気楽に山歩き

山歩きもHPも気楽に楽しむ日々を綴ります。話題は主に山歩き関連です。

東北5日目: 秋田駒ヶ岳(8/14)レポ

2013年08月26日 | 山歩き

【写真:男岳山頂で】

5日目(8/14) 秋田県(秋田駒ヶ岳 200名山)

二日目に日程を急ぎすぎ、一日予備日が出来ていたので
ここで秋田駒に行くことにしました。
そんな折、Yさんと連絡がつき一緒に行くことに♪
先月の八ヶ岳以来の再会です(^^ゞ

天気に恵まれ、お花もまだいろいろ咲いていて
十分楽しめました。


*****************************

2013年8月14日(水)
標高:秋田駒ヶ岳 男岳 1623m
登山口:八合目 約1310m
標高差  約313m


Member.3人(Yさん、トシちゃん、sanae)
天気:晴れ。ただし霞で山頂遠望はきかず。

【コ ー ス】
八合目(1310m)7:15~片倉岳7:50~男岳8:45-9:20~
大焼砂(大休憩)11:00-12:00~横岳12:38-13:00~
焼森分岐13:08~八合目13:40

所要時間約6時間25分(休憩時間含む)


今回歩いたコース
反時計回り(赤線)



朝起きると隣にYさんの車が到着してました。
遅かったのだろうから起こさないようにと思ったのですが
間もなくYさんも起床。

夜中の到着時には流れ星がたくさんあったようで
「起こしてくれれば良かったのに!」と言ったものの
こちら爆睡で起きる訳ナイナイ(笑)
でも見られなくてチョット残念でした(^^ゞ
願い事たくさんあったのに(笑)

アルパこまくさ駐車場からの秋田駒ケ岳


一緒に朝食を済ませ、二番手のバス6:31発に乗り込みます。
(始発は6:01。片道600円)


始発は3名ほど?だったようですが、
二番手発も少なく、楽に座って行けました。
大雨の影響で前日まで運休だったようで、
ここでも運が良かったようです^^;

バスに揺られて八合目。
良い天気に気分もハイ!
仲間がいるとそれも嬉しい♪


八合目の水場、冷たくて美味しいです。


同乗者は既に殆ど先行。
我らは歩くコースを相談してのんびり出発です。



秋田駒ヶ岳は秋田第一の高峰。
各地の駒ケ岳と区別するために秋田駒ヶ岳、あるいは秋田駒と呼ばれていますが
男岳(おだけ、1,623m)、女岳(めだけ、1,512m)、
男女岳(おなめだけ=女目岳 1,637m)、横岳など全体の総称です。


さすが高山植物が豊富で有名な山、
歩き出すと次々にお目見えです。

ウメバチソウ


ミヤマアキノキリンソウ


終盤を迎えた花もありましたが
まだまだたくさん並んでいます♪


?(ミヤマニガナ?)


イブキゼリ?



比較的新しい溶岩流堆積の跡


新しい時期では昭和45(1970)年9月18日に女岳が爆発したそうですから
その時の痕跡でしょうか?(大きい爆発ではなく、翌年の6月には終息)
現在も気象庁が「噴火警戒レベル」を導入している
全国30火山(平成25年7月25日現在)の一つだそうです。



ノコンギク





ノリウツギ



振り返ると乳頭山方面がみえてきました。


ハクサンシャジン


片倉岳


展望所。
田沢湖も見えるのですが、靄っていて
すっきりとは見えません。
今回も遠望は霞がかかったような視界です。

ミヤマホツツジ



楽しいお花畑が続きます。


シロバナトウウチソウ







阿弥陀池


池の向こうに小屋
今回はそちらには行かず、
この最高峰の男女岳もパスします。


男女岳って、なんて読むんだっけ?
忘れてしまいまして、調べたら「おなめだけ」
女目岳とも書くそうで、意味はお妾さんだとか。



ミヤマコウゾリナ


男岳へ


気持ちのいい青空の下
涼しくて空気も爽やかでした。


トウゲブキ


ヤマハハコ


お花の見事な7月ほどではないにしても、
今の時期でも混雑しそうですが
木道には驚くほどに人がいません。


奥には岩手山、足下にハクサンシャジン


稜線に出るといっそう心地よい涼風
反対側には女岳、小岳が見えてきました。


向かう先は男岳


かつては女人禁制の山で、
山岳信仰はこの男岳(別名駒形山)。
山頂には駒形神社が祀られています。


山名に男女を充てているのは男神、女神の信仰から
きているものと考えられているそうです。

女神とか女岳とかありながら
女人禁制だったというのも変な話ですが・・・


ミヤマウツボグサ



その男岳、女岳にまつわる伝説もありました。
男岳と女岳は夫婦で小岳は子供。
横岳のつながりは分かりませんが、
同じ家族なのだそうです(定かではありませんが^^;)

そして男女岳はお妾さんで、背が高く姿も良いことから
奥さんの女岳が嫉妬して時々爆発おこすとか!

