モンサントの業績が悪化しているというニュースに関連してですが、
Antitrust Questions for Monsanto
The Monsanto Company, the world’s largest seed producer, said on Thursday that the Justice Department had formally requested information on its herbicide-tolerant soybean seed business as part of an investigation into anticompetitive practices.
法務省が除草剤耐性の大豆の種子ビジネスの情報をモンサントに対し正式に求めた。調査は競争制限行為にかんするもの。
The company said in a statementthat the Justice Department was seeking confirmation that competitors and farmers would have access to the seed, first-generation Roundup Ready, after the patent expired in 2014.
法務省は、その調査で2014年に特許の切れるラウンドアップレディの第一世代の種子に、農家や他の業者がアクセス可能であることを確認しようとしている。
Monsanto will not block seed makers from creating generic versions of any of its gene-modified seeds as they lose patent protection, the chief executive, Hugh Grant, said. Starting in 2015, farmers can replant Roundup Ready soybeans saved from the last year’s harvest, and rival seed makers can create their own Roundup-tolerant seeds.
モンサントは特許切れとなる遺伝子組み換え種子について、他の業者がジェネリックバージョンを製造することをブロックしない。2015年からは農家もラウンドアッフレディで前年に収穫されたその種子を再度播いて良いし、ライバルの種子メーカーも自身のラウンドアップレディ種子を製造してかまわない。
Including seeds made by licensees, about 93 percent of soybean plantings last year contained Monsanto’s Roundup Ready trait.
ライセンシーによって造られたものを含めて、去年育てられた大豆の93%はモンサントのラウンドアップ耐性の遺伝子を含んでいる。
農家が、ラウンドアップレディという遺伝子操作した除草剤に強いモンサントの大豆の種子を育てて収穫して、収穫した種子の一部を残しといて次の年に播く、というのは農家とモンサントの間の契約で禁止されているようでして、
ジーンポリスというモンサントに雇われた調査員が農家にやってきて、種を隠していないか調べる。毎年たくさんの農家が、違反を理由に訴訟されているようですな。ちょうどそのことを取り上げているドキュメンタリーがありました。
The World According to Monsanto p7
日本じゃ農協、米国じゃモンサント。逆らっては生きていけない。
市民運動家出身のオバマ大統領のもとで、法務省が大企業を牽制する動きに出ているって感じでしょうか。
いや、こういうきちんとしたドキュメンタリーが、ただで、簡単に、何時でも観ることのできる時代なんですな。ちょっとびっくり。
お時間があれば最初からどうぞ。
The World According to Monsanto - Part 1 of 8
政府の経済政策関係の幹部がゴールドマンサックス関係者で占められて、政府が乗っ取られた、癒着だ、税金ドロボーだ、みたいなハナシがあっちこっちで書かれてますし、マイケルムーアの映画にもあったんですが、それって金融関係だけじゃないんですな。
このドキュメンタリーでは、幹部が食品医薬品局(FDA)とモンサントの間を行ったり来たりするリボルビングドア方式になってて、癒着の結果、規制がしり抜けで、モンサントの本当は危険な製品が許容されている、と告発しています。
初代ブッシュ大統領の規制緩和、クリントン時代の米国次世代ビジネス育成政策の後押しで、うるさいこと言うな、という政治的圧力もあって、こいつはあぶないぞ、と声をあげるまともな人達はつぶされていった、という政治的背景もあるとかで。
自然交雑によって、ラウンドアッフレディの遺伝子が、自然種に交じってしまって、メキシコで変種が育ってる、みたいなハナシも出てて、
ゾゾッとするんですがね。
Antitrust Questions for Monsanto
The Monsanto Company, the world’s largest seed producer, said on Thursday that the Justice Department had formally requested information on its herbicide-tolerant soybean seed business as part of an investigation into anticompetitive practices.
法務省が除草剤耐性の大豆の種子ビジネスの情報をモンサントに対し正式に求めた。調査は競争制限行為にかんするもの。
The company said in a statementthat the Justice Department was seeking confirmation that competitors and farmers would have access to the seed, first-generation Roundup Ready, after the patent expired in 2014.
法務省は、その調査で2014年に特許の切れるラウンドアップレディの第一世代の種子に、農家や他の業者がアクセス可能であることを確認しようとしている。
Monsanto will not block seed makers from creating generic versions of any of its gene-modified seeds as they lose patent protection, the chief executive, Hugh Grant, said. Starting in 2015, farmers can replant Roundup Ready soybeans saved from the last year’s harvest, and rival seed makers can create their own Roundup-tolerant seeds.
モンサントは特許切れとなる遺伝子組み換え種子について、他の業者がジェネリックバージョンを製造することをブロックしない。2015年からは農家もラウンドアッフレディで前年に収穫されたその種子を再度播いて良いし、ライバルの種子メーカーも自身のラウンドアップレディ種子を製造してかまわない。
Including seeds made by licensees, about 93 percent of soybean plantings last year contained Monsanto’s Roundup Ready trait.
ライセンシーによって造られたものを含めて、去年育てられた大豆の93%はモンサントのラウンドアップ耐性の遺伝子を含んでいる。
農家が、ラウンドアップレディという遺伝子操作した除草剤に強いモンサントの大豆の種子を育てて収穫して、収穫した種子の一部を残しといて次の年に播く、というのは農家とモンサントの間の契約で禁止されているようでして、
ジーンポリスというモンサントに雇われた調査員が農家にやってきて、種を隠していないか調べる。毎年たくさんの農家が、違反を理由に訴訟されているようですな。ちょうどそのことを取り上げているドキュメンタリーがありました。
The World According to Monsanto p7
日本じゃ農協、米国じゃモンサント。逆らっては生きていけない。
市民運動家出身のオバマ大統領のもとで、法務省が大企業を牽制する動きに出ているって感じでしょうか。
いや、こういうきちんとしたドキュメンタリーが、ただで、簡単に、何時でも観ることのできる時代なんですな。ちょっとびっくり。
お時間があれば最初からどうぞ。
The World According to Monsanto - Part 1 of 8
政府の経済政策関係の幹部がゴールドマンサックス関係者で占められて、政府が乗っ取られた、癒着だ、税金ドロボーだ、みたいなハナシがあっちこっちで書かれてますし、マイケルムーアの映画にもあったんですが、それって金融関係だけじゃないんですな。
このドキュメンタリーでは、幹部が食品医薬品局(FDA)とモンサントの間を行ったり来たりするリボルビングドア方式になってて、癒着の結果、規制がしり抜けで、モンサントの本当は危険な製品が許容されている、と告発しています。
初代ブッシュ大統領の規制緩和、クリントン時代の米国次世代ビジネス育成政策の後押しで、うるさいこと言うな、という政治的圧力もあって、こいつはあぶないぞ、と声をあげるまともな人達はつぶされていった、という政治的背景もあるとかで。
自然交雑によって、ラウンドアッフレディの遺伝子が、自然種に交じってしまって、メキシコで変種が育ってる、みたいなハナシも出てて、
ゾゾッとするんですがね。
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