シャドウピッチング

活字が好きじゃなかった私も、なぜか文章を書きたくなってきた。これも歳なのか。。。

「素敵な選TAXY」 バカリズムの脚本なかなか良いね

2014年11月09日 23時03分43秒 | 映画・ドラマ・本

ドラマネタは久しぶりです。フジテレビ系火曜22時。主演竹野内豊、脚本バカリズム、「素敵な選TAXY」。タイトルは三谷幸喜のパクリを感じるもので、タイムトラベラーと言う題材もよくあるパターンではありますが、なかなか良く出来ていて楽しめます。



なかでも竹野内くんの演技がよい。彼の声は、ホント渋いね~。活字で表現は出来ないですが、話すスピードも良い。それと、髪型とヒゲ。若い時は二枚目、かっこいい役が似合っていましたが、唐沢君のようにすっかり三枚目が似合う年になりましたね。それを見事にこなしています。味がある、ってやつですね。

 
たらればは勝負事ではよくあること。ドラマの中では、人生は選択の連続と言っています。確かに選択の連続かも知れないですけど、普段「あーあの時あーしていたら。。。」ってことはそうそうないです。特に50を過ぎると、選択を間違えた!なんてことをそうそうしていたらやばい。小さな失敗はたくさんありますけど。。。。

でも、過去にそういうことがないかというとそんなことはない。。。

 

高校時代。部活の最後の試合の最後の1球。打った瞬間のテニスコートと打ったボールの軌跡。忘れられないっすねえ。。。これをバチーンと打たないときっと後悔する!っと思って打っちゃったんですよね。。。もう少し確実に打っていたら、負けなかったかもしれない。。。。。とか。

 

大学時代気になっていた娘と朝二人でたまたま同じ電車で通学。その娘が「あー、グーニーズ見に行きたいなあ」(その頃、ディズニーの映画「グーニーズ」が公開中だった)と私に言っていたのに、自分は全く耳に入らず。 それから、、そうですね5,6年経ってからですかね。「待てよ!あの時のあの言葉は、映画に行きませんか?だったのか?!」と思ったのは。。。。あの時「なんなら一緒に見に行く?」と言っていたら自分の人生は大きく変わっていたのか?? 

 

なんてこともあります。。

 

最初に見たのは第2話。仲村トオルくん扮する地味なおっさんが、駆け落ちをしようとする若者を必死に助けようとするお話。結局若いふたりは駆け落ちをすることなく、親にちゃんと話をして理解されるのですが、仲村トオルが必死に頑張った未来は、過去を書き換えられてしまったことでなくなってしまいました。 なんとなく、面白くないというか、腑に落ちないという気持ちが残り、しばしすっきりせず。

でも、日常でも同じように選択によって起きてしまうことは変わること。うまくいっていたかもしれない、という事にこだわっても仕方ない。そういう事を改めて感じたストーリーでした。だからこそ、今の判断をきちんとしないと。

バカリズムの脚本。なかなか良いです。。。。視聴率も、まあそこそこのようですね。。

 

自分も、まあ、あの時映画に誘わなかったことで、今の生活があるわけで。。ありがたい、ありがたい。

(誘ったからといって、一緒に映画に行けたとは限りませんが。。。。。。。。。。でも、、、戻ってみたい気もあるんだよなああ。。。)