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政治の季節【稗史(はいし)倭人伝】

稗史とは通俗的な歴史書等をいいます。
現在進行形の歴史を低い視点から見つめます。

麻生・オバマ会談を実現させてはならない

2009-01-22 08:07:42 | 麻生太郎

麻生をオバマに会わせてはいけない。

日米首脳会談:新大統領と「3月中に」 政府が本格調整へ (毎日jp 1/21)

オバマ米政権の発足を受け、日本政府は早期の日米首脳会談実現に向けて本格的な調整に入る。麻生太郎首相は、4月2日にロンドンで開かれる第2回金融サミット(G20)前の3月中には会談し、金融危機対策での連携を確認したい意向だ。地球温暖化問題や軍縮で共同歩調をとるなど、ブッシュ政権時代と異なる新たな日米関係の構築を目指す。


地球温暖化問題や軍縮で共同歩調をとる?
地球温暖化問題も軍縮もオバマが主張していること。
それに合わせて付いていくというだけのことで、政府のアメリカに対する姿勢はなんら変わらない。
何はともあれ、アメリカについていく。
そのこと自体にも異議があるが、それをさして新しい日米関係とは。
(マスコミは麻生や自民党を甘やかすな 1/14)

イラク戦争やアフガニスタンでのテロとの戦いを展開したブッシュ政権時代、日本はインド洋での補給活動などで米国を側面から支援した。オバマ大統領が力を入れるアフガン問題では、日本として政府開発援助(ODA)や文民派遣を柱とした貢献策を早期に示す方針だ。一方でオバマ大統領の選挙中や選挙後の発言を踏まえ、地球温暖化や核を含む軍縮、アフリカなどの開発問題で連携を強めていきたい考えだ。

オバマ大統領の選挙中や選挙後の発言を踏まえ、地球温暖化や核を含む軍縮、アフリカなどの開発問題で連携を強める?
いち早くご主人さまの意のあるところを探り、御用を承ろうと駆けつけるということ。
しかし、オバマは忙しい。
人気もある。
選挙の洗礼も受けていない、いつまでもつかわからない麻生をまともに相手にしてはいられない。
麻生がオバマに会って貰うためには、並大抵のお土産ではすむまい。
それが日本の国民のためになる、というならまだしも、麻生の動機は、外交で点数を稼ぐ、という一点にある。
オバマは経済対策にいくらお金があっても足りない状態。
そこに鴨がネギをしょって飛び込んでいくようなもの。
とにかくオバマと会談さえできれば、支持率も一挙に50%を越えてくるはずだと麻生は勝手な計算をしている。
オバマ・麻生会談でマスコミや国民の熱狂を煽っておいて解散か?

一年間選挙戦を戦い抜いた大統領と選挙から逃げ続ける麻生。

たった一度の選挙で4人の総理大臣を使い回している自民党。
とてもじゃないが、現内閣に正統性を認めることはできない。
先日も参院の予算委員会の審議中、この正統性を問われて、
「日本は大統領制とはちがって議会制民主主義だから」と無知をさらけ出している。
その後で、”議院内閣制”とも言っているが、前の言葉を訂正もしないところをみると、麻生は”議会制民主主義”と”議院内閣制”の区別がついていないのはたしかである。
以前にも同じことをいっているから、染みついているのだろう。

支持率80%の大統領と10%台の麻生。
”正統性の瑕疵”と”超低支持率”
強弱の差が大きすぎる。

オバマとの会談は今後の日米関係の出発点になるかもしれない。
だからこそ、麻生にやらせてはいけない。

オバマとの会談は政権浮揚・選挙対策の超目玉になる。
これから政府・自民党は必死で麻生をオバマに会わせようとするだろう。
金に糸目はつけないし、どんな条件でも呑むだろう。

今、麻生をアメリカに行かせることは、この国の利益を損なうだけである。
どうしてもオバマに会いたければ、選挙で勝ってから行け!





暫定税率廃止!天下り禁止!議員世襲禁止!


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