女岳と男女岳の間には横岳の尾根があって
お互いに見えないそうなんですけどね(^^ゞ

トリカブト


・・・って、ここでタイミングよく?
トリカブトが出てきまして(笑;
いえいえ、冗談です(^^ゞ


蝶?


蝶はあちこちの花に行きますが、
妻を娶った殿方は、それじゃ困りますよね(^^ゞ


いえいえトシちゃん、アナタのことではありませんって!


チト短気でも誠実で助かっております、ハイ(^_-)
これからもよろしくお願いします(^^ゞ


山頂からの遠望もやはり残念でして、
田沢湖もかすかに見える程度でした。


天気はとても良かったのですが・・・

気持ちの良い山頂で冷たいパインを戴いてすこしのんびりし、


再び分岐まで戻ります。


ミヤマリンドウ


エゾシオガマ


左は阿弥陀池、正面は横岳方面ですが
この後右のムーミン谷へ。かなり下がります。


分岐。
ここから右へ。


足下に気を遣う下り・・


斜面には終盤ながらニッコウキスゲ




シロバナニガナ




ウマノアシガタ(キンポウゲ)


ハクサンフウロ


ウゴアザミ


エゾニュウ


オニシモツケ


ミヤマダイコンソウ


女岳へのコースは地図になかったのですが、
標識があり、道筋らしきものがありました。


もちろんスルーですが。


この男岳、女岳、小岳、横岳という穏やかな家族山に囲まれた谷もまた
花や風景が素敵でした。谷とはいえ開放的な感じがします。


駒池とミヤマカラマツ


花の終わったチングルマ


咲き残りのハクサンシャクナゲ


ホソバノキソチドリ?





ウサギギク


エゾツツジ・・・ここで見られるとは!
幌尻岳以来です♪




エゾツツジとネバリノギラン


風に揺れる一面のチングルマ
一面真っ白なお花の時期に見てみたいものです。




トンボ


クルマユリ


砂礫が現れてガラリ風景が変わりました。




一面にコマクサが咲くそうですが、
ほとんど終わってほんの少しだけ見ることができました。




オヤマソバ


横長根に出るとトンボがたくさん飛んでいました。
お蔭でブヨなどいないので快適です♪


横岳への稜線
途中でお昼休憩です。
思いのほか人が少ないので貸切状態な感じ!
の~んびりとこの風景、空気を楽しみました。



1時間ほど休んで再び歩き出しますが
富士山の砂走りのような歩きにくさ・・・
この辺りは大焼砂(おおやけすな=大規模な火山砂)と呼ばれています


振り返り、このまままっすぐ下りていけば国見温泉への下りですが
ここを登ってくるのは歩きにくくて辛そう・・・^^;


小岳、女岳、男岳。
その間の谷を歩いてきました。
良い眺めです。


この谷をムーミン谷と名付けたのは
秋田駒をパトロールしていた学生さんだそうで、
30年くらい前のことだとか。
そういえばそんなアニメがありました。
岸田今日子の
♪ねぇ、ムーミン
 こっちむいて・・・♪と
いう歌詞だったかな、ムーミンの声と
歌を歌っていましたね。


なぜかマゴタンが持っていました、ムーミン!(^^ゞ


秋田駒のムーミン谷ってどこだろうと
思っていましたが、
ここのことだったのですね。
やっと謎が解けました(^^ゞ

なぜここにいるのかな?蝉君!


タカネスミレも少しだけ残ってました♪




大焼砂の奥にかすかに見えるのは
明日行く和賀岳でしょうか。。。


すっきり晴れていれば東に早池峰山なども
見えたのでしょうに。


横岳山頂


乳頭山への縦走の時ここを通って行ったのを
思い出します。

ここもトンボがいっぱい!
手乗りトンボです(Yさんの手)^^


横岳を後にして焼森経由で八合目へ向かうことにします。

焼森


イワブクロ


焼森から阿弥陀池の方を見ると
まだ雪渓の残っている所がありました。


この風景も見納め。
奥の乳頭山(左)や岩手山(右)を
眺めながら下山します。






八合目到着。
のんびりと楽しんできましたが
まだ14時前でした。

バスを待っている間にも大勢下りてきて、
あらま、こんなに人がいたのかしらと
思いました(^^ゞ

バスには皆座れましたがザックを抱えてギュウギュウでした。
それでも心地よくまどろんで
14:30にはアルパこまくさの駐車場へ。

アルパこまくさでも入浴できましたが水沢温泉へ。

良いお湯でした!


