こんにちは、千里です。
さて、私のブログを読んでいただいてい皆様には、
ぜひ読んでいただきたい本があります。
それが、2001年にノーベル経済学賞を受賞した
コロンビア大学のジョセフ・E・スティグリッツ教授の
最新刊「世界の99%を貧困にする経済」です。
なぜならば、現状の政府が実行している施策は、
ゲームのルールを都合よく変えて、下層者から富を奪う
方法ではないのか?と推測できるからです。
アメリカでは、すでにこの方法をずっと続けており、
このために、たった1%の富者をつくりだす世界に
なってしまいました。
政府の立場を利用して、自分たちに都合の良い
ルールをつくりあげ、公共セクターから大きな贈り物を
搾り取るのです。
経済学者は、このような活動を「レイトシーキング」と
呼んでおり、自分たちの努力とは関係なく生み出される
富に対して、大きな分け前にあずかろうとする活動のこと、
と定義しています。
さて、まさか日本でもそのような活動をしていないだろうと
思われる方が多いと思いますが、実はそうではありません。
前回、JALの再上場の問題を取り上げましたが、これなども、
なぜ8社の企業だけが、第三者割り当てにより、上場の利益に
あずかれるのでしょうか?不思議だと思いませんか?
国民に対して、説明はされましたか?
現在、JALは、政府の管理下にありますので、まさに政府が
意図的につくりあげていたといえるのではないでしょうか?
そうでなければ、説明ができますよね。
そして、スティグリッツ教授は、金持ちになる方法は
2つあると指摘しています。
ひとつは、富を自ら創出する方法です。そして、もうひとつは、
他人の富を奪う方法ということです。
前者の方法は、自らのアイデアをつくり、新規マーケット
を開拓し、時間をかけて富を得る正当な方法です。
しかし、後者の方法は、規制に関する制度設計を通じて、
不透明な中で利益を誘導していく方法ということで、
短時間で大量に富を得やすい方法といえるでしょう。
書籍の中で、後者の方法は、例えば、アメリカの19世紀の
鉄道王たちは、線路の両側の広大な土地を、政府から無償で
払い下げてもらい、転売することで既存の富の移動によって
形成されたと言われています。
そして、日本でも政府の規制によって、下層からの富の移動は
されていると言えます。
例えば、2012年10月から実施される
地球温暖化対策税は知っていますか?
また、2013年1月からはじまる復興増税は
知っていますか?
さらに、2014年になると、今議論している
消費増税8%がはじまりますね。
それでは、「地球温暖化対策税」を見てみましょう。
政府によると、
==============================
地球温暖化の防止は人類共通の課題であり、あらゆる人に利益を
もたらすものです。従って、そのための負担は、エネルギーを利用
する方全体で幅広く公平に担っていくべきと考えています。
こうした「受益と負担」の関係に着目し、温室効果ガスの9割を
占めるエネルギー起源CO2の原因をもたらす全化石燃料に対し、
「広く薄く」公平にCO2排出量に応じた課税を行うこととしました。
==============================
としています。
そして一般家庭で考えてみると年間1200円の負担と言われて
いますが、政府の税収で考えると、約400億以上の収入となります。
そして、この使い道ですが、
「エネルギー起源のCO2削減対策に効果のある、産業・民生・運輸と
いった広範な分野への対策に活用します」と言っています。
つまり、最初から消費目的を特定していないので、
理由づけ次第で、何でもありということですね。
この一番の問題点は、「CO2排出量に応じた課税を行う」
としていることです。
なぜならば、地球温暖化の原因は、CO2であるということの
特定はできないからです。
私のブログでも過去に紹介しましたが、温暖化の原因の
一番に上げられるのがCO2ではありません。
これは、日本の科学者では常識化しており、
世界的にみても、二酸化炭素犯人説は、すでに破綻しています。
★「地球温暖化」CO2犯人説は、もはやインチキの猿芝居ですね!
http://blog.goo.ne.jp/yamato528/e/f43bad7b996833d82ce115f9d07704cf
アル・ゴアなどが映画「不都合な真実」の中で
ここ近年の地球温度上昇のグラフを取り上げ、叫んで
いましたが、これも上昇する年度だけを切り取って見せて
いますので、近年の異常な上昇ではないのです。
ということは、このたびの「地球温暖化対策税」の目的
そのものが眉唾ものとして見なくてはいけません。
まさに、下層から税金を搾り取るためのトンデモ理論と
いうことです。また、消費税増税にしても、そうですよね。
消費税を上げると、過去5%に引き上げた実績で、
全体の税収が減ることがすでにわかっています。
そして、破綻すると言っていながら、海外に対しては、
異常な資金コミットを提供しています。
(昨日のブログから)
☆海外への資金譲渡のコミットは、驚くべき額に
http://blog.goo.ne.jp/yamato528/e/9dc9b8b320f80a4824e43b9af81d2b7a
ということは、これも都合の良い
「レイトシーキング」と言えるかも知れません。
さて、いかがでしょうか?
日本だけは公平と思っていたあなた?
実は、日本も不平等な社会がまかり通る
ペテン政治をしていると思いませんか。
そう、原発再稼働問題やオスプレイ配備問題で、すでに
国民は“おかしい”と気づいていますよね。
あなたは、どう考えますか?
それではまた。
========
編集後記
========
そうそう、本日スタートしたロンドンオリンピック
感動しましたね。特にMr.ビーンが最高でした!
☆ロンドン五輪が開幕!
☆Mr.ビーン 大活躍!
