石切・八起の口福ブログ

石切さんのちょい西で
  拵え設えやってます
   旬膳八起でございます

       

お待たせしました、たこシャン・ロゼ!

2013-04-24 19:05:51 | 食・レシピ

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3月の20日(春分の日)に

いつもお世話に成ってます

柏原の酒屋はんのお誘いで

柏原、カタシモワイナリ―に

初体験「デコルジュマン」の

お手伝いに・・・?えっ違ゃうなぁ

お邪魔しに行って来ましてん

「デコルジュマン」言うのは、

瓶内発酵してますシャンパンの

澱飛ばしの事で、今回はそれに

加えて今季初めての「ロゼ」を

拵えるそうで、ちぃっと気ぃ揉み

まんなぁ~わてに出来ますやろか?
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例年なら、「たこシャン」は普通

白のブリュット(辛口)なんでっけど

今年は「宝吉畑」で出けた葡萄を

使こて「ロゼ」を拵えようって趣旨

なんやそうで、カタシモの高齢化による

ぶどう畑の荒廃をストップせなあかんって

声に立ち上がった大阪の酒屋はんや

わてらみたいな食べもん屋はんの

熱き想いのプロジェクトでんねんDsc_1617

ここが今回「デコルジュマン」を

させてもらうワイナリーの作業場

3月言うたら、まだまだ冷えて寒む

おましたけど朝から昼過ぎまで

頑張らせてもらいまひよ

目標300本「いざ、始めまひょか」

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酒屋はんとカタシモでフレンチを

されてますシェフが澱飛ばしの

綿密な打ち合わせ中を横目に

澱取りした後に追い足す分量と

ロゼの赤色を醸す分量を覚えの

悪いおつむに叩き込んで、あぁ~

わて、変に緊張してましたけど

それはそれ若いメンバーに助けて

もろてだんだん調子付いて「あっ」

と言う間に目標の数に到達

無事済んで何よりでしたがな

「皆はん、おつかれさんでした」

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「たこシャン・ロゼ」のポスターも

格好よろしく出来まして・・・
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八起にもようやく今年初めての

1ケースが届きました、あの時の

やったらえぇなぁ~なんて事を

思いもって、只今好評発売中!

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洒落たグラスで大阪で生まれた

仰山の人たちの心のこもった

「たこシャン・ロゼ」どないですやろ

是非、是非味おうておくれやす

追伸~5月の半ばにはレギュラー

「たこシャン」もお飲みになれまっせぇ~


春の出前二本立て・・・二本目

2013-04-19 00:12:47 | 食・レシピ

先だっての春の出前の二本目は

毎年お預かりさせてもろてます

例の高級弁当箱・・・そうでんがな

八起フリークのお方なら良う御存じの

あの輪島塗の松花堂を使こての逸品

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いつもの様に黄色の化粧布に

つつまれてやって参りました

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布をほどくとジャーン、この光沢

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カメラの斜光を弾くほどの輝き

あぁ~またまた緊張の時間でんがな

まっそれはさて置いて、これ程の

器に盛らせてもらえる事に「感謝」

料理人冥利につきま・・・さぁ~

気ぃ入れて拵えていきまっせぇ~

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先ずは関西で言うところの「ぐじ」

あま鯛を若狭やきにしまひょ

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蒸したあわびは八起のおやじ

得意の酒焼きにしまひょか

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薩摩地鶏は鍬焼にこんがりと

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写真じゃ分かりにくいでっけど

帆立の貝柱と大阪千両なすび

生ハムととろけるチーズで重ねて

ミルフィューュ焼に何とも「ハイカラ」

でんなぁ~

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伝助あなごは塩・胡椒して芯に

アスパラとベーコンをくるっと巻いて

時間が経ってもえぇ様にフライにしましてん

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和えもんは、「蟹と菜の花のおひたし」

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湯葉はうす葛あんかけを施して

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ご飯はお客はんの経っての要望で

バラ寿司に瓢の摸装で型押ししまひょ

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焚きもんに「蓮根まんじゅう」上から

ふかひれと梅人参を鼈甲あんで仕立て

お多福豆は青煮にしまひょ

お造りに「まぐろの中トロ」「ひらめ」

「剣先いかの糸切り」「縞あじ」・・・

バラ寿司に錦糸たまごと木の芽

色紙のりをあしろうたら「ハイ!完成」

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ずらり並んだ輪島塗のお弁当の

出来上がり、得とご覧あれ!

日々淡々と料理を拵えてまっけど

えぇ塩梅の緊張とやった感満載の

一日でしたなぁ~朝も早よから

「良う、拵えはったお疲れはん」と

自分にねぎらいの言葉を贈りまひょ

八起のおやじのほんま長~い

春の出前・二本立てでした

ご予約頂いたお客はん、おおきに

ありがとうございました。

あぁ~春はよろしおまんなぁ


春の出前、二本立て!・・・一本目

2013-04-10 13:12:53 | 食・レシピ

4月になると、入学・入社・新学期と

フレッシュな催しが目白押しでんなぁ

そんな春の月曜日、八起にお祝いの

お料理のご予約、「おおきにです」

が、しかし・・・重なるもんですなぁ~

お祝い事と言うもんは、なんとその日に

午前と午後の二本立て。

先ずは朝のうちの一本目をこなしまひょ

早朝といえども、近頃は日の出も早よおます

AM,6:00に店に向けて、「いざ、出陣!」

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まずは、お米を研いでお釜のスイッチを

「ポン!」先に焚いておかな後でえらい目に

会いまんがな

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先にせなあかん仕事は多おます

「出汁巻卵」も両手が要りますよってに

巻いときまひょ、ここでワンポイント!

せっかくの出汁が流れ出るのを防ぐため

吉野葛を少~し入れたら止まるのと

玉子がふんわり仕上がりまっせ

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祝い事言うたら、「あわび」・・・

蒸したあわびを酒焼きにしまひょ

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貝類が続きまっけど、今が旬の

「天然ホタテの貝柱」をお醤油焼きに

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魚編に春、「さわら」の幽庵焼きも

こんがり焼き上がりましたでぇ~

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ぷりっ、ぷりっの富山湾内もんの

「ほたるいか」は桜煮にしまひょ

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「菜の花」は蟹の身とお浸しに

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先だってお伝えした裏の畑の収穫もん

「山椒の葉」を100%使こての

香りが抜群の「筍の木の芽あえ」

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おっとここで、祝いもんの代表と言えば

「車海老」に白胡麻をまぶしての「利久揚げ」

ごまを使こたお料理を和食じゃ「利休」って

言いまんねけど、休むは縁起がよろしおまへん

よってに「久しい」と書いて当て字にしまんねん

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「伝助あなご」に叩いた梅肉と紫蘇の葉を

巻いて梅香揚げに、時間が経っても

ええ様に今日は細かいパン粉を付けて

フライにしまひょ

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いっぺん焚いた「竹の子」とお多福豆を

天ぷらにしまひょ

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さぁ~時間もええ塩梅になってきました

よってに「お造り」も切りだしまひょ

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シュ~!ご飯もええタイミングで

上がりましたがな、自家製の「お雑魚」を

パラパラと振りかけてっと・・・

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あっ!という間に盛り付け完了

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朝の内の伺いを無事に終わりました

おおきに、ありがとうさんです。

さぁ~気ぃ抜くこと無く二本目の用意

午後からも拵えまっせぇ~

とりあえず朝の部はこれにて落着

午後の部は次回、ご覧くださいませ