi) とほぼ同等の取り込み解像度、ということになります。これで退色処理モードが入れば完璧ですが。
※※再追記
最安値でデジタルスキャンするという「節目写真館」の広告がヒットしました。
http://fushime.com/
35mmスリーブフィルムを2400dpiで取り込むと1本480円、ハーフなら960円。マウントだと1枚100円なので、1本相当で3600円というあたりです。
確かにスリーブフィルム2400dpi 1本480円は安い。安いのはフィルムを一旦ベトナムに送ってそこで作業をやらせているからだそうです。その辺をどう考えるかですね。とはいえ、とりあえずNikonのES-1とネガ/ポジ反転機能のあるペンタックスのカメラを使えば、3800 ~ 4200dpi ぐらいの解像度で取り込めそうなので、このようなラボに出すよりは高解像度で取り込めるはず。それに「節目写真館」では保存ファイル形式に何の案内もないし、およそこだわる人向きのサービスではないことは確かです。
あとはカラーフィルムの退色処理をどう考えるかですよね。細かく追い込まなくても良いのでとりあえず簡単に退色処理をしてくれる、という機能は、なぜかソフトウェアベースではなく、スキャナ・ドライバーでしか実現していません。やっぱりハードを直接叩かないと上手く行かないのかなぁ。ソフトウェアを使って一括バッチ処理でやれちゃえばラボに出さなくても良いんですが...