【J1:第24節 鹿島 vs 神戸】レポート:強烈なインパクトから急角度で落ちる圧巻の決勝ゴール。大迫の一撃で鹿島が連敗を止める!(12.09.02)
9月1日(土) 2012 J1リーグ戦 第24節
鹿島 1 - 0 神戸 (19:04/カシマ/13,798人)
得点者:23' 大迫勇也(鹿島)
なんの前触れもなく予想もしなかった出来事が起きたとき、人は驚嘆の声をあげる。大迫のゴールはまさにそうした類のものだった。小笠原のパスを受けてスッとゴールを見たストライカーは、まだ長い距離を残していたにも関わらず迷うことなく右足を振り抜く。弾くように飛んでいったボールは、ゴールキーパーの手前で鋭く落ちる無回転シュート。反応しようとした徳重健太の手を弾きゴールに突き刺さる圧巻のシュートだった。
「打った瞬間、入った感じでした」
前日には、「そろそろ点を取りますよ」と言っていただけに公約どおりのゴールとなった。
ただ、この得点が唐突な印象を与えたのは、自分たちの思惑通りに試合を進めていたのが神戸の方だったからだろう。得点が入る直前、高い位置からのプレスに苦しめられた鹿島は、曽ヶ端準や岩政大樹がクリアボールを蹴らされており、そのキックがラインを割る場面が連続すると鹿島のゴール裏に詰めかけていたサポーターが騒然とするほど、攻撃の流れがつくれていなかった。それだけに、この1点が与えた影響は両チームにとって大きかった。
守備は機能したが、攻撃が今一つだった神戸は、後半の頭から大久保嘉人を投入して逆転を狙う。無用なロングボールの少なくなりポゼッションの意識も高まったことと、1-0で鹿島がリードしていることも影響し、どちらかというと神戸が攻めて鹿島がカウンターを狙う図式になった。
ただ、お互いに散発でチャンスをつくりながらも、最後の場面でDF陣が奮起してゴールを割らせない。神戸はカウンターからピンチを招いたが北本久仁衛と徳重健太が粘り強くゴールを守る。鹿島もこの日リーグ戦では初先発だった本田拓也がバイタルエリアで存在感を発揮し、何度となく相手のボールを奪い取って見せた。
終盤には神戸が連続してチャンスを得るも、3対2の数的有利な状況は本田が田代有三にヘディングシュートを許さず、ラストの吉田孝行のループシュートはゴールをわずかに越えていき、虎の子の1点を守った鹿島が1-0で逃げ切るのだった。
試合後、笑顔を見せたのは本田拓也。
「鹿島に入って1年半、なにもやってきてなかったので初めて役に立てた」
そう言って勝利に貢献できたことを喜んだ。
ただし、試合内容としては決して褒められないものだったことも忘れてはならない。試合後、さながら同窓会のようになったミックスゾーンでは、野沢や田代から鹿島のパフォーマンスを心配する声が聞かれた。
ただし、それは神戸にとっても同じ。上位進出を目論み大型補強に踏み切った経緯がある。残り試合数は8。まだまだシーズンは終わっていない。
以上
2012.09.02 Reported by 田中滋
大迫のゴールを唐突の出来事と記す田中氏のレポートである。
確かにあの時間帯まで決定的チャンスは少なく、ゴールが生まれる予兆はなかった。
しかしながら、大迫ほどのタレントは、ほんの少しのチャンスを得点に結びつけてしまうということを、我らは忘れておった。
やはり、本格派ストラーカーはモノが違う。
大迫と共に戦える幸せを噛みしめたい。
また、ミニ情報として、試合後に田代や野沢が鹿島のパフォーマンスを心配しておったとのこと。
彼等が、思い描き、共に歴史を築いた鹿島は過去のものである。
指揮官も選手も変わり、新しい時代を作ろうとしておるところと言って良かろう。
そして、不安定な試合結果は、様々な要素が絡んでおる。
その一つにジャッジがあろう。
この試合でも、ドゥトラの抜け出しを止めた悪質なファールに一発レッドを出さなかったり、大伍への悪意のある肘打ちを見逃すなど、レフェリングに疑問を持たざるを得ないところが散見された。
今季はこのように素人目にもわかる偏ったジャッジがあり、鹿島が一方的に不利益を被っておる。
誤審を含めてサッカーという球技ではあるが、ここまで偏ったジャッジが続くと、“見えざる力”の存在を感じさせられてしまう。
そのような思いをせずに、鹿島を純粋に応援できる日が来ることを心の底から望んでおる。
9月1日(土) 2012 J1リーグ戦 第24節
鹿島 1 - 0 神戸 (19:04/カシマ/13,798人)
得点者:23' 大迫勇也(鹿島)
なんの前触れもなく予想もしなかった出来事が起きたとき、人は驚嘆の声をあげる。大迫のゴールはまさにそうした類のものだった。小笠原のパスを受けてスッとゴールを見たストライカーは、まだ長い距離を残していたにも関わらず迷うことなく右足を振り抜く。弾くように飛んでいったボールは、ゴールキーパーの手前で鋭く落ちる無回転シュート。反応しようとした徳重健太の手を弾きゴールに突き刺さる圧巻のシュートだった。
「打った瞬間、入った感じでした」