翌日は和賀岳。
こちらもYさんとご一緒することになり、
スーパーで買い物した後登山口へ。

ブヨがいて怯みましたが何とか追い払い、
食料持って側の立派な小屋へ逃げ込みました。

先客がいましたが、
ご挨拶してそれぞれのテーブルで夕食。

写真を撮るのをすっかり忘れましたが
この夜はステーキを焼いて、お寿司やら
お惣菜をいろいろ並べ、
もちろんビールもつまみも・・・と豪勢でした。

ブヨがいなければ外でやっていたのですが・・
宴会!(^^ゞ

で、食後は車へ戻り、さっさと就寝。
ZZZZZ・・・

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9 コメント

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涼しい山歩き (わい)
2013-08-27 05:44:53
秋田駒は、いつ行っても良い山ですね
ご一緒出来て楽しかったです。
ブヨも、蚊も居なくて快適な山歩き、また秋も少し感じれて、やっぱり東北っていいなぁ
と思ってしまいました。
としちゃんと水沢温泉入ってゆっくり出来たのもまた、良かったです
返信する
秋田駒 (河童)
2013-08-27 06:57:32
 もう何年前かなぁ~。
確かその時私たちもリアルタイムで
わいちゃん達にメールした様な記憶があります。
 でも東北は四国からだと片道1日かかるので
いやいやまっこと羨ましい限りですよ(^o^)
そんな遙か彼方から
爽やかな風を頂き感謝感謝です。

PS わいちゃん。ザックが素敵(笑)
返信する
わいさん (sanae)
2013-08-27 21:44:09
秋田駒はまさか行けるとは思わなかったのですが、一応リストアップしておいて良かったです。
たまたま同じ東北にいて、あのように合流できるなんて、今の時代は便利ですね~(^^ゞ
フットワークも軽ければ、足並みも軽くてさすがわいさん!
秋田駒は良かったです~♪
展望はイマイチでしたが天気が良くお花見も最高、気候も空気も快適でした♪
水沢温泉もゆっくりできてgood!でした(^^)v
返信する
河童さん (sanae)
2013-08-27 21:49:53
今や連絡も人もリアルタイムに繋がる時代ですね~
若い人には当たり前でも一世代前の人間にはもう驚かされるばかりです(笑)

いやいやいい子ですわ~!とても楽しかったですよ♪
そうそう、ザック、とても便利そうでした。
似合ってますよね(^_-)
返信する
秋田駒ケ岳 (ひーた)
2013-08-28 00:37:19
sanaeさん、こんばんは。
実は秋田駒ケ岳のレポ、凄く楽しみにしていました。
なぜなら、来月末にトレッキングクラブで登るから♪
コースは八合目~阿弥陀池~男岳~避難小屋~女目岳~避難小屋~八合目とあるので、一部コース取りが一緒のようです。
その頃は花がたぶんないと思いますが・・・写真を見ていると写欲をそそられる風景ですね。

ところで、sanaeさんとトシちゃんに出会った「まんてん道」のうちの「ブナッ子路」・・・あのブナ林がブナアオシャチホコの葉の食害で丸裸になってしまいました。
来年の春にはちゃんと芽吹いて元通りになると思うんですが・・・なんとなく(T_T)
返信する
ひーたさん (sanae)
2013-08-28 06:28:51
こんばんは。
東北を回っていた時、ひーたさんのことを思い出してました(^^ゞ
どこを歩かれているのかな~と!

秋田駒、来月末ですか。
少し秋めいた風景が楽しめそうですね♪
もしかしたら霜なんて降りているでしょうか?
雪の時期、といっても残雪期もきれいじゃないかな・・なんて思っていました。
今の時期もよかったですよ。
やはりお花の時期が最高ですね。
また6月か7月ごろにも歩いてみたいです。

ブナッ子路、大変なことになっているのですね。
あの立派なブナはどうなっちゃうのでしょう?

ブナアオシャチホコって初めて聞きました。
8~11,2年周期なんですね。
「発生が多いときには一帯のブナの葉が食い尽くされるが、枯死に至ることはない。」ということで少し安心しましたが、ちゃんと芽が出てくれるといいですね。
山ではいままだブナの木は青々していましたが、早くも寒々しい風景になってしまいましたね。
返信する
登るなら、7・8月ですかね? (るたん)
2013-08-30 00:07:44
sanae様、レポの景色をみていると、結構な時間の周回なのかと思ったら、そんなに時間は長くなくて、
いろんなお花や景色が眺められるコースですね。
ムーミン谷もなるほどと思います。
いつか登ってみたいですが、お花の7月8月が良いですかね?
返信する
るたんさん (トシちゃん)
2013-08-30 00:59:23
今のヘロヘロな私が即座に「ここならいいよ!」とOKする位のお気軽コースですよ。
花はやはり7月か8月初旬頃かな~。

それより るたんさんなら自分達が前回行った秋田駒から乳頭山までの周回コースをお勧めします
楽勝ですよ。
返信する
るたんさん (sanae)
2013-08-30 18:27:37
こんにちは。
その年によって開花状況が違うと思いますけど
ムーミン谷は6月末から7月初めにかけてがいいかな・・と思っています♪
7月はけっこう楽しめそうな感じですよ~♪
返信する

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