カクレマショウ

やっぴBLOG

ムズムズする言い方…「おあげします」。

2015-01-06 | ■その他

どうでもいいことなんだけど、どうも気になってしょうがない言い方。
「おあげする」。

チガウだろう、「差しあげる」だろう…と心の中で叫ぶおいら。「資料をおあげします」…。「資料を差しあげます」でしょ! 「資料を配付します」だっていいじゃない(-_-;) 

天ぷら揚げるわけじゃないんだし、「おあげする」って、なんか舌足らずで失礼な物言いに思えてしまうのは私だけなのでしょうか。

「あげる」という言葉は、もともと「やる」の謙譲語なので、本来は目下の人が目上の人に使うべき言葉です。たとえば、「ごはんを作ってあげる」、「家まで送ってあげる」など。もう少し丁寧に言いたければ、「差し上げる」を使っても構わない。なので、「ペットにえさをあげる」、「子どもにお乳をあげる」という言い方は、本来は間違いということになりますね。「ペットにえさをやる」、「子どもにお乳をやる」でいいのです。

しかし、この「あげる」が、最近では「丁寧語」として使われることが普通になってしまって、「ペットにえさをあげる」でも何ら違和感を覚えない人が多くなっています。その延長線上に、「おあげする」という言い方がある。つまり、「おあげする」は、「あげる」の謙譲語として使っていながら、さらに謙譲の意味合いを強めた「丁寧な」言い方と言えるのかも。

だけど、本人はへりくだって使っているつもりなのかもしれませんが、さすがに「ペットにえさをおあげする」とは言わないはずですよね。本来の目上の人に対する謙譲語としての用法に当てはめてみても、「ごはんを作っておあげする」とか「家まで送っておあげする」という言い方はどう考えてもヘンです! 「差しあげる」なら自然ですよね。

言葉の使い方は人それぞれだし、時代によって変化するものだから、一概に間違いとは言えないけれど、それにしてもね。

あー、書いてすっきりした!


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