【J1:第28節 浦和 vs 大宮】試合終了後の各選手コメント(13.10.05)
10月5日(土) 2013 J1リーグ戦 第28節
浦和 4 - 0 大宮 (16:05/埼玉/47,790人)
得点者:11' 阿部勇樹(浦和)、72' 原口元気(浦和)、76' 興梠慎三(浦和)、83' 関口訓充(浦和)
●興梠慎三選手(浦和):
「今日は90分通して前から行こうとみんなで話していたし、湘南戦にしろ甲府戦にしろ、1点取って引いていたので、それは無くそうということで、それがいい具合ではまっていた。もちろん相手が一人少ないというのもあったと思うけど、今日みたいな試合をやっていけば勝利につながっていくんじゃないかなと思う。あとは2点目をもう少し早く取れていたらパーフェクトに近い内容の試合だったと思うし、そこだけは次の課題として。結果、こうして4-0で勝てたことは良かったと思う」
Q:ニール選手が退場になったシーンは興梠が裏に抜け出した形だったが?
「それは練習から監督に言われていたし、ニール選手は前には強いけど裏に弱いことは知っていた。なので、なるべく足元に入れるんじゃなくて裏を狙ってほしいと言っていたし、それが良い形で出た。退場はちょっとかわいそうなところはあったけど、でもこっちとしては助かった。(その前にも裏に抜けたシーンがあったが)あれを決めないといけないと思うし、個人としては課題が残った試合だった。でも負けなかったことは良かった。良い形でボールを奪ったら前に運んで行こうというのは今週の練習の時から言っていたし、シャドーと自分が結構フリーでもらえていたというのはあるけど、なるべく後ろに下げるんじゃなくて前に入れようということは意識していた。それはうまくできたんじゃないかなと思う」
Q:裏に抜ける動きが攻撃のスイッチのようになっていたが?
「サイドに流れてもそこで起点を作れれば押し上げもできる。今日は守備も凄く良かった。最初の方にちょっと危ない場面はあったけど、そこから切り替えて攻守に渡って良いゲームができたと思う」
Q:次はリーグ戦が空いてヤマザキナビスコカップで勝たなければいけないゲームだが?
「気持ち的には自分たちの方が強い状況にあると思う。向こうは引き分けでも良いという気持ちは少なからずあると思うので、ガンガン前に来るんじゃなくてちょっと引き気味で来そうな気がする。そういう意味では自分たちの方がイケイケになっているので、ホームでできるし、その試合も良い試合ができると思う」
Q:ダービーでゴールを決めたことは?
「5万人近いサポーターの前で決められたことは良かった。何より勝てたことが良かった」
Q:二桁得点になったが?
「最低でも二桁は取ってくれよというサポーターの声も多かったので、最低限はできたと思うけど、まだ6試合あるし、ここからが凄く大事な戦いになってくる。もちろん自分が点を取ることも大事だけど、チームのために頑張りたい」
Q:2年前のヤマザキナビスコカップの決勝で浦和と対戦した時の気持ちは?
「今は言えない(笑)。なかなか難しい。でも、今のレッズのメンツ、個の能力を考えると、何かしらひとつのタイトルは絶対に取らないといけないと思う。こんなに多くのサポーターがいる中でひとつのタイトルは取りたい」
Q:裏を狙うことは大宮対策だったと思うが、前から行くのは?
