「植田紳爾せんせいが、マンガ原作をしたことがあったらしい」48へえ!
「ばらよ美しく咲け―宝塚スター物語 (1977年) (マーガレット・コミックス)」(南雲慶子・植田紳爾 /集英社)より
※中古でまだ手に入ります。
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ベルばらブームの頃に、マーガレットに宝塚スター物語のマンガが連載されていたらしいですね。
原作は我らが紳サマ・・・植田しんじ先生です。
これ、お借りした資料で当時のマーガレットの「切り抜き」で一部を読ませていただいたことがあったんですが、まさかコミックスになっていると思いませんでした。
わたしが子供のときに、親戚の家で読んだ漫画雑誌に「大浦みずき物語」が載ってたのが鮮烈に印象に残ってて、ソレをもう一度読みたいと思ってるんですよ。
で、それどっかにないかなーと思って探していたら、大浦みずき物語はなかったけど、このコミックスを見つけたっていう。
いわゆる「ベルばら四天王」をモデルにした漫画です。
ざっと内容をご紹介ー。
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●榛名由梨「ばらよ美しく咲け」(初出:昭和50年 週刊マーガレット49号)
ウエストサイドストーリーを契機に、自分の力を発揮することを覚えた榛名。
つらい父との別れを乗り越えて舞台でスターとして輝く!
努力の人「榛名由梨」の物語。
●安奈淳「ひびけ心に」(初出:昭和51年 週刊マーガレット9号)
両親が宝塚ファンで、ものごころつくころから観ていた安奈。
別科から音楽学校へ、そして入団。
シャンゴは大変だったけど、大評判に。しかし彼女は悩んでいました。
「追憶のアンデス」で演技の壁にぶち当たっていたのです・・・。
●鳳蘭「はばたけ世界へ!」(初出:昭和51年 週刊マーガレット16~17号)
中国人社会で育ち、学校の友人たちに心配されながら宝塚へ入った鳳。
ボーイフレンドを振り切り、見合いを断って宝塚の舞台に賭けます。
緊張したパリ公演を成功させ、ベルばらフェルゼンが決まって張り切っている・・・っていう話。
●汀夏子「炎の妖精」(初出:昭和51年 週刊マーガレット51号)
中学一年のときに宝塚にハマッてしまった汀。
宝塚にあこがれを募らせていたある日、母が別科を進めてくれました。
母に経済的な負担をかけることから気持ちに迷いがありましたが、「宝塚の別科」のゲタ箱に自分の名前があるのを見ただけで胸は高鳴り、彼女は生き生きとレッスンに通うように。
トップで音楽学校を卒業し、入団。母や祖母に感謝しながらスター街道へ!
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・・・と、まあ、こんな感じです。
単なるマンガとしてみると、いちばん面白いのはツレ様だな。
ボーイフレンドとか出てきて、ストーリーに少女漫画としての華がありますな。
音楽学校一日ルポとか、汀さんの宝塚語りとか、企画ページも読み応えありました。
企画モノとして一本ぐらいはともかく・・・一冊のコミックスにできる分量、4本(ツレ様のは2回だからそれを2カウントにすると5本ですね。)にもわたって企画されたっていうのがスゴイなと思います。
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