カクレマショウ

やっぴBLOG

「じ・ん・け・んファシリテーター養成講座」始まる!

2005-10-23 | ■つながり・コミュニケーション
担当する「じ・ん・け・んファシリテーター養成講座」という講座が先週から始まりました。青森会場と八戸会場、2ヶ所で4回ずつ開催します。

第1回は、青森会場で生涯学習研究所SOUP代表で、岩手県立大学講師の山本克彦氏、八戸会場で宇都宮大学教授の廣瀬隆人氏を講師に、「ファシリテーターって何??」というテーマで開催しました。おふたりとも、ファシリテーション理論に長けているのはもちろん、ご自身、ファシリテーターとしての実績が豊富な方ですので、終始なごやかな笑いに包まれ、楽しい中にもいくつもの気づきがある講座でした。それぞれ、別の切り口ではありましたが、ファシリテーションの基本的な役割、ファシリテーターが陥りやすい点などにおいて、共通することがいくつもありました。

特に印象に残ったキーセンテンスを挙げておきます。

【山本さん】
・ファシリテーターはとにかく参加者から学ぶことが多い。
・ファシリテーターとしての資質は、「ポジション・パワー」(その人の立場が持つ力)ではなくて、「パーソナル・パワー」(その人の人格が持つ力)によるものである。

【廣瀬さん】
・ファシリテーターは「大人の学び」をよく理解することが大切。
・人権学習では、「ちがい」とか「多様性」を認めることが大切だと言われるが、現実には極めてむずかしい。むしろ、「同じもの」、「共通点」を見つけることこそ、「ちがい」を認め合うことにつながるのではないか。

今回の参加者の皆さんが、講座終了後に、「ファシリテーターっておもしろそう。もしかしたら自分にもできるかも…?」と感じていただくことが、担当者としての切なる願いです。

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2 コメント

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ここに書くべきコメントではないような気が・・・ (れごまま)
2005-10-23 23:52:57
こんばんは

ブログの内容から微妙にずれちゃうんですが。。。

『むしろ、「同じもの」、「共通点」を見つけることこそ、「ちがい」を認め合うことにつながるのではないか』という言葉に敏感に反応してしまいました。



幼児から障害児について質問を受けたとき、保護者としてどう返答するか?という疑問に答えを模索してきました。結論から言って、「まずは違いを感じた子供の思いを受け入れること」そこから、同じところ探しが始まる。決して「みんな同じという優しさの押し売りを強要してはいけない」

他人の「変」をひとつずつ確認していく中で自分もまた「変」だと気づいたとき、みんな「変」、つまりみんな「同じ」だと気づくのだと思っています。
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「ちがい」と「同じ」 (やっぴ)
2005-10-25 23:53:16
れごままさん



ちがいを感じるところから同じところさがしを始めるか、同じところからちがいを見つけていくか、どちらもありだと思います。



私はずっと前者だと思っていたのですが、今回、後者のような考え方もあるんだなーという「気づき」があったのでした。
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