本日18日、午後5時58分撮影の滝谷架橋部のライブカメラ画像です。激しい増水がみられます。午後7時45分現在、槍平小屋周辺は激しい雷雨となっており、雨は明日朝にかけて降り続く予報となっています。19日朝の入山は、おそらく不可能と思われます。沢の水量が十分に減るまでは、決して無理な入山、また、下山を行わないで下さい。
本日18日、午後5時58分撮影の滝谷架橋部のライブカメラ画像です。激しい増水がみられます。午後7時45分現在、槍平小屋周辺は激しい雷雨となっており、雨は明日朝にかけて降り続く予報となっています。19日朝の入山は、おそらく不可能と思われます。沢の水量が十分に減るまでは、決して無理な入山、また、下山を行わないで下さい。
※ 2016年シーズンの最終営業は、10月9日(日)夜のご宿泊までとなります。10日(月)のご宿泊は出来ません。
小屋宿泊予定の方は必ずご予約をお願いいたします(1名様より)。テント泊の方はご予約不要です。
槍平小屋ホームページ はこちらです。http://www.yaridairagoya.sakura.ne.jp/
午前10時58分撮影の滝谷架橋部ライブカメラの画像です。この時刻に近い時間帯に槍平小屋から下山しようとしたパーティーがいましたが、槍平直下の南沢がすでに渡渉不能となっており、引き返して来られました。
簡易気象計の計測ですので誤差は考慮しなければなりませんが、午前10時12分に164.6mm/hrの猛烈な雨を記録していました。
しかしながら、小屋関係者は24時間以上前からこの状況は予測していました。これは昨日17日の早朝から小屋玄関に掲示していた看板です。いつもなら、午後3時以降に槍平まで下山してきた方には言わない言葉ですが、ここでテント泊予定だという若い男性には「ヘッドランプを使うかもしれないけれど、今日中に白出沢まで越えておいたほうがいいです」と、アドバイスさせて頂きました。今日も夕方遅くに下山してきた方がいらっしゃいましたが、「増水していて危険ですよ!」の声がけを一旦無視して下山されたのち、やはり南沢の渡渉不能で引き返して来られました。24時間以上前から明らかな危険を、感じ取れる方とそうでない方がいらっしゃいます。これはあえて”有り難いことに”と申し上げますが、本日あらかじめご宿泊予約を頂いていたお客様からは、事前にすべてキャンセルのご連絡を頂きました。我々山小屋の人間が持っている危機意識を、一般の登山者の皆様にも共有して頂きたいと強く感じた一日です。
それでは本日の気象情報。
午前6時。
午後6時。
本日18日午前10時現在、槍平小屋の簡易気象計は50mm/hrを超える非常に激しい雨を観測しており、強い雨が降り続いています。午前9時58分撮影の滝谷架橋部のライブカメラ画像よりも、一気に増水が進んでいる可能性があります。絶対に無理な入山、沢の渡渉は行わないで下さい。
2016年09月18日 09時58分撮影。
本日18日午前7時現在、槍平小屋周辺は10mm/hr前後の雨が断続的に降っています。午前6時58分撮影の滝谷架橋部のライブカメラ画像では、まだ激しい増水はみられませんが、わずかながら増水は始まっており、今後の雨の降り方によっては槍平小屋~新穂高間の登山道上にある沢がさらに増水し、渡渉困難、あるいは渡渉不能となる可能性があります。入山前には槍平小屋ライブカメラ(滝谷架橋部)の画像を確認して頂き、顕著な増水がみられる場合は無理な入山は行わないで下さい。また、すでに山中で行動されている方で、新穂高方面への下山を予定している方も稜線から下り始める前に、必ずライブカメラ画像を確認し、場合によっては信州側への下山も検討して下さい。
特に下山の場合はライブカメラ画像の確認時と、実際に渡渉箇所へ到達する間に3~4時間のタイムラグが生じます。ライブカメラ確認時よりも水量が増している可能性もありますので、雨の降り方にも十分留意し、絶対に無理な渡渉は行わないで下さい。
2016年09月18日 06:58撮影