さて、私のブログを読んでいただいてい皆様には、
ぜひ読んでいただきたい本があります。
それが、2001年にノーベル経済学賞を受賞した
コロンビア大学のジョセフ・E・スティグリッツ教授の
最新刊「世界の99%を貧困にする経済」です。
なぜならば、現状の政府が実行している施策は、
ゲームのルールを都合よく変えて、下層者から富を奪う
方法ではないのか?と推測できるからです。
アメリカでは、すでにこの方法をずっと続けており、
このために、たった1%の富者をつくりだす世界に
なってしまいました。
政府の立場を利用して、自分たちに都合の良い
ルールをつくりあげ、公共セクターから大きな贈り物を
搾り取るのです。
経済学者は、このような活動を「レイトシーキング」と
呼んでおり、自分たちの努力とは関係なく生み出される
富に対して、大きな分け前にあずかろうとする活動のこと、
と定義しています。
さて、まさか日本でもそのような活動をしていないだろうと
思われる方が多いと思いますが、実はそうではありません。
前回、JALの再上場の問題を取り上げましたが、これなども、
なぜ8社の企業だけが、第三者割り当てにより、上場の利益に
あずかれるのでしょうか?不思議だと思いませんか?
国民に対して、説明はされましたか?
現在、JALは、政府の管理下にありますので、まさに政府が
意図的につくりあげていたといえるのではないでしょうか?
そうでなければ、説明ができますよね。
そして、スティグリッツ教授は、金持ちになる方法は
2つあると指摘しています。
ひとつは、富を自ら創出する方法です。そして、もうひとつは、
他人の富を奪う方法ということです。
前者の方法は、自らのアイデアをつくり、新規マーケット
を開拓し、時間をかけて富を得る正当な方法です。
しかし、後者の方法は、規制に関する制度設計を通じて、
不透明な中で利益を誘導していく方法ということで、
短時間で大量に富を得やすい方法といえるでしょう。
書籍の中で、後者の方法は、例えば、アメリカの19世紀の
鉄道王たちは、線路の両側の広大な土地を、政府から無償で
払い下げてもらい、転売することで既存の富の移動によって
形成されたと言われています。
そして、日本でも政府の規制によって、下層からの富の移動は
されていると言えます。
例えば、2012年10月から実施される
地球温暖化対策税は知っていますか?
また、2013年1月からはじまる復興増税は
知っていますか?
さらに、2014年になると、今議論している
消費増税8%がはじまりますね。
それでは、「地球温暖化対策税」を見てみましょう。
政府によると、
==============================
地球温暖化の防止は人類共通の課題であり、あらゆる人に利益を
もたらすものです。従って、そのための負担は、エネルギーを利用
する方全体で幅広く公平に担っていくべきと考えています。
こうした「受益と負担」の関係に着目し、温室効果ガスの9割を
占めるエネルギー起源CO2の原因をもたらす全化石燃料に対し、
「広く薄く」公平にCO2排出量に応じた課税を行うこととしました。
==============================
としています。
そして一般家庭で考えてみると年間1200円の負担と言われて
いますが、政府の税収で考えると、約400億以上の収入となります。
そして、この使い道ですが、
「エネルギー起源のCO2削減対策に効果のある、産業・民生・運輸と
いった広範な分野への対策に活用します」と言っています。
つまり、最初から消費目的を特定していないので、
理由づけ次第で、何でもありということですね。
この一番の問題点は、「CO2排出量に応じた課税を行う」
としていることです。
なぜならば、地球温暖化の原因は、CO2であるということの
特定はできないからです。
私のブログでも過去に紹介しましたが、温暖化の原因の
一番に上げられるのがCO2ではありません。
これは、日本の科学者では常識化しており、
世界的にみても、二酸化炭素犯人説は、すでに破綻しています。
★「地球温暖化」CO2犯人説は、もはやインチキの猿芝居ですね!
http://blog.goo.ne.jp/yamato528/e/f43bad7b996833d82ce115f9d07704cf
アル・ゴアなどが映画「不都合な真実」の中で
ここ近年の地球温度上昇のグラフを取り上げ、叫んで
いましたが、これも上昇する年度だけを切り取って見せて
いますので、近年の異常な上昇ではないのです。
ということは、このたびの「地球温暖化対策税」の目的
そのものが眉唾ものとして見なくてはいけません。
まさに、下層から税金を搾り取るためのトンデモ理論と
いうことです。また、消費税増税にしても、そうですよね。
消費税を上げると、過去5%に引き上げた実績で、
全体の税収が減ることがすでにわかっています。
そして、破綻すると言っていながら、海外に対しては、
異常な資金コミットを提供しています。
(昨日のブログから)
☆海外への資金譲渡のコミットは、驚くべき額に
http://blog.goo.ne.jp/yamato528/e/9dc9b8b320f80a4824e43b9af81d2b7a
ということは、これも都合の良い
「レイトシーキング」と言えるかも知れません。
さて、いかがでしょうか?
日本だけは公平と思っていたあなた?
実は、日本も不平等な社会がまかり通る
ペテン政治をしていると思いませんか。
そう、原発再稼働問題やオスプレイ配備問題で、すでに
国民は“おかしい”と気づいていますよね。
あなたは、どう考えますか?
それではまた。
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編集後記
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そうそう、本日スタートしたロンドンオリンピック
感動しましたね。特にMr.ビーンが最高でした!
☆ロンドン五輪が開幕!
☆Mr.ビーン 大活躍!
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