『羅生門』

2010-05-24 21:56:41 | Weblog
 ネットを見ていたら青空文庫というサイトにつながり、『羅生門』全文をパソコンの画面で読むことができた。
 初めて本文を読んだのは学生の時。雨の夜人気のない大きな門とか下人の右頬のにきびとか髪の毛を抜く婆とか印象的だったけど、全文読み直してみるとずいぶん記憶が抜け落ちていることが感慨深い。それと、今の状況(年齢も含めて)を加味することで感じられるポイントが大きくかわっているのだろう。
 この時代の文学の日本語にぞくぞくするくらい感動したり(笑)。ほんと、近現代文学を読んでいると漢字と日本語の勉強になります。
 私も雨宿りして意を決して立ち上がったのかな(あれは大門だけど)。生き抜く強さを得るのは、時々しんどいけどね。。。