「甲府戦と湘南戦、特に湘南戦はそうだったけど、1点取ってそこから後半は相手陣地でプレーすることがなくて、ずっと押されっぱなしで、ラインも引いてなかなかセカンドボールも拾えない、全部向こうに奪われていた。だから引くのは止めようと。引いて守れないんだったら…絶対に失点するから、守れないんだから(笑)。そういう言いたいことをみんなで言いまくった。守れないし、守るようなチームでもない、攻撃的なチームなんだから、前から行こうよって。それがみんなに通じたかなと思う。
僕も若いし、槙野とかモリ(森脇)とかはそこまでないけど(笑)、若い選手が多い中で負け続けると『これで良いのかな』というマイナスな働きが出てしまう。勝つことでどんどんプラスに考えられるし、そういう意味でこの勝利によってナビスコカップと次の鹿島戦と良いイメージでできるんじゃないかと思う」
[ J1:第28節 浦和 vs 大宮 ]

1点差のまま試合は後半へと突入すると、72分の原口元気のゴールを皮切りに76分にも興梠慎三(写真)が追加点を決め大宮を突き放した。興梠はこれが今季10ゴール目となった。
ダービーで今季10点目のFW興梠「退場は可哀そうな部分もあった…」
13/10/5 19:32
[10.5 J1第28節 浦和4-0大宮 埼玉]

前へ、前へ。それが、大宮アルディージャとのダービーを戦う上での浦和レッズのキーワードだった。立ち上がりから、その姿勢は明確に出る。1トップのFW興梠慎三へ、ロングボールが何本も送られた。「ニールに関しても前には強いけど、裏には弱いから。なるべく足元ではなくて裏にボールを出してほしいという話は試合前からしていた」と、興梠は振り返る。
その狙いがはまり、前半8分にはGK北野貴之と1対1の局面を迎えた興梠だったが、この場面では相手GKに阻まれた。それでも、その1分後、再びニールの背後でボールを受けると、PA内でファウルを誘いPKを獲得。さらに、このプレーでニールが退場となり、浦和は数的優位を得た。
「退場になったのはちょっと……。可哀想な部分もあったけど、こっちとしては助かった部分もあった。良い内容で行けたから退場になったと思うし、その場面の前にも(北野と1対1になった)チャンスがあった。あれは決めないといけなかったし、個人としては課題が残ったゲームだったけど、負けなかったことは良かった」
先制後も1人多い浦和は圧倒的に大宮を押し込む。前への意識を高く保てたことが要因だと興梠は話す。「今日は90分を通して、前から行こうというのがみんなでできたし、湘南戦にせよ、甲府戦にせよ、1点取ってから引いてしまっていたので。それを失くそうと話していましたし、それが良い具合に今日はできたと思います。今日のような試合をやっていけば、勝利につながると思います。2点目を早く取れていれば、パーフェクトに近い内容だったと思う」と、興梠は続けた。
実際に、大宮を押し込みながら、浦和は後半27分にMF原口元気が追加点を挙げるまで、2点目を取れなかった。それでも、同31分には興梠にもさいたまダービー初ゴールが飛び出し、途中出場のMF関口訓充も続いた。この日の得点で今季の通算ゴールを10とした興梠は「『最低でも2ケタは取ってくれよ』というサポーターの声が多かったので、最低限はできたかなと思いますが、まだまだ6試合あるので。ここからがすごい大事な戦いになると思います。自分が点を取ることも大事ですが、チームのために頑張りたい」と、いつものようにフォア・ザ・チームの精神で戦うことを強調した。
(取材・文 河合拓)
【浦和】興梠先制演出&ダメ押し弾/J1

後半31分、浦和FW興梠はゴールを決めガッツポーズする(撮影・柴田隆二)
<J1:浦和4-0大宮>◇第28節◇5日◇埼玉
大宮に快勝し、リーグ戦では10年10月2日以来、3年ぶりにさいたまダービーに勝利した。
FW興梠慎三(27)が前半9分にペナルティーエリア内で倒されPK獲得し、先制点を演出。2-0の後半31分にはカウンターからDFとGKをかわし、落ち着いてゴールに流し込んだ。2得点に絡み、これでリーグ戦2桁の10得点。
興梠は「攻撃のチームなんだから前から行こうよ、と話をした。今日はよくできたと思う。サポーターもたくさん集まってくれたので、気持ちよくできました」と振り返った。
[2013年10月5日20時58分]
大勝に饒舌軽やかな浦和の興梠である。
退場して一人減った相手にゴールして喜ぶ姿が目に浮かぶ。
次節では直接対決となる。
興梠を抑えきり勝利を掴み取りたいところ。
ジャッジさえ問題がなければそれは叶うであろう。
対戦が楽しみである。
10月5日(土) 2013 J1リーグ戦 第28節
浦和 4 - 0 大宮 (16:05/埼玉/47,790人)
得点者:11' 阿部勇樹(浦和)、72' 原口元気(浦和)、76' 興梠慎三(浦和)、83' 関口訓充(浦和)
●興梠慎三選手(浦和):
「今日は90分通して前から行こうとみんなで話していたし、湘南戦にしろ甲府戦にしろ、1点取って引いていたので、それは無くそうということで、それがいい具合ではまっていた。もちろん相手が一人少ないというのもあったと思うけど、今日みたいな試合をやっていけば勝利につながっていくんじゃないかなと思う。あとは2点目をもう少し早く取れていたらパーフェクトに近い内容の試合だったと思うし、そこだけは次の課題として。結果、こうして4-0で勝てたことは良かったと思う」
Q:ニール選手が退場になったシーンは興梠が裏に抜け出した形だったが?