前日には、「そろそろ点を取りますよ」と言っていただけに公約どおりのゴールとなった。
ただ、この得点が唐突な印象を与えたのは、自分たちの思惑通りに試合を進めていたのが神戸の方だったからだろう。得点が入る直前、高い位置からのプレスに苦しめられた鹿島は、曽ヶ端準や岩政大樹がクリアボールを蹴らされており、そのキックがラインを割る場面が連続すると鹿島のゴール裏に詰めかけていたサポーターが騒然とするほど、攻撃の流れがつくれていなかった。それだけに、この1点が与えた影響は両チームにとって大きかった。
守備は機能したが、攻撃が今一つだった神戸は、後半の頭から大久保嘉人を投入して逆転を狙う。無用なロングボールの少なくなりポゼッションの意識も高まったことと、1-0で鹿島がリードしていることも影響し、どちらかというと神戸が攻めて鹿島がカウンターを狙う図式になった。
ただ、お互いに散発でチャンスをつくりながらも、最後の場面でDF陣が奮起してゴールを割らせない。神戸はカウンターからピンチを招いたが北本久仁衛と徳重健太が粘り強くゴールを守る。鹿島もこの日リーグ戦では初先発だった本田拓也がバイタルエリアで存在感を発揮し、何度となく相手のボールを奪い取って見せた。
終盤には神戸が連続してチャンスを得るも、3対2の数的有利な状況は本田が田代有三にヘディングシュートを許さず、ラストの吉田孝行のループシュートはゴールをわずかに越えていき、虎の子の1点を守った鹿島が1-0で逃げ切るのだった。
試合後、笑顔を見せたのは本田拓也。
「鹿島に入って1年半、なにもやってきてなかったので初めて役に立てた」
そう言って勝利に貢献できたことを喜んだ。
ただし、試合内容としては決して褒められないものだったことも忘れてはならない。試合後、さながら同窓会のようになったミックスゾーンでは、野沢や田代から鹿島のパフォーマンスを心配する声が聞かれた。
ただし、それは神戸にとっても同じ。上位進出を目論み大型補強に踏み切った経緯がある。残り試合数は8。まだまだシーズンは終わっていない。
以上
2012.09.02 Reported by 田中滋
大迫のゴールを唐突の出来事と記す田中氏のレポートである。
確かにあの時間帯まで決定的チャンスは少なく、ゴールが生まれる予兆はなかった。
しかしながら、大迫ほどのタレントは、ほんの少しのチャンスを得点に結びつけてしまうということを、我らは忘れておった。
やはり、本格派ストラーカーはモノが違う。
大迫と共に戦える幸せを噛みしめたい。
また、ミニ情報として、試合後に田代や野沢が鹿島のパフォーマンスを心配しておったとのこと。
彼等が、思い描き、共に歴史を築いた鹿島は過去のものである。
指揮官も選手も変わり、新しい時代を作ろうとしておるところと言って良かろう。
そして、不安定な試合結果は、様々な要素が絡んでおる。
その一つにジャッジがあろう。
この試合でも、ドゥトラの抜け出しを止めた悪質なファールに一発レッドを出さなかったり、大伍への悪意のある肘打ちを見逃すなど、レフェリングに疑問を持たざるを得ないところが散見された。
今季はこのように素人目にもわかる偏ったジャッジがあり、鹿島が一方的に不利益を被っておる。
誤審を含めてサッカーという球技ではあるが、ここまで偏ったジャッジが続くと、“見えざる力”の存在を感じさせられてしまう。
そのような思いをせずに、鹿島を純粋に応援できる日が来ることを心の底から望んでおる。
カウンター狙いはヒゲ君の高いボール奪取能力が機能しているということ。
昨日の試合、慎三がめずらしくPA外からシュート、しかもカーブをかけてましたね。
慎三も新化です。
サポーター全員、いや、スタジアム全体が爽感に包まれたような見事なシュートでした。
沢山苦しみ悩み抜いたサコからのプレゼントですね。
しかし、野沢や田代自身が居たころよりもチームとして攻守の連携は悪くなっていると感じます。
今は、選手たちが話し合い 攻守に於いてオリベイラ時代の良い時のチーム状態を模索しているのだと感じます。
本田が良く見えてしまう(いいと思ってます)のは、今まで厳しくいかない中盤をみてきたから。まだまだ、模索中でしょうか?
チーム浮上の鍵は大迫にあり!去年の5連勝も大迫の覚醒があったから。増田の躍進もありましたが。大迫には期待しています。得点王になれる選手ですから。頑張れ大迫!
チャントも出来たし、大迫が決めると盛り上がりますね!
それにしてもレフリーは最悪でした。
ドゥトラを止めた完全に後ろからのファールがイエローとは・・・。
伊野波は代表だったら期待プレーじゃなく、魅せるプレーで目立ってくれ!
何だか審判が酷過ぎて現地に行くモチベーションが下がりますね。
結果だけ見てジョルジを批判する人もいますが、良くなりかけた流れをいつも誤審で帳消しにされてしまいます。
ホーム浦和戦がその最たるものでしたね。
その木村主審が何のお咎めも無く、浦和戦をまた裁いている。
これは異常ですよ。
このままで良いんでしょうかね。