「それは練習から監督に言われていたし、ニール選手は前には強いけど裏に弱いことは知っていた。なので、なるべく足元に入れるんじゃなくて裏を狙ってほしいと言っていたし、それが良い形で出た。退場はちょっとかわいそうなところはあったけど、でもこっちとしては助かった。(その前にも裏に抜けたシーンがあったが)あれを決めないといけないと思うし、個人としては課題が残った試合だった。でも負けなかったことは良かった。良い形でボールを奪ったら前に運んで行こうというのは今週の練習の時から言っていたし、シャドーと自分が結構フリーでもらえていたというのはあるけど、なるべく後ろに下げるんじゃなくて前に入れようということは意識していた。それはうまくできたんじゃないかなと思う」
Q:裏に抜ける動きが攻撃のスイッチのようになっていたが?
「サイドに流れてもそこで起点を作れれば押し上げもできる。今日は守備も凄く良かった。最初の方にちょっと危ない場面はあったけど、そこから切り替えて攻守に渡って良いゲームができたと思う」
Q:次はリーグ戦が空いてヤマザキナビスコカップで勝たなければいけないゲームだが?
「気持ち的には自分たちの方が強い状況にあると思う。向こうは引き分けでも良いという気持ちは少なからずあると思うので、ガンガン前に来るんじゃなくてちょっと引き気味で来そうな気がする。そういう意味では自分たちの方がイケイケになっているので、ホームでできるし、その試合も良い試合ができると思う」
Q:ダービーでゴールを決めたことは?
「5万人近いサポーターの前で決められたことは良かった。何より勝てたことが良かった」
Q:二桁得点になったが?
「最低でも二桁は取ってくれよというサポーターの声も多かったので、最低限はできたと思うけど、まだ6試合あるし、ここからが凄く大事な戦いになってくる。もちろん自分が点を取ることも大事だけど、チームのために頑張りたい」
Q:2年前のヤマザキナビスコカップの決勝で浦和と対戦した時の気持ちは?
「今は言えない(笑)。なかなか難しい。でも、今のレッズのメンツ、個の能力を考えると、何かしらひとつのタイトルは絶対に取らないといけないと思う。こんなに多くのサポーターがいる中でひとつのタイトルは取りたい」
Q:裏を狙うことは大宮対策だったと思うが、前から行くのは?
「甲府戦と湘南戦、特に湘南戦はそうだったけど、1点取ってそこから後半は相手陣地でプレーすることがなくて、ずっと押されっぱなしで、ラインも引いてなかなかセカンドボールも拾えない、全部向こうに奪われていた。だから引くのは止めようと。引いて守れないんだったら…絶対に失点するから、守れないんだから(笑)。そういう言いたいことをみんなで言いまくった。守れないし、守るようなチームでもない、攻撃的なチームなんだから、前から行こうよって。それがみんなに通じたかなと思う。
僕も若いし、槙野とかモリ(森脇)とかはそこまでないけど(笑)、若い選手が多い中で負け続けると『これで良いのかな』というマイナスな働きが出てしまう。勝つことでどんどんプラスに考えられるし、そういう意味でこの勝利によってナビスコカップと次の鹿島戦と良いイメージでできるんじゃないかと思う」
[ J1:第28節 浦和 vs 大宮 ]

1点差のまま試合は後半へと突入すると、72分の原口元気のゴールを皮切りに76分にも興梠慎三(写真)が追加点を決め大宮を突き放した。興梠はこれが今季10ゴール目となった。
ダービーで今季10点目のFW興梠「退場は可哀そうな部分もあった…」
13/10/5 19:32
[10.5 J1第28節 浦和4-0大宮 埼玉]

前へ、前へ。それが、大宮アルディージャとのダービーを戦う上での浦和レッズのキーワードだった。立ち上がりから、その姿勢は明確に出る。1トップのFW興梠慎三へ、ロングボールが何本も送られた。「ニールに関しても前には強いけど、裏には弱いから。なるべく足元ではなくて裏にボールを出してほしいという話は試合前からしていた」と、興梠は振り返る。
その狙いがはまり、前半8分にはGK北野貴之と1対1の局面を迎えた興梠だったが、この場面では相手GKに阻まれた。それでも、その1分後、再びニールの背後でボールを受けると、PA内でファウルを誘いPKを獲得。さらに、このプレーでニールが退場となり、浦和は数的優位を得た。
「退場になったのはちょっと……。可哀想な部分もあったけど、こっちとしては助かった部分もあった。良い内容で行けたから退場になったと思うし、その場面の前にも(北野と1対1になった)チャンスがあった。あれは決めないといけなかったし、個人としては課題が残ったゲームだったけど、負けなかったことは良かった」
先制後も1人多い浦和は圧倒的に大宮を押し込む。前への意識を高く保てたことが要因だと興梠は話す。「今日は90分を通して、前から行こうというのがみんなでできたし、湘南戦にせよ、甲府戦にせよ、1点取ってから引いてしまっていたので。それを失くそうと話していましたし、それが良い具合に今日はできたと思います。今日のような試合をやっていけば、勝利につながると思います。2点目を早く取れていれば、パーフェクトに近い内容だったと思う」と、興梠は続けた。
実際に、大宮を押し込みながら、浦和は後半27分にMF原口元気が追加点を挙げるまで、2点目を取れなかった。それでも、同31分には興梠にもさいたまダービー初ゴールが飛び出し、途中出場のMF関口訓充も続いた。この日の得点で今季の通算ゴールを10とした興梠は「『最低でも2ケタは取ってくれよ』というサポーターの声が多かったので、最低限はできたかなと思いますが、まだまだ6試合あるので。ここからがすごい大事な戦いになると思います。自分が点を取ることも大事ですが、チームのために頑張りたい」と、いつものようにフォア・ザ・チームの精神で戦うことを強調した。
(取材・文 河合拓)
【浦和】興梠先制演出&ダメ押し弾/J1

後半31分、浦和FW興梠はゴールを決めガッツポーズする(撮影・柴田隆二)
<J1:浦和4-0大宮>◇第28節◇5日◇埼玉
大宮に快勝し、リーグ戦では10年10月2日以来、3年ぶりにさいたまダービーに勝利した。
FW興梠慎三(27)が前半9分にペナルティーエリア内で倒されPK獲得し、先制点を演出。2-0の後半31分にはカウンターからDFとGKをかわし、落ち着いてゴールに流し込んだ。2得点に絡み、これでリーグ戦2桁の10得点。
興梠は「攻撃のチームなんだから前から行こうよ、と話をした。今日はよくできたと思う。サポーターもたくさん集まってくれたので、気持ちよくできました」と振り返った。
[2013年10月5日20時58分]
大勝に饒舌軽やかな浦和の興梠である。
退場して一人減った相手にゴールして喜ぶ姿が目に浮かぶ。
次節では直接対決となる。
興梠を抑えきり勝利を掴み取りたいところ。
ジャッジさえ問題がなければそれは叶うであろう。
対戦が楽しみである。
確かにここが1番の問題かもしれませんね…
湘南は勝っていたのにその退場が響いて浦和に点をとられ引き分けとなった。
試合をじっくり見てた訳じゃないから、それぞれの退場が正しいジャッジなのかは不明だけど、今節の試合後の興梠の「退場はラッキーな部分」「退場はかわいそうな部分」という各誌のコメントを見ると、あの時みたいな不可解なジャッジだったのかなぁと思ってしまった。
再来週は、一度ジャッジの件で今年揉めているチームの試合なので是非とも公平な立場でジャッジできる審判団に試合を任せたい。と切に願います。
浦和にはどちらのゴール近くでも転べばファウルをもらえるアドバンテージがある。
浦和戦、とくに埼玉にはJリーグのレフリングの恥部を凝縮されていると言ってもいい。
そんな追い風を受けている浦和をクリーンに撃破するのが快感。
前回対戦の究極浦和寄りの判定を帳消しにする鹿島寄りの判定など望まない。
せめてゴール前だけでもフェアな笛を吹いて欲しい。
浦和と広島を撃破し、優勝争いの主役になりましょう。
サポ集合!